かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

月探査機SLIM、月の夜到来に、役割を果たして再び休眠したとのこと。また復活できるかどうか楽しみです

2024-02-02 20:08:22 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は0.9℃、昼の最高気温は6.8℃、五條市の今朝の最低気温は0.4℃、昼の最高気温は6.3℃でした。今日は基本曇りで、偶に切れた雲間からお日様が覗く、というような天気でした。気温は振るいませんでしたが、身体がそれな理に寒さに慣れて来ているのか、数字ほど寒いとは感じませんでした。明日は更に天候の回復が期待できそうですが、日曜日はこちらは雪の予報が出ており、日月と少し冷え込む寒波到来の予想です。前回ほど強烈なものではなさそうですがそれなりには冷えてきそうなので、無理せず体を温めて過ごすことに致しましょう。

 さて、機体がひっくり返って当初太陽電池に日差しが届かず、バッテリー残量も乏しくなって休止していた月探査機SLIMが、先ごろうまく日射が当たって太陽電池による発電に成功、周辺の観測等を行うことができました。その後着陸地点が夜になったため、再び電源を切て休眠状態に入ったとのことです。月の夜は2週間以上続くそうですが、そもそも計画時点でSLIMの活動は月着陸から数日を想定されており、元から月面の夜に対応するための機能は備えていないため、搭載している電子機器が昼間100℃夜間マイナス170℃にも達する極端な温度差には耐えられないだろうと見積もられています。そのために約2週間後の夜明け以降、太陽電池にまた日射が届いたとしても故障していて復活できない可能性もあるわけですが、もし見事復活となったときはJAXA開発陣の大勝利となることでしょうし、完全に故障して、2週間後も沈黙して動かなくなるかもしれませんが、ひょっとしたら一部だけでも機能が生き残り、何らかの反応を示すかもしれません。そうなればそれはそれで貴重なデータを収穫することができそうですし、そうして得た成果は、きっとその後の探査機などの開発にも活かされることになるのでしょう。ただ宇宙開発にロマンを感じる素人としては、実際は機械としては難しいというのは重々承知の上で、できれば奇跡の復活劇というのを観てみたいという望みを捨てられません。とにかく2週間あまり、復活を祈りつつその時を待つと致しましょう。

 なお、月探査機として越夜を計画しているのは、来年実施予定のインドとの共同探査計画「LUPEX」になるそうです。それはそれで楽しみな話ではあります。

コメント
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