今朝の奈良市の最低気温は−1.1℃、最高気温は10.2℃、五條市も最低気温は−3.6℃、最高気温は9℃でした。朝からずっと曇り空で昼間にわずかに日差しがあっただけの空模様だったにもかかわらず、朝は強い冷え込み、昼間はそこそこ気温が上がるという、まるで快晴の日のような気温になりました。こんな天気の日にここまで気温が上がるのを観ると、やっぱり今冬は暖冬なのだな、と思います。
さて、住宅の屋根に取り付けた太陽光発電システムが、経年劣化などで発火する事故が相次いでいるのだそうです。28日に消費者庁の消費安全調査委員会がまとめた報告書にある話で、2008年3月から2017年11月までの10年間で、発火は127件、そのうちの72件について内容を精査した結果、モジュールやケーブルから火が出たのが13件、うち7件は屋根に延焼しており、いずれもパネルと屋根の間に不燃材がない屋根一体型のものとのことです。配線の接続部分に不具合が生じて電気が流れにくくなり、余計な負荷がかかって発熱する場合があるそうですが、他にも発電した直流の電気を家庭用の100V交流に変換するパワーコンディショナーが焼けたり、接続部分が燃えたりしており、原因としては経年劣化や、組み立て時の接続部分の処理がまずかったり、水が入った利したものと考えられるようです。
現在、住宅用太陽光発電システムは全国で約240万棟に設置され、うちモジュールと屋根の間に不燃材が設置されていないのが11万棟あるのだそうです。その数字を見ると発火127件は案外少なく見えますが、原因が経年劣化なら今後古いのから順に劣化が進んで発火する例も増えるかも知れず、あんまり安閑ともしていられないかも知れません。エコとか地球温暖化とかでもてはやされた太陽光発電ですが、それなりにメンテナンスもしてやらないと、性能が劣化し何より危なくなるという点は他の家電などとまるで変わらないもののようです。業界や行政は、めくるめくバラ色の新未来を歌うばかりではなく、こういった危険性やコストもしっかり伝えて行く必要があるでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
さて、住宅の屋根に取り付けた太陽光発電システムが、経年劣化などで発火する事故が相次いでいるのだそうです。28日に消費者庁の消費安全調査委員会がまとめた報告書にある話で、2008年3月から2017年11月までの10年間で、発火は127件、そのうちの72件について内容を精査した結果、モジュールやケーブルから火が出たのが13件、うち7件は屋根に延焼しており、いずれもパネルと屋根の間に不燃材がない屋根一体型のものとのことです。配線の接続部分に不具合が生じて電気が流れにくくなり、余計な負荷がかかって発熱する場合があるそうですが、他にも発電した直流の電気を家庭用の100V交流に変換するパワーコンディショナーが焼けたり、接続部分が燃えたりしており、原因としては経年劣化や、組み立て時の接続部分の処理がまずかったり、水が入った利したものと考えられるようです。
現在、住宅用太陽光発電システムは全国で約240万棟に設置され、うちモジュールと屋根の間に不燃材が設置されていないのが11万棟あるのだそうです。その数字を見ると発火127件は案外少なく見えますが、原因が経年劣化なら今後古いのから順に劣化が進んで発火する例も増えるかも知れず、あんまり安閑ともしていられないかも知れません。エコとか地球温暖化とかでもてはやされた太陽光発電ですが、それなりにメンテナンスもしてやらないと、性能が劣化し何より危なくなるという点は他の家電などとまるで変わらないもののようです。業界や行政は、めくるめくバラ色の新未来を歌うばかりではなく、こういった危険性やコストもしっかり伝えて行く必要があるでしょうね。
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