かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

長崎県職員の9割以上が不健康との結果ですが、40歳超えればどこかに何かの不調くらい抱えてても不思議ではないでしょう。

2019-01-29 19:54:23 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は0.5℃、最高気温は8.1℃、五條市も最低気温は−0.7℃、最高気温は6.5℃でした。今日も朝から曇りがちの空模様で、弱いながらも冬の季節風が冷たく、寒々しい1日になりました。先日の強い寒気は大本が抜けましたが、まだ少し頭上に残っているようで、明日にはそれも抜けて再び少し暖かくなってくるようです。明後日は雨のようですが、既に早くも春の兆しがあるのか、雨のあとはぐっと気温が上がってくる模様。まさかもう冬が終わって、一雨ごとに暖かくなってきたりするんでしょうか?

 さて、長崎県庁で、職員4095人に行った健康診断の結果、軽度異常や再検査、要精密検査などの有所見となった職員が、全体の92.8%に上り、問題なく健常と分類されたのは1割にも満たなかったとのことです。有所見者のうち、67.8%が血中脂質異常、血糖値が引っかかったのが33.6%、高血圧が33.9%で、複数の所見を持つヒトも結構な数になったようです。県職員の平均年齢は昨年4月時点で43.5歳とのことで、まあそれなりに年が進んでいるようではあります。長崎県では、知事以下「健康長寿日本一の県づくり」を掲げているにも関わらず、膝下の職員のほぼ全てが「不健康」という状態に危機感を抱いており、職員向け健康講座などを開いて啓発に努めているのだそうです。
 まあ40代にもなれば色々と身体に不調の一つも出てくるのはそう珍しいことでもなかろうと思いますし、大半は軽度異常で経過観察日常業務に支障なし、という診断なのだろうと思いますが、震災や台風など一朝事あるときは率先して事態の収拾に当たらねばならない県庁職員が、有事の際には手足となるどころか身体が持たずに足を引っ張りかねないというのは、県民にとってもあまり嬉しい話ではないでしょう。特に今も年功序列を頑なに守る公務員組織のこと、多分指揮を執るべき幹部職員ほど健康度の悪化は深刻なはずで、有事の際には上ほど先にバタバタと行ってしまうかも知れないというのは、ゾッとしない話です。しかし、いくら啓発活動を強めたところで、率先して運動をしたり食生活を改めたりできるものではありません。そんなことが可能になるなら世の中からダイエット情報などなくなっているでしょうし、いつまでも華やかに喧伝されるということは、一向にそれらが改善されていないということで、県庁職員のみ例外的に開明的・禁欲的で忍耐強く体質改善に挑めるような超人である、というわけではないでしょう。もっと根本的に別の方法を模索すべきであろうと思いますが、「健康長寿日本一の県づくり」を目指すというのなら、せめて誰でも絶対に3日坊主にならない日常的な運動の仕方でも研究してもらいたいと思います。


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