かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

これから年寄りは大事な顧客になるだろうに、携帯会社が残念なサービスしか用意できてないのは大丈夫なのでしょうか?

2019-01-06 19:12:34 | Weblog
 今日の奈良市の最低気温は3.2℃、最高気温は8℃、五條市の最低気温は0.6℃、最高気温は6.2℃でした。どんよりしたくもり空ではありましたが、今日は年始参りに枚方の実家に朝から出かけました。関東にいる弟がこの日帰ってくるというので例年の3が日中の帰省を止めて今日にしたのですが、肝心の弟は風邪でダウンして来ず、いつもの両親へのご機嫌伺いになってしまいました。せっかくうまい奈良の地酒を用意して行ったのですが、両親と乾杯して帰ってきました。その父親も御年84歳になりますが、まだまだ頭もはっきりしていて元気です。また78になる母と台湾旅行に行こうと計画を練っていたりしますが、 是非ボケること無く元気で長生きしてもらいたいものです。

 さて、父親の使っている携帯電話が、少し前にガラケーからガラケースタイルの年寄り向けスマホに変わっていたのですが、月々の使用料がこれまで2千円程度だったのに今月急に6千円を超える請求が来て、途方に暮れていました。新しいものや横文字音痴な父親は料金のお知らせメールやそれに書いてあるURLを見てもそれをどうして良いのかを理解しておりませんので、利用明細を確認したくてもできません。そこで行ったついでにタブレットでauのサイトに明細を見に行ったのですが、通信料として6千円弱計上されているばかりで、それがどういう内容なのかは判りませんでした。本人はネットとか使ったことはないといいますし、インターネットのサービスをそもそも理解していないので使うはずがありません。結局謎のまま、消費者センターにでも相談してみたらどうか、と最寄りの相談所を検索して教えたところ、明日にでも行ってくる、というのでその話は終わりましたが、翌々考えてみるとやっぱり今の通信環境というのは年寄りには酷なものが多いと思いました。
 例えば携帯は年寄り向けに普段使うコマンドは極力絞られ、大きな字でそれなりにわかりやすくなっていますが、いざ利用料金を確認したりしようとすると、表示画面がガラケー並みしかありませんから非常に小さな文字となり、年寄りには見えないサイズになっています。他のサービスについても表示が小さすぎて父にはとても読めるものではありません。父はauからのお知らせメールが毎日のように入るのを詐欺メールか何かのように勘違いして大変迷惑がっていました。お知らせに書いてある「横文字のズラズラっとあるやつ(要するに、お知らせ内容の詳細が分かるウェブサイトのURLです)」を苦労して選択してみても、パケット通信で有料になる、という表示に恐れ、それ以上やろうとしませんし、多分それを選択して通信することができたとしても、表示がまず見えませんし、見えたとしてもその先の内容が理解できずに詰まるのは目に見えています。
 なんとも年寄りには難しい次代になっているのだなと改めて思いましたが、これから年寄りが増えていくというのに未だにこんなサービス環境しか用意できていないというのはインフラ企業として大丈夫なのだろうか? と心配になりました。まあいずれ自分もそうなる時が来そうだと思うと、ぜひ今のうちに携帯会社には各種サービスのユニバーサルデザイン化、バリアフリー化を進めておいて欲しいです。

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