割と最近オープンした「麺処 MAZERU」に食べに行きました。
店に入ると手狭なスペースにカウンターで8席のみ。とりあえず、セルフサービスの
お冷を入れてカウンター席に座り、チーズ肉増しまぜそば(醤油)(1000円)を
注文し、トッピングは"ヤサイニンニク”でお願いして待ちました。
出て来たのは太めの平打ち麺の上にチャーシュー、モヤシ、チーズ、刻みニンニク、
生卵、が乗り、粗引き黒胡椒がかかり、丼の底には醤油ダレが沈んだ一杯でした。
まぜそばを食べるにあたってこれでもかと混ぜるのは鉄則なので混ぜ込みに入ったのですが、
麺が何気に重く、段々と手が疲れて来ました(笑)。しばらく混ぜてから食べ始めたのですが、
何となく味が薄い気がします。ここで卓上の醤油ダレを安易に投入すると後で“地獄”を
見ることは明白なので、そのまま更に混ぜ込んで再度食べ始めました。
醤油ダレ自体はあまり主張しないのですが、生卵やチーズ等と一緒に食べ応えのある
麺に絡んでマイルドな味わいになっていて、変にしょっぱかったり脂っこかったりせず、
ボリュームがありながら比較的食べやすくなっています。
また、チャーシューが肉厚でほど良く味が染み込んでいて、こういったガッツリ系に
合わせるトッピングとしてしっかり作りこまれていることがうかがえます。
全体的には見た目より食べやすく、「ジャンクガレッジ」のまぜそばを
ライトにチューニングしたといった感じの一杯でした。
今日は以前から気にはなっていたものの、ルリにとってはなかなか中途半端な開店時間と、
行列がなかなかすごいことになっているという評判から足が向かなかったのですが、
雨が降っているので待ち時間が比較的短く済むのではないかと期待して
地下鉄東西線の木場駅から少し歩いた所にある「麺屋 吉左右」に食べに行きました。
店の前に着くと雨降りで開店後10分経ってないにも関わらず4人ほど外に並んでました。
とりあえず列の最後尾に立ったところで店内からおかみさんが出て来て
注文をとりに来てくれたので味玉つけ麺(900円)を注文。
待ち時間12~13分ほどで店内のカウンター席に案内され、
つけ麺が出て来るまではそこから更に5分ほどでした。
この店は店主とその奥さんが2人で切り盛りしているのでそれなりに待つことは待つのですが、
息の合った連係プレーで迅速かつ丁寧に作っている印象で、
どんなに混んでいてもマイペースでちんたら作っている葛西の某店とは大違いです。
出てきたつけ麺は豚骨魚介系のつけだれに刻みチャーシュー、海苔、ネギ、メンマ、味玉が入り、
麺は冷水で締めた中太麺という組合せの一杯でした。
つけだれは流行りの味と言ってしまえばそれまでですが、最近ありがちな濃度やインパクトで
勝負する店とは一線を画した、バランス重視のマイルドな味わいです。
自家製という麺はやや柔らかめですが、ツルツルモチモチした食感になっていて
食べ応え十分で、つけだれの持ち上げも十分です。
刻みチャーシューは薄めのほど良く柔らかくかつ味のしみ具合も過不足なく、
トッピングとして必要十分と言えるでしょう。味玉は黄身がきっちり半熟になっていて、
若干甘めの味付けでアクセントになっています。また、メンマもきっちり戻してあり、
これも適度に存在感を出していてアクセントになっています。
ただ、海苔だけは香りがそれなりにあるものの出て来たそばからヘタってしまっていて残念な感じでした。
全体的には最近ありがちな豚骨魚介系でありながらただ流行に乗ったのではない
丁寧に作り込んだ一杯で、やはりバランス感覚が素晴らしいと思いました。
ただ、この店はトッピングをあれこれ追加するよりは麺とつけだれのマッチングを
素直に楽しむのが吉ではないかと思いました。
今回は上司や同僚と一緒にラーメンを食べに行こうということになり、水道橋駅の近くで用事を済ませた後、
水道橋駅と神保町駅の間にある「肉そば総本山 神保町けいすけ」に食べに行きました。
店の前に着いたら行列が出来ていましたが、とりあえず並んで徐々に前に進みつつ
入口外の券売機で肉そば醤油大盛り(780円)と味玉(100円)の食券を購入し、
店側のはからいで全員並んでカウンター席に座らせてもらいました。
出て来たのは醤油ダレの色がかなり濃いめに見えるスープに中太縮れ麺が入り、
チャーシュー、ネギ、タマネギ、モヤシ、メンマ、味玉、おろし生姜が乗り、
ネギの上にはチリパウダーがかかった一杯でした。
で、中身はまあ良いのですが、今回は丼の大きさに面食らいました(笑)。
並盛りと比べてあまりに大きな丼ですが、中身の量はそんなに多くありません。
まあ、丼の大きさに余裕がなくて麺がダマになっているよりははるかにマシです。
スープは相変わらず醤油ダレが結構強く出つつも見た目ほどしょっぱくなく、
おろし生姜を溶かすとその香りで全体が引き締まる感じです。
麺はコシがしっかりあり、スープの持ち上げもおおむね良好です。
チャーシューはスープの味を邪魔しない薄味になっていて、ほど良い歯応えが楽しめます。
また、味玉はきっちり半熟で味のほど良く味が染みていて、ネギの食感と
チリパウダーの香りがアクセントになっていました。前回はメンマの味付けが浮いていたのが
気になったのですが、今回はあまり突出していないのが好印象でした。
全体的にはあっさりした味わいながらも肉をたっぷり味わえる、食べやすい一杯でした。
上司や同僚にもとりあえず“拒絶反応”はなかったようでホッとしました。
※やはり生姜は好き嫌いが分かれると思うので・・・。
そんな気分だったこともあり、「西新宿 つけそば 黒門」に食べに行きました。
店に入ってカウンター席に・・・と思ったらやたらとうるさい若者2人が陣取っていたので
少し離れたテーブル席に座り、麻辛丸(ましんがん)(700円)を大盛(+100円)で、
更に味玉(100円)を頼んで待ちました。
出てきたのはさっぱりしつつ辛味と酸味が前面に出た真っ赤なつけだれに
蒸し鶏、ネギ、が入り、冷水で締めた太めの麺に味玉と海苔が乗った一杯でした。
つけだれは見た目が凄い(笑)ですが、実際にはそれほどでなく、辛味と酸味のバランスも良いです。
(前回食べた時は酸味が煩わしい感じだったのですが・・・)
この店自慢の“極太金剛麺”やや柔らかめですが、モチモチしていて食べ応え十分で、
強めにウェーブがかかっているのもあってつけだれの持ち上げは良好で、
この麺をあの店のスープに合わせたら・・・なんて妄想も浮かんで来ます(爆)。
具は相変わらず海苔だけが蛇足な感じですが、蒸し鶏がさっぱりしているつけだれに
マッチしていて、麺と絡めて食べるとほど良いボリューム感も楽しめてグッドです。
味玉は黄身が半熟で甘めのあじつけが辛いつけだれで食べるこの一杯の中にあっては
アクセントになっていますが、辛くないメニューに合わせたらどうなんだろう?と
首をかしげざるを得ません。まあ、辛い方が看板と言えば看板メニューなんでしょうけど・・・。
ただ、今回はつけだれが早い段階で出て来て、麺が出て来るまでの間にかなりの
タイムラグがあり、そのためにつけだれがぬるくなってしまったのが残念でした。
基本的にしっかり作ってはいるので、そんなに慌ててつけだれだけ出さなくても・・・と
思いました。この辺のオペレーションが今日の不満な点と言えば不満な点でしょうか。
全体的には刺激的だけどさっぱりしていて食べやすい一杯だなぁと思いましたが、
夜だと居酒屋的に利用する客がいたのは完全に想定外でした。
おかげで落ち着いて食べられませんでした。
今日は諸般の事情により普段使ってる77ミリではなく60ミリのスコープでデジスコしてました。
なまじ被写界深度が深いせいでしょうか、ピントの山がかえって分かりません(爆)。
急行だったことから一駅隣の神保町で下車してA5出口から歩いてすぐの所に
先月下旬にオープンしたばかりの「俺の創作らぁめん 極や」に食べに行きました。
昼食時だったこともあり、既に行列が出来ていましたが、とりあえず店の外の
券売機で特製らぁめん(醤油)(880円)の食券を購入して順番を待ち、
しばらくしてカウンター席に案内されました。
出て来たのは節系の香りを心持ち感じさせる動物系と魚介系のWスープに
この手のスープに組み合わせるには珍しい細麺が入り、チャーシュー、海苔、
ネギ、水菜、メンマ、味玉が乗った一杯でした。
スープはよくあるWスープと言ってしまえばそれまでなのですが、節系で
アクセントをつけつつもマイルドで、よく味わうと丁寧に作り込まれていることが窺えます。
また、特注らしい細麺はいわゆる九州系豚骨ラーメンほどではないですが、
それなりにコシがあり、スープの持ち上げは申し分ありません。
チャーシューはやや甘めに味付けされていて柔らかく煮込まれていて、
もう少し味付けが濃かったらスープの味をぶち壊しそうなギリギリのラインでしょう。
味玉は黄身がしっかり半熟でゼリー状になっていて、味のしみ具合も適正です。
ネギの香りと水菜のシャキシャキした歯ごたえがアクセントになっていましたが、
メンマと海苔の印象がすっかり薄れてしまいました(笑)。
全体的にはマイルドでオリジナリティを感じさせる一杯で、デフォルトだけでなく、
変り種メニューも期待できそうな技術の高さを感じました。