鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

市民が変えられる鈴鹿に

2017年02月18日 17時19分14秒 | Weblog

今日、NPOのスイミーさんの報告会に参加したのですが、その場に、市外から移住されてきた方がいらっしゃいました。子育てで困っていることをいろいろお聞きする中で、市職員の対応の課題について非常に考えることがありました。お聞きしたような対応は、他の場面でも聞いたことがあり、改善しなければいけない課題です。

また、「市民が何をやっても、どんなに伝えても、けして変わることはできない街、鈴鹿」という言葉を目にして、自分自身の思いを改めて思い起こされました。こんなまちではいけないと思い、ずっと活動してきたつもりが、まだまだできていないことを実感しました。

鈴鹿が変わっていくためには、行政、議会、市民、それぞれの視点と立場から、まちのことに向かい合い、自分のできることから行動していくことが必要なのだと思います。

思い起こすと、平成9年に鈴鹿市環境基本問題検討委員会の委員としての参画から、白子まちづくりネットワークでの活動を通じて、第5次総合計画の策定委員としてなど、市民として市の動きに関わってきました。そして平成19年に市議会議員となり、議員としてより濃密に市の動きに関わってきています。

「鈴鹿市環境基本条例(仮称)に関する提言」に至るまで

そのような中で思い返すことは、現在の図書館江島分館(旧江島カルチャーセンター)の利用について、前身の施設を江島カルチャーセンターとして児童図書を配置するという話を聞いて、当時、一緒に活動していた方々と、子ども図書館としての利用と、子どもが利用するのであれば寝転んだりしながら本を読めるよう、土足で歩く施設ではなく、靴を脱いで利用できる施設であるべきということを市に意見し、今の利用法にこぎつけたということです。なにか文書が残っているわけではありませんが、市民の動きで、小さいながらも動かすことができた経験として、自分の中に残っています。

○鈴鹿市立図書館・江島分館

ここまでのような経験から、鈴鹿市はもっと市民が参画し、いろいろなことを形につなげられる仕組みづくりをすべきだと強く思っています。

一方で、議員になって以降のことで忸怩たる思いを感じているのは、NTT西日本研修センタ跡地のことについてです。いまのNTT研修センタ跡地の状況を見て、議員になったばかりの当時、公共施設マネジメントや人口動態についてなど、今の自分が学んできたことがあれば、それを基にした議論をし、土地利用のあり方をもっと次世代に良いものにできたのではと思います。たとえば、白子中学校の維持更新を考えても、あの場所があれば、スムーズでかつ周辺の教育機関と連携したもっとよいものにできる可能性があったはずです。

しかし現状は、残念ながらもうそのような考えが難しい状況になっています。当時、関連議案に反対したとはいえ、結果としての現状を見ると、議会に関わる一人として、大きな反省点になっています。

ですから、地域づくりの視点だけではなく、テーマごとに市民がもっと参画しやすく、かつ物事を動かすことに関われる仕組みを、行政も議会も真摯に考えるべきだとおもいます。


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