今朝の奈良市の最低気温は2.9℃、昼の最高気温は7.8℃、五條市の今朝の最低気温は2℃、昼の最高気温は6.1℃でした。未明から雨が降ってほぼ一日止まず、日が落ちてからも、弱いながらもまだ降っています。関東では広範囲に大雪警報が発令されていますが、願わくば空振りであって欲しいものですね。
さて、日本シナリオ作家協会が、件の動画について原作者への敬意や配慮を欠いたと謝罪の意を表明する声明を発表されましたが、まあ謝らないよりはマシとはいえ、覆水盆に返らず、後悔先に立たずの典型的な事例として、今後長く語り継がれていくのではないでしょうか。それにしても、ヘタれるくらいなら最初から言わなきゃいいのにと思わずにはいられませんね。どうせ本音なんだからいっそ開き直ってみたら良かったんじゃないか、と無責任なことを言いたくなる展開ですが、動画削除も謝罪もまた一つの決断で「覆水盆に返らず」。そうしてルビコン川を渡ったからには、この後起こることは全てその選択の結果として受け入れて、責任を負わねばならないということを理解されていればいいのですが、動画には理事が参加しているのに「公式見解じゃない」などと言い訳しているようでは、あまり期待できないのかも?
ところで、今度は週刊少年ジャンプで、いわゆる海賊版サイトにおける「早バレ」をやっていた人が著作憲法違反で逮捕されたという話に、最初「早バレ」とはなんぞや? と目を点にしていました。海賊版サイトで違法コピーの漫画などがアップロードされているというのは随分前から問題になっていた話で、今もまだまだその根は断ち切れていないどころかかえって隆盛を極めているような感もありますが、それらにしても既刊の流出であるはず。それが早バレというのは発売日前に雑誌を入手してデジタル化し海賊版サイトへ放流するという、ちょっと理解し難いことが行われていたそうです。で、何が一番理解し難いかというとなんで発売前の雑誌の内容がデータ化できるのか? なのですが、現在流出元は捜査中とのこと。普通に考えたら入稿した印刷業者か印刷業者まで運ぶ輩か編集部内に巣食うスパイか、というくらいしか想像がつきません。でも今は昔と違い印刷業者へもデジタル入稿で人の手を介さないでやり取りされているのでは? と思ったりするのですが、実際のところはどうなのでしょうね。個人的にはその手口が実に気になります。
それにしても、色々と社会の歪が限界に達したかのごとく色々問題が噴出して来ている感のある漫画業界ですが、せめて未来は作家が公正に報われる世界に変わっていって欲しいものですね。