かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

同じ一般論でもかつての「経験」を踏まえたより具体的なコメントが、NHK会長なら出来なければいけないんじゃないでしょうか?

2024-02-15 20:16:09 | Weblog

 今日の奈良市の朝の最低気温は9.5℃、昼の最高気温は18.1℃、五條市の朝の最低気温は8.5℃、昼の最高気温は17.9℃でした。今日は朝6時頃に少しまとまった雨があり、目が覚めました。これは通り雨で直に止み通勤時にはもう降ってなかったですが、その後はずっと曇り空が続き、日没前後くらいから降ったり止んだりが続くようになりました。雨雲レーダーで雲の様子を観察してみると、西南から東北に雨雲が太い帯状になって並行して複数並び、個々の雲としては西南から東北へ帯に沿って流れていきつつ全体が少しずつ東に向けてズレてくるという様子です。夕方がその帯の一つにかかって雨のピークになっていたようですが、その西側にもう一本雨雲の帯がありますので、今夜から明日にかけてはこの雨雲列が頭上に移動してくるのでしょう。明日も雨の後は曇でなかなか天候回復とは行かないみたいで、更に昨日今日の狂乱暖気が抜けてまた冬らしい気温に戻りそうなので、寒々しい一日になりそうな気配です。

 さて、NHKの稲葉会長が昨日の定例会見で芦原妃名子先生逝去の件について質問を受け、「お亡くなりになったことは承知しています。ただ私自身、詳しい経緯を知る立場ではないので、これ以上の回答は控えさせていただきたいと思っています」とした後、原作者と制作側の望ましい関係性についてNHKのスタンスを問われ、担当者が「一般論ですが、原作者サイドと適切なコミュニケーションを取りながら制作にあたるというのが基本的な姿勢です」と説明されたとのことです。その後、NHKメディア総局長の山名氏も会見を開き、「先ほど会長もお話ししていたと思うんですけど、当然、亡くなられたことは承知しておりますし、尊い命が失われたと感じています」、「一方でどういう経緯か存じ上げていないし、私がコメントする立場ではないと思います」と述べたとのことでした。まあいずれもとりあえず聞かれたから答えた、という感じの当たり障りのないコメントのように思えましたが、ほんの数年前、小説のドラマ化失敗を巡り講談社らを訴えて裁判を起こし、原作者の介入を「検閲」だと無茶苦茶なことを主張して全面敗北したNHKが、なぜその体験を踏まえてコメント出来なかったのかと思わずにはいられませんでした。当時の直接的な関係者じゃなくてあまり知らなかったということもあるのかもしれませんが、組織として考えれば当然過去の事例位チェックしておくのは当たり前だろうと思いますし、一般論として回答するにせよ、原作を利用したドラマ化について、もう少し具体的で建設的な意見を表明できたのではないでしょうか? 肝心の日本テレビも未だ沈黙を保っていますし、テレビ業界の盟主にして国民の皆様の受信料で経営しているNHKには、その立場にふさわしい責任ある態度をお願いしたいものです。

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