ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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流鏑馬(やぶさめ) ~ 駒フェスタ in とわだ

2007年10月13日 | 青森
十和田市は「駒の里」とも呼ばれ、馬とともに歩んだ長い歴史がある。
青森県東部は南部馬の産地であり、十和田市だけではなく、
一般に馬を大切にする風土があるように思う。
とりわけ、十和田市は馬に対する愛着が強い土地柄で、
街のいたるところに馬へのこだわりが感じられる。
そんな十和田市の秋の恒例行事、駒フェスタでは、
伝統的な馬上弓術「流鏑馬」を観ることができる。
十和田市の流鏑馬には、全国の流鏑馬で優勝した熟達者が集まるのだそうだ。

鉄砲馬場と呼ばれる幅の狭い全長200メートルのコースを疾走する馬。
激しく動く馬上から弓をいる騎手。装いからしてとても凛々しく、美しい。


駒フェスタの鉄砲馬場は、観客からわずか1メートルほどの距離。
こんな目の前で観ると凄い迫力!
 

競技を終えた騎手が粛々と、鉄砲馬場を戻っていく。
桜並木に囲まれた流鏑馬の馬場。春爛漫の季節にはさぞ美しいことだろう。


木洩れ日の下、鉄砲馬場の傍に出番を待つ馬たちが勢ぞろい。


十和田市中央公園の広い芝生を取り囲むように露店が軒を並べる。
周囲にはテーブルと椅子があって、暖かい陽射しの下でゆっくりできる。


疾走する馬上から弓を射る流鏑馬は、もともとは武士の嗜みのひとつとして、
実戦的な武術の鍛錬として行われたものだが、
次第に、祈願のために神社に奉納される儀式的な行事に変遷してきたらしい。
馬を馳せながら矢を射ることから「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれていたものが、
やがて「流鏑馬(やぶさめ)」と呼ばれるようになったそうだ。
 (おまけ)
   今、テレビを見ていたら地元のニュースで駒フェスタが紹介され、
   流鏑馬のシーンに、なんと私と未唯が映っていた。あ~びっくり!
コメント (4)
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