「コナーズ」の長澤まさみは好きですが。。。
土花亭事務所が関わった建物ではないのですが、今までも何かと相談にのっている奥さんが幼馴染の住宅。
今度はよくある「床鳴り」の相談が舞い込む。正直、「土花亭なんかでも床鳴りがする所もあるし、木造床組みの木質合板フロアーは
ある程度は我慢かなぁ~」な~んて会話をしつつも「何せ一度、お邪魔して床下に潜って診てあげる」と返事。
早速、ご夫婦在宅の時間帯にお邪魔すると、確かに我慢の範囲を超えた酷い「床鳴り」状態。
予め用意してあったヘルメットを被り、ライトを照らしながら床下に潜り匍匐前進。調べてみると床組み自体は浮いているような
箇所は見当たらず、木質合板と根太タル木の接する面か将又、木質合板自体の接着剥離が考えられると診断。
そんなこんなで、土花亭事務所が関わっている現場の監督に雑談の折に話をしてみると「いいのがありますよ」ってな
言葉が飛び出す。「よかったら一度、試してみます?」「何なら私がやりますよ」ってな話になり、事前に相談者に
施工法等(当然、リスクも)連絡を入れてみると「是非、頼みます」との返事。
早速、日時を調整し監督を連れて再度お邪魔することに。
使用するは「床鳴り防止剤:ナラーズ」略して「床ナラーズ!」。。。(虫コナーズのパクリやん!)
先ずは木質合板フロアの目地部分に専用の1mmのキリが着いたドリルで穴あけ。(深さは調整できるようで今回は15mm程)
そして、その穴に床鳴り防止剤を細いノズルで注入して行く。(防止剤と言っても多分、超強力瞬間(速乾)接着剤のよう)
何か所か施工している内に監督と二人してあることに気が付く。
どうも長手方向の継ぎ手のサネ部分が特に床鳴りがするような気がすることに。
早速、作戦を変えてドリルの深さを浅めに調整し、サネ部分を重点的に施工してゆくと、不思議なことに「床鳴り」が止まった。
今回は監督の手持ちの防止剤(接着剤)が二袋しか無かったため、特に気になる廊下部分で使い切った感じで
住人にはこれで暫く様子をみて貰って、これで良ければ他の部屋もやりましょうと伝え「試験的施工」を終える。
しかし、この「床ナラーズ」初めて使ったけど案外、凄いかもです。(金鳥じゃないけど・・・)
目地部分の1mmの穴跡もそんなに目立つことも無いし、効果のあるなしもその場で直ぐに分かる。
ただ、今回は「試験的施工」とは言うものの、数十か所の穴あけと防止剤二袋を使用。
これが広い部屋の「本格施工」ともなると多分、数百か所の穴あけと防止剤は10袋近くは要るようで、流石に現場監督に
これ以上甘えることは出来ず、事前に見積提出承認後の施工になりますかねぃ。。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます