奈良市の今朝の最低気温は5.7℃、昼の最高気温は16.1℃、五條市の今朝の最低気温3.8℃、昼の最高気温は16.3℃でした。今日も昨日とよく似た空模様で朝が始まりましたが、午後には雲も目立ち始め、程なくすっかり曇ってしまいました。週末は天気が悪いという週間予報を観ていましたので、てっきり天気の崩れが早まったのかと思ったのですが、日が落ちる前にはまた雲が切れて、日没後は星が見えるようになりましたので、まだしばらくは天気は保つようです。ただ日曜日の雨の予報は未だ変わっていませんので、この週末は土曜日のうちに家事を済ませておく必要がありそうです。
さて、大森一樹監督がなんと11月12日に亡くなっていたんですね。ここ最近、眠気が強かったりでSNSやネットニュースもあまり見ないで過ごしていたせいか、すっかり見落としておりました。気づいたのは朝通勤時に効いているラジオ番組で話題に上がったからで、それがなければひょっとしたらずっと気づかないままだったもしれません。享年70歳とは今日の日本人の寿命からしたらいささか早い終焉ですが、さりとてそれほど遅いというわけでもないですし、まずは大往生を遂げられたと思って良いのではと感じます。
大森監督作品といえば、私にとってはもう「ゴジラ対ビオランテ」しかありません。本多猪四郎監督の昭和ゴジラで育った私としては、平成ゴジラシリーズはほぼ全作品どうも肌に合わず好きになれないのですが、その中でこのビオランテだけは別格の手放しで面白いと感じたゴジラ映画でした。前作のゴジラが撒き散らしていったゴジラ細胞を巡る国際的暗闘や、そのゴジラ細胞の影響で怪獣化したバラの変異体ビオランテとゴジラとの対決は、「妖星ゴラス」で南極に据えた巨大ロケットで地球の軌道を変えてみたり、「海底軍艦」で旧軍の技術者が南海の孤島で「轟天号」を建造したり、「地球防衛軍」で宇宙人ミステリアスと戦う超兵器を次々開発する科学技術人であったりとした、かつての科学的大風呂敷ぶりが現代風(当時)にアレンジされて、実に堂に入った格好良い「科学」が描かれていたように感じました。まあ前作に続いて「スーパーX2」という不格好な新兵器が出てきたのはご愛嬌ですが、それでもゴジラの熱線を1万倍にして跳ね返すギミックは楽しかったと思います。
特撮部分は特技監督が仕切っていたそうですが、映画全体の指揮を取り、脚本を手がけたのは大森監督ですし、京都府立医大で医師免許までとったガチの理系としてその設定にも深く関わっていたことでしょうから、まさにこの作品は大森監督の代表作ではなかろうかと私個人は考えています。
これからも、大森監督のようにきっちり科学を学んだ上でエンターテイメントな職業を選ぶヒトが出てきて欲しいと思いつつ、そのご冥福をお祈りすると致しましょう。合掌。
さて、大森一樹監督がなんと11月12日に亡くなっていたんですね。ここ最近、眠気が強かったりでSNSやネットニュースもあまり見ないで過ごしていたせいか、すっかり見落としておりました。気づいたのは朝通勤時に効いているラジオ番組で話題に上がったからで、それがなければひょっとしたらずっと気づかないままだったもしれません。享年70歳とは今日の日本人の寿命からしたらいささか早い終焉ですが、さりとてそれほど遅いというわけでもないですし、まずは大往生を遂げられたと思って良いのではと感じます。
大森監督作品といえば、私にとってはもう「ゴジラ対ビオランテ」しかありません。本多猪四郎監督の昭和ゴジラで育った私としては、平成ゴジラシリーズはほぼ全作品どうも肌に合わず好きになれないのですが、その中でこのビオランテだけは別格の手放しで面白いと感じたゴジラ映画でした。前作のゴジラが撒き散らしていったゴジラ細胞を巡る国際的暗闘や、そのゴジラ細胞の影響で怪獣化したバラの変異体ビオランテとゴジラとの対決は、「妖星ゴラス」で南極に据えた巨大ロケットで地球の軌道を変えてみたり、「海底軍艦」で旧軍の技術者が南海の孤島で「轟天号」を建造したり、「地球防衛軍」で宇宙人ミステリアスと戦う超兵器を次々開発する科学技術人であったりとした、かつての科学的大風呂敷ぶりが現代風(当時)にアレンジされて、実に堂に入った格好良い「科学」が描かれていたように感じました。まあ前作に続いて「スーパーX2」という不格好な新兵器が出てきたのはご愛嬌ですが、それでもゴジラの熱線を1万倍にして跳ね返すギミックは楽しかったと思います。
特撮部分は特技監督が仕切っていたそうですが、映画全体の指揮を取り、脚本を手がけたのは大森監督ですし、京都府立医大で医師免許までとったガチの理系としてその設定にも深く関わっていたことでしょうから、まさにこの作品は大森監督の代表作ではなかろうかと私個人は考えています。
これからも、大森監督のようにきっちり科学を学んだ上でエンターテイメントな職業を選ぶヒトが出てきて欲しいと思いつつ、そのご冥福をお祈りすると致しましょう。合掌。
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