議会改革について、1期目からずっと関わっている気がします。これまでの中で実現につながったこと、まだつながっていないこと、いろいろと課題があります。そのように3期目の現在まできたとき、議会としての改革だけでなく、議員の個人の動きと絡めながら動くことも、大事な視点かと考えるところです。
その時、ポイントになるかと考えることは、本会議場での議案質疑と、採決にあたっての説明責任としての討論です。この二つに、より多くの議員が参加するようになると、議会の流れが変わり始めるのではと考えます。個人の意識が少し変容することは、全体の意識の変革に関係していくと思うこともあります。
議案質疑について考えることは、個々の議員の方々は、それぞれにいろいろな背景の中で立候補されたり、いろいろなことを学ばれたりしているので、もっと質疑に立てばいいのではと思っています。以前、中邨章先生が〝族議員〟をすすめられているお話を、何度かお聞きしたことがあるのですが、そのような発想で、議会に提案された予算案や各種議案について、自分がこだわりのある分野だけでもいいので、本会議場で議案質疑をすれば、委員会審議の前により深い課題提起に繋がると思います。族まではいかなくとも、こだわりのある政策について、ピリリと締まりのある質疑が行われるということだけでも、行政側の姿勢も変わると思います。
採決にあたっての討論については、やはりすべての議員を前に、自分の採決にあたっての考えを述べることは、すなわち議員としての説明責任を実践することになり、仮に特段異論なく賛成とすることでも、議決後の政策の推移について意識せずにはいられなくなることになり、考えずにいられなくなると思うからです。このことは、以前にブログでも書きましたが、橋下氏の提起した課題に対しても、一定の答えになると考えます。
今は、それぞれの議員に委ねられているため、してもしなくてもいいという状況ですが、仮に一年だけでも、一年を通じてそのことに取り組むだけで、なにか意識の変革につながると思いますし、鈴鹿も変わるのではないかと考えます。
このようなことを考えるのも、鈴鹿市が良くなればと思うからこそです。住民自治だけでなく団体自治の部分でも全国に誇れる、そんな街でありたいと思っています。