鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

あけましておめでとうございます

2019年01月08日 00時19分45秒 | Weblog
タイトルに明けましておめでとうございますと書いているものの、もう新年は1週間が過ぎ、いろいろと活動しているところです。

新年に自治会総会が行われる地区がいくつもあるのですが、今年の挨拶では「気候変動」と「市財政の厳しさ」をポイントに挙げ、世の中はまだまだ動く時期ということと合わせて、議会としてがんばるということを含めさせて頂いています。

気候変動について、人間活動の拡大による温暖化に関係するガスの放出の影響により、気候の不安定化は避けられないだろうと考えています。10年ほど前から、局地的な豪雨による土砂崩れや洪水などの被害は頻発していますし、昨年は日本を東から西に横断する台風や、鈴鹿市にも大きな停電被害をもたらした台風、その少し後に、伊勢湾台風と同様な高潮が想定された台風など、環境省から出されている気候変動への適応計画などで示されている状況が現実に起こっています。このような状況は、今年も想定しておくべきですし、これまで鈴鹿市では被害が少なかったものの、大規模な被害も起こり得ることを想定しておくべきと考えています。
このことについては、今期、二回、一般質問で取り上げながら、環境部や危機管理部とやり取りをしてきているところです。

市財政の厳しさについて、平成29年一般会計決算の審査において、約622億円の歳出のうち、鈴鹿市が独自に使えた金額(政策的経費)は約23億円で、10年前の約50億円から半減していることが、行政の答弁に出ました。この金額については、国や県からお金(補助金など)を持ってくることはできないもので、よく国や県からお金をという話をお聞きするのですが、それは特定財源の部分に入るもので基本的に使い道が決まっていて、市が独自で使えるものではないのです。
これから学校などの改修が山積していますし、将来のリスクを考えれば、安穏としていられないと考えています。
このことについては、福岡市の今岡さんの財政講座とSIM2030を受講し、それをインターン生に実践するなどして、政策経営部と何度も話をしてきているところです。

このようなことに、議会が議論をもって行政と取り組むことが、今年はより重要になると考えます。

これらだけでなく、年末から年始にかけて、環太平洋火山帯に関係する地域で火山噴火や地震が活発なことから、南海トラフ関連をはじめとした地震のリスクは、今年もますます高いものだと言えますし、海外の動向も、非常に不安定さを増す気配がしていると思っています。自然と社会の変動に備える意識を、自治体は高く持っておくべきだと思っています。

自分自身も、学ぶことと考えることをやめず、子供にツケをまわさない意識、子ども達に持続的な社会をつなげる意識で、姿勢に取り組む思いを新たにしています。

今年は統一地方選挙、参議院選挙と政治も変動の時期ですが、変わらぬご理解をよろしくお願いいたします。
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