かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

機械は壊れていなさそうですが、何故うまくいかないのかは結局判らなかったりします。

2009-01-16 23:44:47 | Weblog
 今回の寒さも今朝で峠を越え、昼間は風は冷たいものの、割と暖かな日差しが戻ってきました。後何回、こんな寒さの日が訪れるのでしょうね。早く路面凍結など気にしないでも良い季節になってもらいたいです。

 さて、実はこの間からPCも新しくしています。といっても知人のお古を貰い受けたのですが、知人が最新型に買い換えるので場所ふさぎになるタワー型のを格安で譲り受けたのです。インテル865Gチップセット、CPUはセレロンの2.6GHzと、CORE2だ、i7だという世の中においては十分に古いPCなわけですが、それまで使っていたのが、インテル815Eにセレロン1GHzと古色蒼然としたものでしたので、十分動作はきびきびしているように感じられます。
 昨日はこの新しいおもちゃにDVDマルチドライブを導入しようとしてうまくいかなかったのですが、古い方は職場でデータ取り用にでも使おうと持っていったので、今日念のためドライブを持ち込んでつないでみました。すると、なんともいともあっさりと認識されてしまうじゃないですか。本体の故障かも?と思い込みかけていた私としてはなんとも拍子抜けな結果だったわけですが、これは、やっぱりIDEケーブルの方がおかしいのか? と、ちゃんと繋がることを確認したやつを持ち帰り、改めてつなぎ直してみました。しかし、残念ながら症状は変わりません。デバイスマネージャーを見ると、ドライブ名の横に、まるで道路標識のような黄色い○に黒の感嘆符がついています。機械として物理的には繋がっているようですが、ドライバの読み込みが上手くいっていない様子です。ううむ、なんで古いシステムだと問題なく認識されて、それより少し新しいシステムだとうまくいかないんでしょう? 機械の故障ではなさそうだ、というのがはっきりしたのは収穫でしたが、新たな謎が増えて心中複雑な思いがぬぐえません。
 で、取りあえず思い悩むのはいったん中断して、デジタルビデオの取り込みと編集に使おうと衝動買いした1TBの内臓ハードディスクの搭載を先に片付けることにしました。S-ATAインターフェースを使えるようにBIOS設定するのに手間取りましたが、何とかそれも無事に済み、ちゃんと認識もされて、ただいまフォーマット中です。ドライブがでかいと中々終わらないのが困りものですが、まあ、問題なく使えそうなので、こちらはひと安心です。
 DVDの方は、つなぐ順番を替えてみるとか、ファームウェアでも上書きしてみるとか、思いつくことをいくつかこの週末に試すくらいでしょうか。それで結局ダメだったら、明らかにオーバースペックなんですが古い方に乗っけて使うことにして、こっちにはS-ATA接続のやつでも新たに買うことにでもしましょうかね。ものいりで難儀なことですが。

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DVDドライブが認識されなくなりました。

2009-01-15 22:34:22 | Weblog
 夜のうちに雪が降ったのでしょう。道の所々が白くなっていて、それもとげとげが生えているかのようにバリバリの氷が固まっておりました。通勤ルートはほとんど問題なかったのですが、一箇所だけ数メートル全面結氷という危険な場所があり、恐る恐る何とか滑らずに通過しました。下手に溶けずにきっちり凍っていたのが幸いしたのかもしれません。明日の朝は今朝よりも冷え込むそうですが、乾いていてくれれば何とかなりそうなので、今夜は何も降らないでいるように祈りたいと思います。

 さて、何故だか急にDVDドライブが認識されなくなってしまいました。実はDVDドライブをちょっと早いヤツに乗せ替えようと買って来たやつと入れ替えたのですが、これが上手く認識されず、散々いじった末に時間もなくなってきたので今日は諦め、元通りもとのドライブを再度取り付けたのですが、新しく買って来たやつ同様全く認識されません。デバイスマネージャーを見ると、ドライブの名前の脇に、黄色で!なマークが出ています。この現象は新しく買って来たやつでも見られたのですが、ドライバをいったん削除して再起動してみても、やっぱり症状はかわりません。うーむ、ちょっといじくったあと、ちゃんと元通りさっきまで動いていた形に直したのに、一体どうしたんでしょう? 新しいドライブが認識されなったときは、ひょっとしたら不良品を買ってきてしまったのか、と思いましたが、今までちゃんと問題なく動いていたやつまでアウトとなると、ちょっと検討項目が変わってきます。ひょっとしたら、ケーブル引っこ抜く時に、誤って断線するとか何か不具合が生じたのかも知れませんが、IDEケーブルは他に手持ちが無いので、明日職場で溜め込んでいる中から借りてきて試すつもりです。BIOS設定のチェックやまたCMOSクリアなんてこともする必要があるかもしれないですね。でも、最終的にマザーボードだったりしたらどうしましょう。無事こうしてPCそのものはちゃんと動いているだけマシだったりというような事態だったとしたら、ちょっとイヤですね。週末はまたかかりきりになるのでしょうか?



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花粉症にかかればガンになりにくくなるのだそうで、これを『バンザイ!』と言っていいものかどうか

2009-01-14 19:28:21 | Weblog
 今朝は道が真っ白に。さすがに肝も冷えましたが、タイヤが空転するようなことも無く、無事に職場にたどり着きました。明日は寒さの底、これまでで一番寒くなるそうです。からりと晴れて路面が乾いてくれればあまり心配ないのですが、さて、どうなりますことか。

 1月も半ばを迎えて、そろそろ花粉症対策の準備を考える必要があるのですが、この寒気が厳しいまま推移したら、少し花粉の時期は遅くなるかもしれませんね。どっちにしろ、避けられないのは決まっていることなので、多少遅早があろうがどうでもいいことではあります。そんなわけでタイヘン憂鬱な季節がやってこようとしているのですが、ほんの少しだけ慰めを書いたサイトがあったので、自分に読み聞かせつつ記録しておきましょう。
 ダイヤモンド・オンラインというビジネス系のニュースサイトで、次のような記事を見つけました。
『日本の国民病「花粉症」に、“ガン予防の効果あり”という意外なメリット』
http://diamond.jp/series/seino/10006/
 この記事によると、花粉症を患っているヒトは、ガンにかかるリスクが、ガンの種類により大幅に軽減されるのだとのこと。詳しくは記事を参照してもらうのが一番ですが、例えばすい臓ガンだと57%、最も一般的な脳腫瘍である神経膠腫の発症リスクは45%低減、という具合に、花粉症でないヒトよりもガンが発症しにくくなるのだと言うのです。乳がんや肺がんでは予防効果が無いらしいですが、胃がんや大腸がんなどでも効果が認められるのだそうで、これら生き死にに関わる重大病害に対して多少なりともかかりにくくなるのなら、花粉症もまんざら捨てたものではないのかもしれません、などと思わず考えてしまいかねないくらい、私には驚かされる話でした。もっとも、その理屈を聞くとなるほどな、と思えたりもするのですが、単独のアレルギー症よりも複数のアレルギーを持っていたほうが寄りガンに対し予防効果が発揮される、といわれると、さすがに複雑な思いもいたします。例えばピーナッツとか蕎麦とかエビの食物アレルギーはそれ自体が命に関わる話ですし、蜂毒やクラゲなどもアナフィラキシーショックを引き起こし、命取りになることもあります。免疫機構はもちろん生きていくために必須の仕組みではありますが、花粉症くらいならともかく、それ以外も含めたその暴走とガンとを天秤にかけるとなると、かなり釣り合いが微妙になってくるんではないでしょうか。願わくば花粉症も軽く、できれば発症しないようになって、ガンもかからないようになるような医療技術が開発されれば一番いいんですけどね。

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殺人事件の公判記事を見て、裁判員になることに改めて恐怖を覚えました。

2009-01-13 21:53:16 | Weblog
 今日は相変わらず寒い一日でいい加減飽きてきた感もいたしますが、今日はちと変わったことに、朝未明に降った雪がアスファルトをのぞいてびっしりと辺りを覆いつくし、橋の上などではアスファルトすら白色に輝いてきたことでした。深雪なら見た目ほど怖くは無い、と這い出すように出発しましたが、幸いなことに、予想通り凍結はなく、途中、山に入ってから一箇所だけ軽くハンドルを取られましたが、雪の深めなところはわだちを意識して徐行する程度で無事職場にたどり着きました。ただ、明日はもっと冷え込む予報なので、道が凍りはしないか、と今から心配です。

 さて、明日の心配は明日改めてやるとして、今日は同人的に非常に厄介になりそうな事件の初公判がありました。江東マンション神隠し殺人事件、と通称されているそうですが、昨年4月に東京のマンションであった、当時23歳の女性を拉致監禁の上、乱暴して殺害し、その死体をバラバラに解体して下水に流すなどして隠そうとした事件のことです。新聞には公判の内容がダイジェストに書かれているようですが、時折見に行く産経新聞のweb版には、大変なページ数で公判の模様が記載されておりました。いつまで掲載されているのかわかりませんが、念のため第1ページだけリンクしてみました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090113/trl0901131112003-n1.htm
少し時間をかけて全文流し読みしましたが、被告が女性を陵辱する漫画の同人誌を製作していたことや、自室にアニメのポスターを大きく張っていたことや、アニメなどを素材に自慰にふけっていたことなどが執拗に取り上げられています。しかも、ところどころに記者による背景描写や感じたことが挿入されているのですが、例えば次のような文、
《女性との交際経験のない星島被告は、アダルトビデオや成人漫画などから女性を本当に調教できると信じていたという》
なんていう、どこから持ち出してきたのか出所不明のものや、記者が感じただけのことをさも客観的な観察であるかのごとく記載してあったりと、かなり内容が恣意的に操作されている印象がもたれます。これから更に判決までには時間もかかるでしょうが、こんな大馬鹿野郎の稚拙な行動によって、大勢の人畜無害な愛好家がゆえなく蔑まれ、その活動に無粋な枷がはめられることになったりしたら、と思うと、あまりに情けない話です。

 その一方で、この一連の記事を読んで、裁判員制度が本格スタートし、その時このような事件の公判に選ばれたとしたら、この文に相当するだけの話や写真などを逐一法廷で見聞きすることになるだろう、ということに戦慄いたしました。記事には写真などはほとんど出ていませんが、被告が被害者を解体したくだりや、捜査員が下水を丹念に調べ、被害者の身体の一部を拾い上げていった過程などを読んで、正直、胸が悪くなりました。こんな大馬鹿野郎は即刻死刑! でけりをつけたいところですが、それに至るまでに、長々とこんな残酷描写を見せつけられ、弁護人のくだらない話を聞かされするなんて、想像しただけでげんなりします。裁判員に不幸にして選ばれたヒトは、この記事でも読んで、自分がいかに残酷な拷問を強制されるか、知っておいた方が良いのではないでしょうか。それに、アニメや漫画などの仮想現実で異常犯罪が起きるというのなら、この間違いない現実の犯罪を追体験させられることでどれだけ人々に異常な影響を与えうるか、法曹界の愚か者どもは少しは想像力を働かせてみるべきでしょう。

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休日で狂った生活リズムを薬で強制リセットをかけてみる。

2009-01-12 21:33:55 | Weblog
 どうも変わり映えしない話ですが、今日も寒かったです。北西の季節風が強い中、日中は時折雪がちらつき、今も、暖房をいれずにいると室内でもはく息が白く色づいたりしています。今週後半にかけて寒さは徐々に緩むそうですが、当面、夜のうちに積雪があったり、道が凍ったり、なんてことを警戒して通勤しなければならなくなりそうです。まあ、警戒したからといって防げる性質のものでもないですが。

 さて、連休も終わって一夜明ければお仕事、ということで、また正月休み明けのように夜眠れなくなると困るので、夕食後、お医者に処方された精神安定剤を念のため飲んでみました。大体このところ、休みが続くと生活が大抵乱れ、夜中々眠くならず、翌朝は午前中に目覚めるかどうか、というような夜型生活になってしまうので、休み明けは生活リズムを取り戻すのに結構苦労させられていました。ま、結局は寝不足を承知で無理やり起きて仕事に行き、生産性がた落ちの状態でとにかく一日踏ん張って、その晩は早く寝て火曜日以降、調子を取り戻していく、という悠長かつ無駄の多いことをしていたのですが、年度末に向け、そんな時間の無駄遣いもやりにくくなってきてますので、ここは一つ、睡眠薬に頼ってでも今夜は早く寝て明日に備える必要があると判断されるのです。ただ厄介なのは、一応夕食後服用のこと、と注意されたこの薬、前回飲んだ時もそうですが、やたら良く効いて既に今の時点(午後7時55分)で相当眠いのです。まだ風呂に入らねばなりませんし、もう少しゆっくり効いてくれたら助かるのですが、といってあまり飲むのが遅くなって明日の朝まで影響が残っても困りものですし、今は連続するあくびをかみ殺しつつ、もう少しだけ意識を保つよう、なんていう努力をしなければならないことに、そこはかとなく違和感を覚えなくもないです。
 それにしても、ヒトの心身というのはどうしてこう、複雑怪奇に非合理的なのでしょう。気になることがあったりとか、実に些細なことで眠れなくなったり、それで翌日寝不足で苦しんだりなんてその典型だと思うのですが、どうせ気になることなど、大抵の場合、布団の中に入った状態、その時間帯でいくら頭を悩ませたところで何とかできるわけでもないことが多いでしょう。しかも、片方では、着々と睡眠時間が減っていくことに焦りを覚えたりもします。その焦りがまた眠りにくい環境を作ってしまい、結局悪循環となって、心身をすり減らしていくのです。そんな時にはもはや薬でも使って強制的に、無理やり考えようとする頭を眠りに突き落とすしかありません。副作用やら考えるとなるべく避けたい選択ですが、メリットとデメリットを天秤にかけて、可能な選択肢を選ぶうえで、切り札とも言うべき有効な選択肢が一つでも増えることは、それはそれで幸せなのかもしれません。
 ・・・とにかく眠たい。明日はちゃんと起きられるでしょうか?

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ドリームハンター麗夢XX、次のお話の予告もかなりタイヘンなことになっているみたいです。

2009-01-11 21:01:17 | ドリームハンター麗夢
 今日も相変わらず寒い一日でしたが、どうやらこの寒波、週末金曜日くらいまで続くのだそうです。寒いのは人並みにきらいなので、少しは手加減して欲しいと思うのですが、温かくなってくると今度は花粉が舞い飛ぶようになってくるので、これはこれで厄介な話です。予報では西日本は昨年をはるかに凌駕する花粉量になるのだそうで、それが本当なら相当気をつけて、まずは花粉の出だしをしっかり押さえておきたいところです。

 さて、そろそろかな? と公式サイトの方へ見に行きましたら、スレイブヒロインズVol.10の紹介が公開されておりました。
http://ktcom.jp/book/sh/sh010.htm
 連載も5回目になり、ドリームハンター麗夢XXも佳境を迎えているところですが、公開された見本ページを見る限り、今回も相当ケシカラヌ展開になっているようです。お話の展開としては、敵役の氷影英晶と鬼童海丸の知恵比べやそろそろ死夢羅が本格的に絡んでくるのかな? というあたりが本筋として気になるところですが、今回の展開次第では、あとどれくらいで決着がつくのか、なんてことも見えてくるのかもしれません。もし早期に完結した場合は、この一本だけで単行本化は到底無理でしょうから、是非次の新しいお話を続けていただいて、将来一冊にまとめてもらえるような方向になって欲しいところですが、そのためにも麗夢XXが掲載される偶数巻を確実に購入し、読者ハガキをしっかり書いて出すという基本的な活動を、マメに続ける必要があります。
 どうせ近辺で発売日の18日に入手できようはずも無いので、早速Amazonに予約を入れました。これまでの事例からして、多分20日過ぎには届くんじゃないかと期待していますが、前回なんだか届くの届かないのとやきもきさせられたこともあったので、多少の不安は残ります。とはいえ、他に安心して廉価で(送料無料、とか)通販できる所も知らないので、当面Amazonに頼るより他なさそうです。

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」感想

2009-01-10 22:32:11 | Weblog
 今日は大変寒い一日で、ずっと自宅にこもりきりの生活をしておりました。でもこの寒波、休みの間ずっと居座るらしく、せっかくの休みですけど、もう冬眠同然にうちにこもるよりなさそうです。

 さて、そんなときは大抵本を読むことになるのですが、今回、とにかく感動した一冊(上下巻だから2冊か)の感想をまとめておきましょう。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」海堂尊 宝島社文庫 です。
処女作「チーム・バチスタの栄光」を読んだ時も、そのカチッとした語り口と際立つキャラ造型、膨大な医学専門知識に支えられた緻密な描写などに心酔いたしましたが、今度の話は、それにもまして科学者、技術者という人々の格好よい一面がコントラスト鮮やかに鋭く描きこまれ、陶酔してしまいました。
 
今回の主人公は、東城大学医学部付属病院オレンジ新棟1階にある救命救急センター部長を、40代の若さで勤める天才医師速水晃一。何より患者第一を掲げて横紙破りを通し、大学病院のルールや常識、上下関係など歯牙にもかけず、鉄の規律でセンターを切り盛りする絶対君主。通称「ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)」。お話は、この救命救急のエースが出入りの医療業者と癒着しているという内部告発文が、シリーズ通しての主人公、神経内科学教室講師にして不定愁訴外来責任者、リスクマネジメント委員会委員長田上公平のメールボックスに入っていたことから始まります。本当だとしたら、病院を揺るがす一大スキャンダルになる告発をきっかけに、学内の膿んだ政治権力闘争やゆがんだ救命救急医療の現状が次々とあからさまになっていく、という展開をたどるのですが、謎めいた告発文、という小道具はあるもののミステリーというわけではなく、メディカル・エンターテイメントという名がぴったり当てはまる、娯楽大作でした。是非読んでみて欲しいと思いますので、ネタバレはなるべく避けますけど、「チームバチスタの栄光」でがちがちの保守主流派の頑固者が己の感情よりも筋を通すことを選択したり、いけ好かない姿で描かれていた弁護士先生が、その頑迷ぶりは実はちゃんと意味のある崇高な精神の発露ゆえのことだったりとか、読んでいるうちに実に心地よく意外な展開を味あうことができます。
 ラストのクライマックスで都合よく大事故発生、という辺りはヒトによっては鼻白むかもしれませんし、私もちょっと作為的過ぎるか、と感じないでもなかったのですが、そこで描かれた医療戦士達の活躍は、そんな些細な重箱の隅つつきなどあっさり放擲させるだけの迫力と美しさに輝いておりました。速水はもちろんなのですが、私が一番格好よいと思ったのは、小児科病棟看護師長の猫田麻里。「千里眼」、「眠り猫」といった通称を持つベテラン看護師ですが、プロとはかくあるべし、という見本のような姿はまさにほれぼれといたします。

 海堂尊の作品は、いずれもエンターテイメントの姿を借りながら、現在の医療の問題点を鋭く抉り出す社会性豊かなお話ばかりです。そもそも作者からして、問題提起のために小説を書いた、と公言されているそうですから、これはある意味当然なのですが、それでいて少しもお説教臭くなく、安易な解決策を提示するわけでもなく、娯楽として十分すぎるほどの内容を維持しつつ読者の問題意識を高めるという、理想の教科書みたいな、小説という枠組みを超えた情報媒体になっていると思います。このような情報発信力こそ、政治や官僚、マスコミに必須と思うのですが、なかなかそういうのを望むのは難しいようです。


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今頃ですが、やっと「レッドクリフ」を観に行きました。

2009-01-09 22:55:25 | Weblog
 公開から既に1ヵ月半近くたってますが、ようやくにして、レッドクリフを観に行くことができました。近所のシネコンが、たまたま仕事帰りでも何とか間に合う時間帯に上映していたため、なるべく早く観に行きたかったのですが、今日金曜日はメンズデーとやらで、男性に限り千円で映画を観る事ができるサービスの曜日だったこともあって、仕事を早々に片付け、寄り道した、というわけです。この映画、夢防人さんのブログでも高評価でしたし、何より大好きな三国志演義の実写映像化とあって、公開前から楽しみにしていたのでした。
 原作である三国志演義は、高校の社会の教師に薦められ、初めて読書で徹夜する楽しみを教えられた吉川英治の小説に始まり、人形劇、横山光輝の漫画、ちゃんと晋成立まで描かれた全訳版や歴史書の正史三国志、諸葛孔明の兵法書とか孔明伝の研究書とか、光栄のゲームとかに至るまで、少年から青年時代にかけてとにかく楽しんだお話です。それが人海戦術と多大な予算でリアルに再現されるというのですから、期待が膨らむのも無理ありません。そんな私の勝手な期待に対して、ジョン・ウー監督はおおよそ応えていただいたと満足しています。
 何より、舞台もヒトの数もとにかくスケールが大きい映画で、大部隊の集結したところや移動の場面、それにもちろん合戦シーンなどは、これぞ映画館の大スクリーンで見るにふさわしい雄大さと迫力に満ちておりました。そして何より武将達のカッコいいこと!
 関羽、張飛、趙雲の劉備陣営の超人達に中村獅童演じるところの、呉の武将甘興も随所で存在感あふれる闘いを見せてくれました。特に兵達に盾を頭上に掲げさせてその上を三段跳びして敵兵の槍衾を跳躍で突破、敵将に迫る殺陣は見事の一言。私個人としては、関羽の奮戦が一番印象深く感じました。一つ一つの動作に、まるで歌舞伎の見得を切るかのようなタメがあり、その鬼神のような強さに思わず感嘆のため息が漏れるほどでした。
 原作の三国志演義からみれば大分お話を作り替えている部分もありますし、曹操なんかかわいそうにただの女好きの悪党に描かれていますし、原作にはあふれんばかりに登場する敵味方それぞれ個性あふれる参謀達や武将達がさくっと切られていたりするのは、気にならないわけではありません。でも、そんなことが瑣末事に見えるくらい、娯楽大作に仕上がっていたと思います。
 後半の、「赤壁の戦い」本番は、4月公開だそうです。今回はスケールの上では前哨戦の小規模なつばぜり合い程度の合戦でしたので、次の本戦がどう映像化されているのか、本当に楽しみです。つぎこそ、公開後速やかに観に行きたいと思います。


 
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車には困ったことですが、今週末は雪景色が見られるのかも? 

2009-01-08 22:07:21 | Weblog
 何故か最近ムカデづいていて、また、昨晩の夢もムカデが出てきました。最近やたら頻繁に見ているのですが、なんなんでしょうね、この夢は。今回は咬まれませんでしたが、左手に2匹もまとわりつき、庭には一抱えもありそうな巨大なそれがうごめくというやたらホラーな展開ぶり。ムカデの夢は幸運の吉夢、という説もあるそうですが、これだけインフレーションされたらあんまりそれを信じる気にはなれないかも。

 さて、今夜から明日にかけて、東日本のほうは大雪の恐れがあるそうですが、西の方もこの土日くらいはひょっとしたら積もったりするのかもしれません。今朝も、妙に山の方が白いもやに包まれていたので、もしや雪が降っているのか? と警戒しましたが、幸いなことに雪ではなく霧でした。少し前の一寸先は真っ白、というのよりはマシでしたが、それでも大分深いもので、対向車が白いもやの中から浮かび上がるようにぬっと顔を出す様が中々に迫力ある見世物でした。そういえば、昨年もちょうど今頃深い霧に悩まされていましたが、この季節、割と普通に霧が出るものなのでしょうね。昨年はバイクでバイザーに水滴が付着して前が見えなくて難儀しましたが、今年は自動車なおかげで、まだしも前が見えるのが助かります。
 それにしても車もはや3ヶ月になりますが、屋根がついていて、風が防げて、ワイパーで水滴がぬぐえる、というのがこんなにも快適なものなのか、と、今更ながらに驚いております。ついこの間までは、細い道で対向するのが大変だし、渋滞しても脇を縫って走れないから通勤も時間かかるだろうし、図体のある分停める所にも気を使わないといけないから普段も出かけるのが億劫になるだろうし、何より燃費が悪くなるからお金がかかるだろうとか、そんな言い訳ばかり考えていたように記憶するのです。そして、おおむねその考えは当たっていて、1.5車線が数キロ続く山道で対向車と鉢合わせしてバックしたり、いつも渋滞するところでのろのろ運転して、バイクの時に比べて10分以上時間がかかるようになっていたり、買い物などでバイクほど気軽に乗っていけない、というようなことは確かにありました。燃費も、バイクの倍ほど悪化しています。でも、今となっては、昨年まで真冬にバイクで走っていたこと自体が信じられません。慣れとは恐ろしいもので、もし今車が急に動かなくなったりして、バイクに乗らないといけない、なんてことになったなら、果たしてちゃんと乗って走れるだろうか、と疑問に思うほどです。多分乗ること自体はさほど問題なくこなせると思いますが、この寒さの中、かつてのように走るのはほとんど無理な気がいたします。
 またいずれ暖かくなったらバイクも恋しくなるかもしれませんが、今は車以外は考えたくない状態です。ただ、バイク用のチェーンは用意してあるのですが、車用はまだなので、ヘタをすると雪のせいでバイクに乗らざるを得ない、なんていう笑えない事態に陥ったりするかもしれません。早く車用のチェーンを用意して、装着方法を練習して置きませんとね。


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マリみて新刊「ハロー グッバイ」。終幕ですが最終回というわけでもなさそうでちょっとホッとしてみたり。

2009-01-07 22:59:56 | Weblog
 精神安定剤、という名前の睡眠導入薬、良く効きましたね。お医者の言うとおり夕食後すぐに飲んだところ、風呂に入る頃にはもう強い眠気が身体を捕らえ、半身浴している間に何度も読んでいた本を浴槽に落としかけ、湯上り後はハミガキするのも億劫なほど全身がけだるくまぶたが落ちかかり、なだれ込むように布団に倒れこんだあとは、瞬く間に意識を失ったまま、朝までぐっすり眠りこけました。目覚める寸前夢を見ておりましたが、なんだかバスに乗っていて山の方に走っていく、という内容で、まるでヒト一人通るのもやっと、というような細い道を、どう行ったのかバスが通り抜け、運転手の神業にさすがプロだ、とうなる、なんていう内容でした。
 ま、それはともかく、何年ぶりかというほどぐっすり深く眠ったためか、今日は朝から調子よく、一日を過ごすことができました。

 さて、遅れに遅れた「マリみて」新刊「ハローグッバイ」の感想を記録しておきましょう。
 何が驚いたといって、小説の末尾についた『了』の言葉。今までのどの本にも無かったので、とうとう祥子卒業で長らく続いた「マリア様がみてる」も終幕を迎えたか、と、ちょっと感無量でした。思えば、祥子と祐巳がすったもんだの末スールになったのが最初の幕開けなのですから、祥子卒業でそれが終焉を迎えるのは確かに幕引きにふさわしい話ではあるのでしょう。ただ、前薔薇様たち卒業の話は前後編2巻構成だったので、なんの根拠も無いまま、私はこれもそういう形になるのではないか、と思い込んでおりました。例えば「黄薔薇まっしぐら!」みたいな構成で、今回駆け込みのフライングでスール成立した由乃と菜々のロザリオ授受劇などで1巻の大半を埋め、その次で卒業式本番を、とやれば、ちょうどぴったり卒業式シーズンに本が出るじゃないか、なんて勝手なことを考えていたのでした。
 そんなことを考えていたせいもあったからか、今回の話は作者もずいぶん書き急いでいるな、と言う印象が強くいたしました。実際のところはご本人しかわからないことなので憶測にしかなりませんが、作者自身も、そろそろスパッとけりをつけたかったんじゃないのでしょうか。祐巳と瞳子のスール成立も相当に引っ張りましたし、そういう展開に誰より作者自身が焦れていたんではなかろうか、などと思ったのでした。
 それでついに最終回か、と思ったのですが、あとがきによると、これで祥子祐巳編が終幕、とのことですが、「マリみて」そのものは、まだお続けになるかのような作者の弁でした。 話としては菜々に振り回される由乃とか、乃梨子の妹話とか、同人でにぎわうお話展開を期待していたこともありますし、柏木優が祐巳にのたまうところの「もっと上のステージを目指せ(薔薇のミルフィーユ)」という「もっと上」のステージなるものがいつどこで現出するのか注目していたので、それが出ないまま終わられるのはかなり消化不良を憶えさせられます。といって今後それが語られる保障はどこにも無いのですが(苦笑)。
 
 まあなんにしても話が一つ終わりました。この上は用意されているかもしれない新たなステージを楽しみに待ちながら、長らく楽しませてくれたキャラクターの面々に、一言、「ごきげんよう」 と告げて、感想を終えましょう。

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一時は大病の予兆か? とかなり悲観的にひやひやしました。

2009-01-06 19:39:16 | Weblog
 昨夜未明、なんだか内容は記憶していないのですがやたらと薄気味の悪いサイコホラーのような悪夢を見たと思った途端目が覚め、心臓がやたらバックンバックン激しい動悸に暴れているのに気付きました。どうやらこの動悸によって強制的に覚醒させられたもののようでした。もともと昨夜は寝つきが大変に悪く、これは明日は寝不足必至だな、と諦め半分でいたのですが、ようやく寝たという矢先にこの始末、しかも、目が覚めるとまた今度は眠れなくなる、という困った状態で、しばらくするとやたらと吐き気も強くなってきますし、もしやこれは、心臓とか循環器系のどこかに重大な齟齬が生じているのではなかろうか、と、昨今の高くなった血圧なども思うにつけ、まるで医療系バラエティ番組の再現シーンのごとく自分が倒れている姿などが妙にリアルに頭に思い浮かんだりして、それでまた目が冴えるなど散々でした。そんな状態で一夜明け、ふらつく頭でとにかく準備を整えて住まいを出るには出たのですが、どうにも昨夜の動悸と運転中も打ち寄せる波のようにふらつく頭の状態などが気にかかり、本当に再現ドラマっぽく、『あの時見逃していなければ・・・』なんていう風なイヤな想像まで思い浮かぶ始末で、このままでは無事職場にたどり着くのも困難である、と判断、仕事は諦め、途中で引き返してかかりつけの医者に直行しました。
 さっそく血圧測ったり心電図をとったりして診察を受けたのですが、血圧が高めのほかは特に異常が見当たらず、寝つきが悪い、という点からもストレス性の異常が怪しい、との事で、軽い精神安定剤を処方してもらいました。普通なら、タバコとか酒とか嗜好品があるならそれを控える、という話もできるのですが、私はあいにく晩酌などで普段から酒を飲むことも無いですし、タバコも吸いません。お医者が言うには、その分、この種の症状に対して打つ手が少なくなってしまうのだそうです。で、結局は薬を飲みながら、塩を控える、適度な運動、安眠、の3点セットでしばらく様子を見て、再度血圧などを測ってみることになりました。それまでに、もしまた夜中の動悸など異常が見られるようなら、その時点で紹介状を書いてもらい、大学病院等で精密検査してもらう、ということで今日のところは帰ってきました。新年の最初から何かと難儀な事態ではありますが、倒れたりしたらそれこそ一大事ですから、ぼちぼち行くように、気持を切り替えていくより無いようです。
 マリみて感想、再延期ですが、一言だけ。「え? 次巻は?!」

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ヒトが疲れて速やかに片付けたい時に限って、トラブルはやってくるのですねぇ。

2009-01-05 22:03:02 | Weblog
 やっぱり久々の仕事で疲れているんでしょうか。久々に操作ミスして記載中のブログを吹っ飛ばしてしまいました。まだほんの300字程度だったので、過去の同じミスに比べると被害は少なくて済みましたが、それでも疲労で余裕もなくなっているためか、結構やり場の無い怒りに囚われて困るものです。一応入力画面の上のほうには、赤字で『※記事編集中に別の画面(他のメニュー/プレビュー画面からのテキスト・画像リンクなど)にジャンプすると記事の内容が失われます。ご注意ください。』なんて書いてありますが、今はこれが見えることさえ腹立たしいです。なんでこれくらいのミス、それもワン・クリックで容易に陥ってしまうような陥穽をカバーするフェイルセイフなシステムになっていないのか、いつも疑問に思います。日ごろ心身十全な時は気をつけて落ちないように努力するのですが、それらが少し不備な時はまるで図ったみたいに落ち込んでしまうのです。システム上フェイルセイフが構築できなくても、例えばたとえわずらわしく感じられようとも、何かやりそうになったらワンクッション注意を呼びかけるようにするとか、それが無理でもせめて投稿編集画面はミスを起こしにくいようにデザインを工夫するとか、やりようはいくらでもあるんじゃないですか。せっかくそれなりに満足のいくブログサービスなのですから、無駄なテンプレ増やすより、利用者の利便性を更に向上させるようなことに、サービスの主体を置いてもらいたいものです。

 それにしても、仕事始め、というのはやはり何かと気力体力を消耗するもので、朝こそ何とか定刻に目覚め、いつもより空いている道を快走して余裕を持って職場にたどり着きましたが、昼を回る頃には息切れし始め、夕方にはすっかり消耗して、気息奄々と萎れておりました。まあ最も警戒していたのは、果たして朝ちゃんと起きられるか、そして途中で眠たくなったりしないか、でしたので、その点は何とかクリアできたのは上出来だったのではないか、とかなり大甘な採点をしてみます。とりあえず、早ければ明日、遅くても明後日には大体本調子を取り戻せると思われますので、書こうと思っていたマリみて新刊感想は、明日に延期し、消尽した体力気力を養生すべく、今日のところは、速やかに就寝、明日に備えたいと思います。
 ・・・ええい、それにしても腹に据えかねる、なんて興奮していたら睡眠の妨げになりそうなのですが、ほんと、どうにかならないものでしょうかねぇ。以前試したフェイルセイフシステムも、何かとわずらわしくて結局止めてしまいましたし、いちいちエディタ起動して書いてからコピーアンドペースト、なんてやるのも面倒ですし、サービス料金倍とか3倍になってもよいので何とかして欲しいと切に願います。

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「冬休み」の最後は、今年の抱負など記録しておきましょう。

2009-01-04 21:42:41 | Weblog
 例年より長かった『冬休み』も今日で終わり、明日からはお仕事の日々が帰ってきます。これだけのんべんだらりと休んでいると、もう仕事するのが大変だったりもするのですが、まずはゆるりと立ち上がり、徐々に日常を取り戻していくようにしていければよいな、と考えています。まあ仕事の方でそんなのんびり許してくれるかどうか、かなり悲観的に見ておかねばならないでしょうけれど。
 ところで、振り返ってみますと、まだ今年の抱負を書いていなかったのに気が付きました。元旦にしておけばよいものを、昨年末に反省と抱負っぽいことを書いたために、なんとなく既に書いたような気になっていたのですね。休みぼけもほどほどにしないと、一年通しで呆けることになりかねません。少し気を引き締めて取り掛かりましょう。

 2009年の抱負ですが、既に昨年残念だ、と記載しましたとおり、何とか最低1冊、久しく書いていないドリームハンター麗夢同人長編小説を書くこと、を第一に上げたいと思います。ここ1,2年は、動画作ったりブログで小説連載したり色々それなりにやってきたようにも思いますが、私の同人活動の原点は長編小説の同人誌作りでしたので、ここは初心に帰り、ちゃんと小説を書いて、それを紙に印刷し、製本するとこまで仕上げようと思います。それを元に、できれば即売会にサークル参加、というところまでできたら、今年の抱負は100%達成された、と見て間違いないでしょう。
 次に2つ目は、やはり一年つつがなく十全に身体が動くように心がけること。もはや、体力気力の衰えはいかんともしがたいレベルにあるので、一昨年同様、1年間をいかに無理なくそつなく過ごすか、をかなりシビアに検討する一年になるんじゃないか、と予想されます。無理しない、というのは言うのは楽なのですが、実際には何かと無理を要求されがちな立場にある中でそれを実現するのは相当に難しい課題になります。でも、多少は無理してもその無理が通った若かりし頃ならいざ知らず、今は無理したらたちまちそれが祟って長期リタイア、下手したら最悪そのままこの世ともおさらば、なんていうことが冗談じゃなくやってくることもある年頃になっているのですから、ここは、無理してでも無理しないように、なんて矛盾したことを本気で考えないとなりません。結局は何かにつけて優先順位つけていろいろな事を切り捨てていくようなことにせざるを得ないでしょうが、その選択と自分の適応可能な負担量を見間違えないようにしたいものです。
 最後に3つ目。今年2009年は、2004年10月3日に『かっこうのつれづれ』を始めてちょうど5年目になります。拙サイト『かっこうの本棚』の日記コーナーとしてスタートし、2005年3月5日に当ブログに移行、その後時々休みつつも、まずまず3日坊主になることもなく、続けてまいりました。まあそれほど大した事書いているわけでもないですし、人気を博することも無ければ炎上するようなことも無い、辺境の独り言でしかありませんが、ネット社会への影響云々には関係なく、私個人にとっては十分に意味のあることだったように感じています。そんな年に当たる今年は、このブログにも何か記念になる事を考え仕掛けてみたいと思うのです。具体的に何したらいいのか、今のところさっぱりですが、一つ、じっくり何がしたいか、何ができるかを考えようと思います。

 以上、かっこうのつれづれ2009年の抱負、でした。今年の年末には反省しきり、なんて事の無いように、無理なくそつなく努力してまいりましょう!

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実家で久々に新聞を見て、新聞停止は考え直した方がいいかも?と思いました。

2009-01-03 22:10:25 | Weblog
 正月三が日も今日で終わり、明日からは普通なら通常モードで仕事始め、となるのが例年ですが、今年は上手い具合に日曜日が挟まったので、もう一日、明日も休日になるというありがたい年回りになりました。ちょっと休みが長すぎて、上手く平常復帰できるかどうか、それはそれで疑問と不安があるのですが、そういうことはまた明日の晩かあさっての朝に考えることにしておきましょう。

 さて、昨日実家に帰って、うちではもう見られない、分厚い元旦の新聞をめくってきましたが、やはり活字というのは、私にとっては中々にいいものです。普段チラシとかも一緒くたになって散らかったり、整理するのが大変だったりして疎ましく思うことも多々ありましたが、新聞が無い、という生活が始まってみると、いくらニュースはネットで拾えるとはいえ、なにか違う、何かおかしい、というようなそんな感じがいたします。
 それにしても、新聞各社、打ち揃って業績がかなり傾いているのだそうです。企業が広告のコストを削ってきていることや、うちのように、新聞を取らなくなった家庭が増加しているためだそうです。週刊誌も激減し、通勤電車の社内でも、携帯見ているヒトばかりで新聞や週刊誌を見ているヒトがずいぶん減ったそうですし、新聞というメディアが、既に時代に合わなくなっている、というような話はビジネス系のネットニュースなどで結構頻繁に見るようになってきてますし、実際速報性ではネットにはかなわず、臨場感や具体性ではテレビにかなわず、活字そのものが敬遠され、なかには、いまや縦書きの文章が読めない学生もいるのだと言うような話を聞いたりいたしますと、なるほど、新聞の未来は厳しそうだな、と素人目にも感じずにはいられません。また、ここ10年くらい風当たりが強くなってきているせいか、捏造やら根拠の薄い憶測やらなにやら妙に偏向した話題やら、別に新聞だけがしているわけではないのでしょうが、テレビのような一過性のメディアでないことが災いしているのか、どうも新聞の方がそういう報道にあるまじき所業を重ねているように感じる気がして、それがまた読者離れを助長しているんじゃなかろうか、とも思います。
 私は今のマスコミのありように、テレビなども含めて基本的に批判的な見方に立つ者ではありますが、ここ数週間新聞を読むのを止め、久しぶりに実家でそれを見て、フォントやサイズ、行間、字間をコントロールし、記事の重要度や読みやすさを追求する紙面づくりの高度なテクニック、活字文化の精髄を朝一番に目に入れるのは、単にニュースの内容を知る、ということだけではない、一日のメリハリをもたらす重要な要素なのではないか、と思うようになりました。WEBデザインもひところに比べると随分良くなってはきているんでしょうが、まだまだ印刷物の美しさには到底届かず、ディスプレイのせいもあるのでしょうが、少し長い時間見ているとすぐ目が疲れてしまいます。HTMLのレイアウトがもっともっと自由自在にコントロールできるようになって、フォントももっと綺麗に見やすいものになって、それらを完璧に操り、徹底して見やすい画面構成を完成させたニュースサイト、なんてのが出てきたらいよいよ新聞も必要なくなるでしょうが、私には、まだ、新聞には存在価値があるんじゃないだろうか、と思うのです。家人の意向もあって新聞を止めましたが、改めて考え直しても良いかもしれないと思いました。

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今年の初夢。

2009-01-02 10:12:56 | 夢、易占
 本日は実家へ年始の挨拶に行くので帰りがいつになるか判りません。そこで、早目の(というか目覚めてすぐの(笑))更新です。

 まずは年始の挨拶状ということで、下の一枚から。



画像をクリックしていただければ、原寸大の絵になります。
お正月の定番、宝船の七福神を、おなじみのキャラクターに扮していただきました。
ちなみに、
弁財天・・・麗夢
大黒天・・・ROM
寿老人・・・美雪
福禄寿・・・陽子
布袋・・・・シェリー
恵比寿・・・美奈
毘沙門天・・ゆかり

というキャスティングになっております。
歌は、上から呼んでも下から読んでも同じ文章になる回文の歌。詠み人知らずの歌ですが、室町時代の頃から、「初夢」文化のひとつとして庶民に愛されてきたそうです。ちなみに漢字交じりで書くと、
『長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな』
になります。日本語回文のルールとして、濁音、半濁音、促音、拗音は清音と同一として考えるため、多少のずれは許容範囲だそうです。
昨夜良い夢見が得られなかった方は、印刷して枕に布いて寝れば、今夜こそ良い初夢が見られるかもしれませんね。

ちなみに私の初夢ですが、何故か、バイクの夢でした。
多分神社でもあるのでしょうか。小さな山の斜面に石段が刻まれ、その中腹辺りに踊り場があり、その山際に四角い簡易物置のような倉庫が建っています。高さ1m50cmくらい、幅3m、奥行き1mくらいの小さなものです。引き戸が正面についていて、そこを開けると私のバイクのほか、近隣住民の自転車なども保管してある自転車置き場、という設定です。時刻は朝の通勤時間帯。初詣客なのか、石段など周囲に大勢のヒトがたむろしている中、私は倉庫を開けてバイクを取り出しました。去年まで乗っていた老体ではなく、新車です。車種はカブの大排気量型。カブとはいえ、排気量が大きい分車体も大きく、とり回しには注意が必要です。人々を避けつつゆっくりとバイクを後退させて倉庫から出し、石段の向かい側にあるスロープ上の土の道にバイクを持っていきました。そこにバイクをいったん立てて、倉庫を閉め直すつもりです。ところが、道はすぐ脇ががけになっており、土の地面でバイクを停めた当初こそなんとかスタンドもバイクを支えているようですが、見ているとなんとも危なっかしいものがあります。どこから現れたのか、小学生低学年くらいの男の子が二人、私とバイクに付きまとって笑いかけてきます。もし倉庫を閉めに行っている間にバイクが倒れたりしたら、この子達を巻き込む恐れもあります。少しでも安定して立つ場所を探し、幾度か切り替え、場所も移して見たのですが、やはり不安定な様子はぬぐえません。そこで思い切ってバイクを下まで降ろすことにしました。アスファルトの道まで下ろせば、ちゃんと停車できるはずです。ただ、その間倉庫は開けっ放しです。何故か引き戸のはずの倉庫の扉がはずれ、石段の端に転がっています。私は何故か自転車並みに軽くなっているバイクを抱え、下まで駆け下りてバイクをとりあえず立てると、急いで石段を駆け上がって戸を閉めに行きました。時間が切迫しているので、果たして間に合うだろうか、と少々不安でした。

 ・・・とまあこんな具合でしたが、夢見ながら、なんとなくバイクの新車なんて買ってないはずだ、とか、まだまだバイクには未練があるんだなぁ、なんていう風に、客観的な感想をどこかで憶えておりました。
 色々解釈もあるのでしょうが、中途半端なことをして思い悩むくらいなら、手遅れにならないうちにとっとと抜本的な措置を取るべし、という教訓ということで、今のところは考えておきたいと思います。

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