仕事で相談を受け、現地調査へ。。。なるほど事務所増築予定の既存事務所の左奥の敷地内に祠とお地蔵さん。
そして、増築予定の当該敷地部分に接する右奥隣地側に質素な祠とお地蔵さん。
問題は右奥のお地蔵さんで、伐採された敷地内の切り株の根も下へ潜り込んでいる筈。
計画では鉄骨造のため、それなりの基礎が必要で掘削の深さも深くなる。
矢板を打ち込むにしてもあまり振動や衝撃は与えたくもなく、そもそもこの切り株をどうしたら良いものか・・・。
祠はともかくとして、菩薩がここにあることには何か「意味がある」筈。
計画段階で、やはり敷地境界ギリギリには建物を配置せず、私有地とはいえ信仰する者が行き来きできるスペースを
空けてやるべきと考え計画を進めることに。。。
しかし何です。何処ぞの地元「教育委員会文化振興課」の分室建物の裏に長年放置してある多分、何処かの
公共建物の建設現場か道路工事の現場からか出て来て邪魔になったのであろう「お地蔵さんや道祖神」、
それに「宝珠か擬宝珠」であろう数多くの「意味のあるもの」。
以前から書いてるように、私(土花吉)は無宗教で特別な信仰心もない。
ただ、何らかの「意味のあるもの」について、このような「粗末な扱い」をすることを嫌う。
行政の「文化振興課」というのも笑わしてくれる。
文化振興とは、文化を興して盛んにすること。文化資産を保存継承し文化資源として活用、発展さすことなのです。