かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

高慢な鼻と翼が折れてもう二度と飛べないかと思っていましたが、どうやら夢は諦めないようですね。

2024-02-13 19:20:54 | Weblog

 今日の奈良市の朝の最低気温はー0.4℃、昼の最高気温は16.7℃、五條市の朝の最低気温はー2.4℃、昼の最高気温は16.3℃でした。今日は朝から快晴、日中もほぼ雲が無いまま日没を迎え、一日中日差しが降り注いだ、近頃観た記憶がない絶好の好天気でした。もう春が来たと勘違いしそうな天気でしたが、空模様こそ崩れがちなものの、後一週間はこの春もどき状態が続くのだそうです。そしてその後、季節は逆戻りしてまた季節にふさわしい厳寒期になるのだとか。最近やたら多いジェットコースター変動が、この冬もやってくるらしいです。とにかく激しい気候変動に見舞われるので、体調管理には重々注意が必要です。

 さて、アメリカで型式認定が取れず、製造販売に失敗した三菱重工の大型旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」ですが、どうやら完全撤退するわけではなく、地道に続けていくらしい事が報道されていました。型式認定が取れたら量産に入るために確保していた愛知県豊山町にある県営名古屋空港前の敷地を、次世代の民間航空機の設計・製造に関する研究拠点に転換するとのことです。スペースジェットの開発中止に伴い、三菱が愛知県と改めて契約を結んでおり、将来に向けた航空機産業の発展を目指していくらしいです。     
 MRJの失敗は本当に痛恨の出来事だったと思います。残念ながらその機体の出来不出来は明らかにはなりませんでしたが、少なくとも豊かで実りありそうな夢を見せてくれました。それだけに、型式認定が得られなかったという、技術だけではどうしようもない政治力が必要とされる肝心の場面で、三菱重工や国交省の経験不足知識不足の割に自信過多? が露呈して、失敗して当たり前な状況が確認できただけで終わったのが悔しい話です。しかし、不謹慎ながら今あれだけボーイング社が色々やらかしているという状況を観てしまうと、あの時型式認定が取れていれば一気にシェアを拡大できたかもしれないという残念無念な思いが拭えません。次の機会があるのなら、どうせせっかく研究施設を作るのなら、単なる技術研究だけでなく、いかに型式認定を突破するかと言った方面の、実用化するための調査研究にも力を入れ、今度こそ世界の空を飛べるように技術力以外も磨いて欲しいと切に願います。

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