かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

これはまた随分とリアリティと嘘くささが同居した夢を観ました。

2022-11-10 20:35:07 | 夢、易占
 奈良市の今朝の最低気温は7.4℃、昼の最高気温は22℃、五條市の今朝の最低気温6.3℃、昼の最高気温は22.2℃でした。今日も変わらず小春日和の秋晴れな良い天気でした。朝は少し寒かったような感じがしましたが、実のところ昨日とさほど変わらなかったため、これは寝不足による体調の影響があったのかもしれません。今朝は朝4時頃一度目が覚めましたが、そのまま2度寝し、6時過ぎに目覚めました。その4時に起きる前に一つ、4時から6時の二度寝の間に2つくらいかなり濃密な夢を観たのですが、全てを記憶するには能わず、二度寝の際の夢を一つ記憶に留めることが出来ましたので、それを記録しておきましょう。

 私は名古屋に遊びに来ています。昔はよく行っていたのですが今回久しぶりに来た(と夢の中の自分は思っていますが実際には行ったことがありません)保育所? 児童預かり? の建物に来ています。小さな長屋のような間口の狭い入り口を入ると、何人かの子供が屯しており、窓際のテーブルの上に、無造作に同人誌が散らばり、1人の小学生中学年位の男児がその一冊を熱心に読んでいます。私もその中からB6サイズの1冊を拾い上げ、パラパラとめくってみます。「うる○やつら」の同人誌らしいですが、かなり古いものらしく、素朴な筆致の線画が幾つか描いてあります。それらを観ながらしばらくいましたが、泣き叫ぶ子供が出たりしていたたまれない気分になったこともあり、本来の目的地である近所の古書店に移動しました。
 古書店も小さな店舗で、中央の大きな書棚がちょうど壁となり、上から見るとコの字を左90度回転して両端が出入り口になっているような作りになっています。壁側も全て棚になっており、中央の書棚と壁との間に狭い通路が出来ていて、足元から頭上までうず高く本が無造作に積まれています。店内には何人か客が屯しています。左側の昔ながらのガラス張りの引き戸を引いて入ると、入ってすぐ左の棚がプラモデルのコーナーになっており、目線の高さのショーケースには、昔の軍艦の模型が幾つも並べられていました。その中でひときわ大きいのが長さ40センチ超の戦艦長門で、艦底部分もあるそのまま水に浮かべて遊べそうな模型ですが、どこかいびつでズングリした形に見えます。更に奥に入ると大戦時の戦闘機などの小さな飛行機の模型が並べられたケースや、全体のバランスからしたら3倍位は歪に大きいヤマトの艦橋を無理やり取り付けたアルカディア号や、5500tシリーズの軽巡や駆逐艦などの模型の艦尾に無理やりヤマトのエンジン様の部品を付けてパテ盛りしてあるものなどが雑に置かれています。右側上方の棚には海底軍艦轟天号の模型が幾つもあり、特徴的な艦首のドリルなどに荒々しくパテが盛られヤスリがけもされてないまま並んでいます。
 そのまま奥まで進むと左側にはウォーターラインシリーズの模型の箱が積まれていました。一つ一つ観るのは面倒なのでちょっと残念と思いながらもスルーします。奥の方から男性が進んできたので互いに譲り合って狭い通路を更に進むと、一番奥に店の親父さんが居ました。メガネを掛け半纏を着た頭の禿げたおじいさんが、本の山の後ろででんと構え、椅子に座って何かぶつぶつとつぶやいています。その前を通る時、左側足元の小さな本棚に入っていた、少女漫画もしくはコバルト文庫のような4冊の本がセットでフィルムに巻かれた固まりが通路側に転がり落ちてきました。そこでその前で一旦しゃがんで本の固まりを拾い、元の位置に戻しました。
 親父さんの前を通り抜けて右側の通路に入ると、同人誌のコーナーになっています。奥に中学生位の男児が一人、本棚にびっしりと詰め込まれたB5−A4の冊子を次々と出し入れしながら探しものをしています。私は本棚の手前の平台に積まれた同人誌に目をやり、右側の積み重なったB6版の本を幾つかちら見して、そのすぐ左手前に置いてあったとある女優の映画パンフか写真集のような本を取り上げてパラパラとめくり、この店も昔と比べて観るものが少なくなったな、と感慨にふけました。出口を前にして、次は向こうの商店街にある同系列の古書店に行ってみるかと思いつつ、スマホで調べて中古カメラ屋を見に行くのもいいかもしれない、名古屋だし何か面白いものが見つかるかも、と考えていました。

 今回の夢、懐かしい思いをしながら実は現実には行ったことも観たこともないところに出入りするという内容でした。特に出てくる模型とか明らかに歪で不格好であり、夢の中の自分もなにか変だ、おかしいとは感じていたのですが、残念ながらこれが夢だと気づくことが出来ませんでした。しかも名古屋は大須商店街に過去3回位行ったことがあるくらいで、近鉄や名鉄、JRの駅を除けばほとんど出歩いたことがないのですが、なぜに今回の夢の舞台に選ばれたのかも全くもって謎です。ただ、この夢の吉凶について卦を立ててみると、地沢臨六五、知ありて臨む。大君の宜なり。吉。となかなか良い卦が得られましたので、悪いことは無いのでしょう。そのうちいつかこんなノスタルジックな古本屋に出会えるのかもしれませんね。

コメント
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