今日の奈良市の朝の最低気温は6.9℃、昼の最高気温は9.
実は今日は急遽仕事を休んで実家の枚方市に出かけていました。昨夜、風呂から上がってそろそろ寝ようかという時分に、実家の母から「助けて」とSOSショートメッセージが入りました。びっくりしてメッセージを返したり電話してみたりしてようやくわかったのが、何故か急に心不全がぶり返して呼吸困難な状態に陥っていることでした。つい夕方にショートメッセージで元気であることを確認したばかりなのに、と大慌てで救急車を呼んで、4日前退院したばかりの関西医大病院へ搬送してもらい、救急外来で措置を受けることになりました。そんなこんなで昨夜は文字通りほとんど寝られなかったのですが、今日はその入院手続きや緊急で運ばれたためになんの用意もできていない入院準備の荷造りと病室への配達で、朝から出かけざるを得なかったのでした。おかげさまで昨夜の緊急事態は救急の適切な対応もあって無事小康状態を取り戻し、今も安定したバイタルで昨夜からしたら見違えるほど元気を取り戻しつつあるようですが、本当にとにかく突然の重体には心底慌てさせられました。一応不整脈の手術の際、術後心不全症状が出る可能性もある、という話は聞いていましたが、こんな急性発症するとは思ってもおらず、起こっても徐々に心臓が動かなくなって身体も弱ってくるような慢性症状だろうと思っていたので、ひょっとしたらこれが今生の砌となるのかと悲観的な気持ちになる一方で、意を決して易の卦を立ててみたらその心配はない、という内容の吉卦を得て、どうやら大丈夫そうだと安心したり、色々頭の中がぐちゃぐちゃになったのも寝不足の原因になったみたいです。それにしてもこの急性発症の原因ですが、どうも退院後の食生活で塩を取りすぎてしまったせいではなかろうか、と思われます。心不全の原因の一つに、身体が無駄に多く水分を抱え込んで心臓に負担をかけるというものがあって、その水分方の原因は塩分のとりすぎで、血中の高濃度の塩を薄めるために水を余計に取り込むという悪循環が起こります。母は正しくその水分過多状態で、て足のむくみが酷く、医師によるといわゆる「パンパンな」状態になっていたそうです。幸い利尿剤が効果を発揮し、順調に余分な水が抜けていくに従って本人の自覚症状は劇的に改善していますが、わずか4日食事の塩分量が多いだけでこうも大変なことになろうとは、多分本人も思ってなかったでしょう。特に昨夜倒れる前に退院祝いなのか近所の友人と外食に出たりしていたそうですから、食塩制限を相当甘くみていたのは間違いなさそうです。これまで大病一つせずにここまで来たことが仇になって、病気の怖さを知らないというのが後も恐ろしいとは、私も少し認識を改めねばならないようです。