かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

アポロ計画でわざわざ月から持ち帰った石が実は元地球産だった可能性があるとの研究が公表されました。

2019-01-26 21:05:15 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は1℃、最高気温は4.7℃、五條市の最低気温は0.6℃、最高気温は3.1℃でした。今日は朝の冷え込みはさほどでもありませんでしたが、1日強めの冷たい季節風が吹き続けて、ひたすら寒い一日となりました。朝から時折みぞれ混じりの雨や雪が舞い、午後遅くに一時雲が切れて日差しが届きましたが、それも1時間位あったかどうかでまるで暖かくならず、一日中ストーブに火をつけていました。休日は大抵昼間ストーブを消して過ごしていたのですが、今日はとても寒さに我慢がなりませんでした。明日は少し天気も持ち直し、寒気も抜けていく模様ですが、来週末再び強い寒波がやって来るみたいで、厳寒期らしい天気にまたなりそうです。

 さて、1971年に月面着陸したアポロ14号が持ち帰った「月の石」が、実は地球由来であったという論文が発表されました。石の組成を調べたところ、地球ではよく観られるが月ではあまり観られない石英、長石、ジルコンなどの鉱物が含まれており、その岩石が形成された温度やその時の環境を調査したところ、およそ40〜41億年前に地表下20キロの深さで形成されたとの結果が得られたそうです。このことから、当該の岩石は、過去地球に彗星や小惑星が衝突した際、その衝撃で地球から飛び出て、当時今よりもずっと近い十数万キロ先の月に激突、月表面を溶かしながら一旦月に埋まり、その後2600万年前の小惑星の衝突で月表面に露出し、1971年になって、アポロ宇宙船によって地球に帰ってきたのだろう、と
いう結論でした。
 
 論文の研究者は、この結果について地質学者の中には異論もあるだろうことは認めつつ、何度も激しい小惑星の衝突にさらされていた40億年前の地球の状況を考慮すれば、地球の岩石が月に飛んでいくのもそう驚くほどのことはない、との見解を示しました。
 私としては、それを偶然にも宇宙飛行士が拾って持って帰ってきた、という事実に驚きますが、ひょっとしたら月のこちら側には河原に落ちている石位ありふれた存在として、地球産の岩石が転がっていたりするのかも知れません。もしそうなら、1970年の大阪万博のアメリカ館で、アポロ12号がもって帰ってきた石が展示されていましたが、あれもひょっとして元地球産だったりするんでしょうか?

コメント (2)
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