かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

眠っているのは卑弥呼かも? という箸墓古墳を宇宙線で透視しようというのは、宮内庁的に許されるんでしょうか?

2020-01-09 19:21:50 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は6.8℃、昼の最高気温は13.1℃、五條市の今朝の最低気温は6.1℃、昼の最高気温は13.5℃でした。昨日ほどではないですが、今日も1月とは思えないほどの高温になりました。雲が多い空模様でしたが晴れ間もまずまずあり、日向では思わずぼうっと日向ぼっこしたくなるような陽気を感じました。
 明日以降も、少しまた気温が低くなってくる見込みですが、相変わらず1月らしからぬ高めが暫く続くようです。さすがにこれだけ続くと冬や春の農作物への影響などが気になってきますが、これから寒くなることもあるのでしょうか? さすがにこのまま春になることはないと思いますが、下がっても果たしてどこまで冷えてくるものなのか、大変不可解な今回の冬です。

 さて、卑弥呼の陵墓かもしれない、との話もある我が国最初期の前方後円墳、奈良県桜井市の箸墓古墳について、県立橿原考古学研究所が物質を透過する宇宙線「ミューオン」を用いて陵墓の敷地の外側から墳丘内部を観察する調査を実施していました。箸墓古墳は、第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓として宮内庁に治定されているため、皇族関係として発掘等の考古学的調査が厳しく制限されていますが、このような陵墓を外側から宇宙線を用いて透過観察するというのは、全国で初めてなのだそうです。
 方法は、陵墓を透過したミューオンの軌跡を捉える13cmX30cmの高感度フィルム4枚を取り付けた装置を陵墓の周り4箇所に設置し、フィルムを交換しながら4月まで調査を行い、その結果を解析することで、陵墓内の空洞などを観測しようというものです。方法としては、既にエジプトのクフ王のピラミッド内にこれまで知られていなかった大きな空間を発見するなど成果を挙げている方法で、今回の調査により、謎に包まれた陵墓の内部構造が明らかになるものと期待されています。
 まあ、宮内庁が邪魔立てを止めて発掘等考古学的調査が実施されればこんな方法を取る必要もないのでしょうが、こうして陵墓内部を「盗撮」されることについては、宮内庁はどう考えているんでしょうね。発掘が駄目ならこんな「覗き」も駄目なのでは? なにせ眠っていると考えられるのは女性ですし、と言ってあげたい気も致しますが、是非見解を聞かせて欲しいものです。

コメント
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