気になることがあります。
それは何年後かのち、仮にX年後としますが、いろいろな変化の要素を加味して、その時点の世の中のことを考えて、政治に携わることが少ないように感じるのです。先のことを言っているようで、実のところは‘ 今 ’の議論だけをしているような場面が多いように。
例えば、震災がれきの問題にしても、たしかに復興ということから考えれば、一刻も早くがれきを片付けるという考えがあるかもしれません。そうすれば、X年後には復興が進んでいるという見方ができるとも。
しかし、復興ということについて、いろいろな要素を加えてみると、そもそも福島第一原発の事故現場はなにも解決していない、今なお進行中という現実があり、そのことが少なくとも、石棺にされたチェルノブイリ原発の状況程度(もちろん解決とは思いませんが)にならない限りは、軽々しく復興と言えないのではと考えます。
もし、X年後に4号機の使用済み核燃料が大気に触れることがあったら、水での冷却ができなくなったら、そのときは膨大な量の放射性物質がまた拡散されるかもしれません。大丈夫だとして、汚染水が収容しきれなくなったら、その時はどのように汚染水を保管していくのか。
本来はこちらのリスクをまず解決することが優先ではないでしょうか。
最低限、この問題について整理して、国・政府から責任のある情報提供がなされなければいけないことです。
政治が本来議論すべきは、今のがれきの話だけではなく、X年後のリスクマネジメントも含めた対応ではないでしょうか。
それは何年後かのち、仮にX年後としますが、いろいろな変化の要素を加味して、その時点の世の中のことを考えて、政治に携わることが少ないように感じるのです。先のことを言っているようで、実のところは‘ 今 ’の議論だけをしているような場面が多いように。
例えば、震災がれきの問題にしても、たしかに復興ということから考えれば、一刻も早くがれきを片付けるという考えがあるかもしれません。そうすれば、X年後には復興が進んでいるという見方ができるとも。
しかし、復興ということについて、いろいろな要素を加えてみると、そもそも福島第一原発の事故現場はなにも解決していない、今なお進行中という現実があり、そのことが少なくとも、石棺にされたチェルノブイリ原発の状況程度(もちろん解決とは思いませんが)にならない限りは、軽々しく復興と言えないのではと考えます。
もし、X年後に4号機の使用済み核燃料が大気に触れることがあったら、水での冷却ができなくなったら、そのときは膨大な量の放射性物質がまた拡散されるかもしれません。大丈夫だとして、汚染水が収容しきれなくなったら、その時はどのように汚染水を保管していくのか。
本来はこちらのリスクをまず解決することが優先ではないでしょうか。
最低限、この問題について整理して、国・政府から責任のある情報提供がなされなければいけないことです。
政治が本来議論すべきは、今のがれきの話だけではなく、X年後のリスクマネジメントも含めた対応ではないでしょうか。