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さて、学研教育総合研究所が小中学生を対象に行ったアンケート調査「将来就きたい職業」で、子供たちの将来の夢がこれまでとは大分違ったものになったという結果が発表されました。調査は昨年の10月27日から11月1日までの6日間で、全国の小学生各学年男女100名ずつと中学校各学年男女100名ずつ、計1800名の回答を集計したとのことです。その結果は、
小学生男子 1位 YouTuberなどのネット配信者 2位 警察官 3位 その他スポーツ選手 4位 運転士 5位 エンジニア・プログラマー、プロサッカー選手
中学生男子 1位 エンジニア・プログラマー 2位 会社員 3位 プロサッカー選手 4位 公務員 5位 プロ野球選手
小学生女子 1位 パティシエ 2位 看護師 3位 歌手・アイドル 4位 医師、保育士、小学校教諭
中学生女子 1位 学校の教師・先生 2位 看護師 3位 公務員、薬剤師 5位 保育士、小学校教諭
という結果になったとのことです。特に変化が激しかったのが中学生男子で、上位常連だった「YouTuberなどのネット配信者」が圏外になってしまう一方、小学生男子で9位の「会社員」、11位「公務員」が中学生男子ではそれぞれ2位、4位、特に会社員は学年が上がるに連れて、3位→2位タイ→1位と学年が上がるごとに順位が上がっていったとのことです。一方小学生女子はほぼ鉄板の結果でしたが、中学生女子ではアイドル・歌手が圏外など、小学生とは大分違う結果になりました。
まあ全国から1学年100人程度の調査で十分母集団を代表できるサンプルになっているのか疑問がありますし、小学1年生と6年生を単に小学生と一括りにして語る大雑把過ぎる内容には少々思うところもありますが、お遊びの範疇と考えればそれなりに面白いものがあるかもしれません。ただ、これらを観て思ったのは、果たしてこれらの職業のうち、彼ら彼女らが実際に就職活動をする時代に、果たしてAIに取って代わられずに生き残っている職業は一体どれなのかということ。特に公務員や会社員といったホワイトカラーな職業はこれからどんどんAIに置き換えられて絶滅危惧種化するのだろうなと思うのですが、そういった事は学校でもちゃんと教えるべきではないのだろうか? とこのアンケートを観て強く感じました。