※数日前に食べた分
今回は幕張方面に出かけたこともあり、せっかくだからということで初めて来た
イオンモールの2階に入っている「だし拉麺 きんざん」で食べてみることにしました。
青森県八戸市の老舗の出汁専門店が手掛け、1年ちょっと前に都心初出店したのだそうです。
メニュー構成が醤油・味噌・塩といったタレではなく、かつおだし・にぼしだし・こんぶだし
という出汁で分けられているのは面白いところです。
店内に入るとカウンター席に案内され、壁に貼ってあるQRコードをスマホで読み取って
注文するようにとのこと・・・でしたが、読み込んだらイオンモールの広告がバンバン入って来て
注文画面にまで到達出来ません(爆)。そんな訳で店員さんを呼んでデフォルトらしき
淡麗かつお(1000円、ただし平日ランチタイムは100円引き)を口頭で注文し、
麺の種類は中太麺と細麺の二択から中太麺でお願いしてカウンター席で待ちました。
出て来たのは鰹出汁のきいたスープに加水率やや高めの中太麺が入り、
チャーシュー、鰹節、ネギ、メンマが乗った一杯でした。
スープはさすがに出汁を“売り”にしているだけのことはあります。
濃さはなくとも出汁そのものの芳香が最初から最後まで楽しめる仕上がりです。
麺はちゃんとコシがあってスープの持ち上げも良好です。
チャーシューはスープの味を邪魔しない薄めの味付けで低温調理特有のしっとりした
食感が楽しめます。鰹節は細かく削られていてスープの出汁を補強する役割でしょうか。
更に卓上の鰹節で“追い鰹”出来るのもポイントが高いです(ただし、節度を守るのは大事)。
ネギはチョイスも刻み方も出汁を引き立てているのが好印象です。特に刻み方。
よく考えられていると思います・・・が、そこまで考えたなら何故!?と思うのがメンマ。
薄切りでコリコリした食感なのは良いのですが、煮汁がスープの味を邪魔しています。
何故にもうちょっと考えるなり工夫するなり出来なかったのか?と思わざるを得ません。
全体的には主義主張こそしっかり体現しているものの詰めが甘い一杯だと思いました。