何年かおきにありますかねぃ。。。建築建設業界の問題。
この業界の端っこに位置する者としては、問題が起きる度に憂鬱な気分になります。
しかし、未だに「三井住友建設」の現場監督や設計監理者が表に出て来ないというのが不思議で
杭工事を担当した旭化成建材のみが矢面に立たされてますかねぃ。
実質、杭工事に問題があるわけではあるのですが、現場の最高責任者である「現場監督」が
出て来ないのは現場を知る業界の方たちも不思議がっているはず。
そして多分、三井住友の場合この物件は「設計施工」だったかもですが、それにしても「設計」と
「施工」は別物。その設計を監理する「設計監理者」も表に出て来ないという不思議さも伴う。
「設計士」などというと一見クリエイターぽくって、たまのTVドラマなんかではスーツなど着こなすか
ラフな格好でも1級建築士としてカッコよく扱われたりしますが、そんな時代はとぉ~の昔に終わってます。
(って言うか、土花亭事務所なんざぁ~二昔も前に終わらせました。)
「現場にスーツやラフな格好でどないして監理するねんっ!」っていうのが信条。
ヘルメットに作業服に安全靴。高所での監理であれば安全帯を腰に巻く。
作業する者が必要とされる身体装備は設計監理者にとっても必要な筈なのです。
これは先日、現場での柱状地盤改良工事の一コマ。
1本目の着床が終わりオペレーターと話をする土花亭事務所/開設者及び管理建築士及び1級建築士:土花吉。
通常の設計事務所だと多分ここまではせず、雨でぬかるんだ現場には決して入らず、少し遠目で
せいぜい上着のみの作業服で現場監督と話をするぐらい。
でもねっ、オペレターと変わらぬ格好(装備)で直に話をしてこそ、お互い信頼が生まれるわけです。
そして、これが問題となってるデーター(レシート)。柱状地盤改良工事と杭工事とは正確には違いますが
やることは基本的には同じ。
日付け、時間、コラムNO、深度、速度、トルク・・・。
(この場合、グラフではなく数値で出てくるトルク値が最も重要なのですが。。。)
いつまで経っても問題が出て来てしまう建築建設業界。
施工者側としては工程管理や品質管理に安全管理と、昔よりは管理体制が整っていると思われる。
そう思われているにも関わらず、問題が発生してしまう。
では、設計監理をする建築士(設計)事務所側はどうなのか?
正直、先にも書いたようにいつまで経っても少し遠くからの上から目線の「センセ気取り」。
もう、そんな時代は終わったのです。というか終わらせなければミスの少ない「建築」は生まれません。。。