今朝の奈良市の最低気温は1.8℃、昼の最高気温は8.6℃、五條市の今朝の最低気温は0.4℃、昼の最高気温は7.1℃でした。昨夜からかなり強めの雨が降り出して、朝には止み、その後午前中に日差しが回復してきたので天気予報と違って天気良くなるのか? と思いましたが、またすぐに曇ってきて、ああやっぱり、となりました。明日も1日雨という予報なので、まあ花粉症にはありがたい天気になりそうです。
さて、Xを観てましたら、ANNニュースの動画で、新東名高速の静岡県内の路線で、見た目10tくらいの白いトラックが3台、かなり接近した状態で走る様子が映されていました。それだけならそれほど珍しい話でもありませんが、トラックは時速80キロで走行しており、運転手がいるのは先頭の1台だけ、後ろの2台は、先頭の運転動作に合わせて自動でハンドルを切ったりするシステムを搭載したもので、政府が5年前から成長戦略の一環として試みている取り組みとのことです。この試みは、運転手の人手不足に対応する他、車間距離を狭めることで後続の車の空気抵抗を減らして燃費削減にも繋がるとのことで、政府は、2025年にも実用化することを目指しているとのこと。自動運転の別バージョンという感じで、うまくいくなら面白い取り組みだろうなとは思いますが、これ、先頭の運転手への負担がずっと大きくなったりしないだろうかと思いました。まあ新東名高速のように広々として比較的空いていて走りやすいところなら特に問題なさそうな気がするのですが、東名高速とか中央道とか、混んでて狭くて、というようなところでも可能な技術になるのならそこそこ行けそうとも思いますが、更に状況の悪化する一般道も可能なんでしょうか? 一般道を走れないと高速乗るまでと降りた所でそれぞれ運転手が別途必要になるんじゃないかと思うのですが、もしそうなら人手不足にはあまり役に立ってないですし、一般相手には車間距離を空けろ、と口を酸っぱくして注意喚起を促しているのに、この3連トラックは燃費に影響するほど接近しても良しとするのはどうなんだろうなという気もします。まあ法律通りに車間距離を空けたりしたら間に他の車が入ってきたりして予期せぬ出来事が起こりやすくなるリスクもあるんでしょうが。そもそも今頃空いた高速道路で15Kmの実証実験をしているようでは2025年実用化はちと無理じゃね? という気がしてならないのですが、果たして無事完成した技術になるのやら。あと、万一後続車が事故を起こしたときは責任は先頭車の運転手に負わせることになるんでしょうか? もしそうなら運転で気を使う分や事故のリスクなどが3台分に膨れ上がることになるわけで、運転手の負担がますます重くなって就業者が更に減る悪循環に陥りやしないかと心配です。技術としては面白そうなんですけどね。