10日目の朝、ラナイからの眺めです。2週目のハワイはすっかり天候も回復し、月曜日はノースショア、火曜日はダイヤモンドヘッドハイク、そしてこの日は東海岸ドライブと、私たちの行動も先週分を取り戻すようにアクティブになってきました。
レンタカーをピックアップし、モンサラット通りのダイヤモンドヘッド Mct & Grillへ。プレートランチなどグリルの営業は11時からですが、パンや総菜などのマーケットは7時半からオープンしているので、車内のおやつ代わりにスコーンを買いに行きました。
この日のスコーンは、ブルーベリークリームチーズとパイナップルクリームチーズの2種類(写真はブルーベリー)。初めて食べましたが、ブルーベリーの風味がよく、適度な甘さにしっとりした食感で、人気が高いのも納得の美味しさでした。
この日の目的地はウィンドワードのカイルアです。ワイキキから一番近いのはパリHwyを通ってコオラウ山脈を越えるコースで、カイルア行きのTheBUSもそのルートを通っていますが、私が好きなのは海沿いを走る東海岸ルート。コバルトブルーの海と白い砂浜、険しく聳え立つコオラウ山脈などが次々に視界に飛び込んできます。
カハラモールからH1に合流して東に向かうと、ココマリーナを過ぎて緩やかな坂を上ったところにハナウマ湾の入口があります。ハワイ在住時はハナウマ湾で何度かシュノーケリングを楽しみ、たった一度だけですが、甲羅に手が届くほどの距離でウミガメと一緒に泳いだことがあります。この日はビーチに下りることなく、駐車場に車を止めて写真だけ撮ってきました。
自然保護区として厳格に管理されているハナウマ湾では、時間枠を設定した入場制限を設けているので、ビーチではさほど混みあうことなくシュノーケリングを楽しめます。
ハナウマ湾を過ぎると道路が大きく左にカーブし、ココクレーターが正面に見えてきます。この山は下からはわかりにくいですが、「クレーター」と呼ばれるとおり火山の噴火口跡です。山頂に向けて敷かれたトロッコ線路を一直線に登る「ココクレーター・レイルウェイトレイル」は、オアフ島で最もハードなトレッキングコースの一つとして人気があり、私もこの二日後チャレンジしました。その時の写真は後日アップします。
更に進むとハロナ潮吹き岩(Halona Blowhole Lookout)。この辺りの岩場は溶岩流が長い年月をかけて固まったもので、岩の割れ目に強い波が押し寄せるとその水圧で海水が吹き上がる様子を間近に見ることができます。タイミングによっては10mほどの高さまで潮を吹くこともあるそうですが、この日は静かに水蒸気を吹き上げていました。岩の上に立っている人、波にさらわれないか心配になりますね💦
イーストオアフは海岸線の美しさでも知られており、ハナウマ湾からマカプウ岬まで溶岩が冷えて固まった真っ黒い岩場や白砂の美しいサンディビーチなどが続きます。コバルトブルーの海と白い波のコントラストが印象的です。
また、私は見たことがありませんが、よく晴れて視程がよい日は、遠くモロカイ島やラナイ島が見えることあるそうです。
展望台の隣は、多くの映画やTVのロケ地になったハロナ・ビーチコーブ。『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉』や『センター・オブ・ジ・アース~神秘の島』もここで撮影されたそうです。周囲を崖に囲まれて、プライベートビーチのような趣がありますね。
展望台から見えるサンディ・ビーチ。一年を通じて風が強く波が荒いので、地元のボディボーダーやサーファーに人気があります。ちなみに「サンディ」は、"Sunday"ではなく"Sandy"だそうです。
オアフ島の最東端、マカプウ岬の展望台。ターコイズブルーの海、溶岩流が固まった黒くゴツゴツした岩場、切り立った山肌。右側にはラビットアイランドと呼ばれる二つの島も見えています。冬場(11月~3月)は子育てシーズンのザトウクジラを見ることができるスポットでもあります。
険しく聳え立つ岩山。コオラウ山脈の南東端です。
ラニカイビーチに到着しました。モクルアドライブからビーチにつながる小道は全部で11本あり、それぞれにナンバーと名前が付けられています。1本だけ名前のない小道があるのですが、たまたま私たちが通ったのがその道で、入口には「93A」という標識が掲げてありました。
その道を辿ってビーチへ……
小道を抜けて一気に視界が開けると、そこには白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がっています。
カヌーの近くにタオルを敷いて、ラニカイビーチでひと泳ぎ。早く出発したのでゆっくり時間を過ごせました。
沖に浮かぶ二つの島はモクルア・アイランド。右の島(モク・イキ)は立入禁止ですが、左(モク・ヌイ)の方はカヤックやSUPで接岸可能で、カメラの望遠レンズ越しに上陸している人を確認できました。
「天国の海」という名のラニカイビーチ。遠浅の海は波も穏やかです。
モクルアドライブに戻り、次はカイルアビーチに向かいます。背後に見えているのは、「カイヴァ・リッジ・トレイル(通称ラニカイ・ピルボックス・トレイル)」の稜線。ラニカイビーチとその前に広がる海の絶景が楽しめる人気のトレッキングコースで、私も翌日はあの尾根沿いにピルボックスに上る予定です (^^ゞ
ビーチパークの駐車場に車を止めて、なだらかな坂道を上ってカイルアビーチに向かいます。
広い砂浜、きめ細かな砂がカイルアビーチの特徴。吹き寄せる貿易風を利用して、ウインドサーフィンやカイトサーフィンなどが盛んなエリアですが、何故かこの日は見かけませんでした。
沖合に浮かぶポポイア島(通称フラットアイランド)。海鳥保護区に指定されたこの島は、多くの海鳥にとって重要な営巣地となっています。
カイルアビーチの東側入口にある、ノスタルジックな雰囲気を感じさせるカラパワイ・マーケット。
この日は時間がなかったので店内には入らなかったのですが、自転車少女クロッシングの標識だけ写真を撮らせてもらいました (^^ゞ
続いて、カイルアタウンのオーバーイージーへ。13時の閉店に近い時間帯だったのですが、待つことなくテラス席に案内されました。
こちらはこの店の一番人気、ポテトンエッグ(POTATO N' EGGS)。厚切りのフランスパンに半熟卵を載せ、その上にポテトピューレがかけられています。このソースが実に美味しかったです。
卵の半熟具合も絶妙でした。
私が頼んだのはオーバーイージープレート。いくつかのチョイスから選んだのは、卵(オーバーイージー:店名にもなっている卵の焼き方のひとつで、黄身が半熟のターンオーバー)、ポーチュギースソーセージ、グリーンサラダとトースト(wheat)です。
ランチの後は、カイルアタウンセンターやホールフーズマーケット、ダウントゥアースなどをゆっくり散策して帰路につきました。
帰りはパリHwyを通って、ヌーアヌパリ展望台に立ち寄り。カメハメハ大王がオアフ島を征服するにあたって、最後の戦いの舞台となった場所です。正面に見えるのはロイヤルハワイアンゴルフ場。その向こうにカイルアの町やビーチ、カネオヘなどが見渡せまます。
エマ女王夏宮殿の東隣にあるヌーアヌ・バレーパーク。ここのモンキーポッドは、日立のCMで有名なモアナアルアパークよりもかなり大きな木でした。
ダウンタウン北の高台に位置する国立太平洋記念墓地、通称パンチボウル。車が利用できるときは、ぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。ここは、ワシントンD.C.郊外のアーリントン国立墓地と同じように、国家のために殉職した人たちを祀る国立墓地で、時間と労力をかけて常に美しく維持管理されています。
整然と並んだ石のプレート、一枚一枚が殉職者の名が刻まれた墓碑です。
一番奥まった場所にあるのは、米軍が関わった戦争の歴史、軌跡を展示する「ホノルルメモリアル」。
クレーター南側のスロープの両側にも石碑が並んでいます。
スロープを上りきると広い展望台。ダイヤモンドヘッドからパールハーバーまで見渡せます(写真は東側)。
最後はカピオラニ公園に立ち寄ってこの日のドライブを締めくくりました。ワイキキ水族館やテニスコートの近くに、ダイヤモンドヘッドを一望できるベンチがあります。この日は夕方でしたが、日中は日差しを遮るものがないので長時間は厳しいかもしれません。Googleマップには「特等席のベンチ」と表示されています。
ダイヤモンドヘッドからハナウマ湾、東海岸沿いを走ってマカプウ岬、ラニカイビーチにカイルアタウン、コオラウ山脈を横切ってパンチボウルと、オアフ島南東部をぐるっと回りました。天候に恵まれたので、海も山も彩りゆたかで気持ちのよいドライブでした。この翌日は、私ひとりでラニカイ・ピルボックストレイル(カイヴァリッジトレイル)に挑戦します。今日と同じように、よい天気に恵まれますように……ヽ(^o^)丿
レンタカーをピックアップし、モンサラット通りのダイヤモンドヘッド Mct & Grillへ。プレートランチなどグリルの営業は11時からですが、パンや総菜などのマーケットは7時半からオープンしているので、車内のおやつ代わりにスコーンを買いに行きました。
この日のスコーンは、ブルーベリークリームチーズとパイナップルクリームチーズの2種類(写真はブルーベリー)。初めて食べましたが、ブルーベリーの風味がよく、適度な甘さにしっとりした食感で、人気が高いのも納得の美味しさでした。
この日の目的地はウィンドワードのカイルアです。ワイキキから一番近いのはパリHwyを通ってコオラウ山脈を越えるコースで、カイルア行きのTheBUSもそのルートを通っていますが、私が好きなのは海沿いを走る東海岸ルート。コバルトブルーの海と白い砂浜、険しく聳え立つコオラウ山脈などが次々に視界に飛び込んできます。
カハラモールからH1に合流して東に向かうと、ココマリーナを過ぎて緩やかな坂を上ったところにハナウマ湾の入口があります。ハワイ在住時はハナウマ湾で何度かシュノーケリングを楽しみ、たった一度だけですが、甲羅に手が届くほどの距離でウミガメと一緒に泳いだことがあります。この日はビーチに下りることなく、駐車場に車を止めて写真だけ撮ってきました。
自然保護区として厳格に管理されているハナウマ湾では、時間枠を設定した入場制限を設けているので、ビーチではさほど混みあうことなくシュノーケリングを楽しめます。
ハナウマ湾を過ぎると道路が大きく左にカーブし、ココクレーターが正面に見えてきます。この山は下からはわかりにくいですが、「クレーター」と呼ばれるとおり火山の噴火口跡です。山頂に向けて敷かれたトロッコ線路を一直線に登る「ココクレーター・レイルウェイトレイル」は、オアフ島で最もハードなトレッキングコースの一つとして人気があり、私もこの二日後チャレンジしました。その時の写真は後日アップします。
更に進むとハロナ潮吹き岩(Halona Blowhole Lookout)。この辺りの岩場は溶岩流が長い年月をかけて固まったもので、岩の割れ目に強い波が押し寄せるとその水圧で海水が吹き上がる様子を間近に見ることができます。タイミングによっては10mほどの高さまで潮を吹くこともあるそうですが、この日は静かに水蒸気を吹き上げていました。岩の上に立っている人、波にさらわれないか心配になりますね💦
イーストオアフは海岸線の美しさでも知られており、ハナウマ湾からマカプウ岬まで溶岩が冷えて固まった真っ黒い岩場や白砂の美しいサンディビーチなどが続きます。コバルトブルーの海と白い波のコントラストが印象的です。
また、私は見たことがありませんが、よく晴れて視程がよい日は、遠くモロカイ島やラナイ島が見えることあるそうです。
展望台の隣は、多くの映画やTVのロケ地になったハロナ・ビーチコーブ。『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉』や『センター・オブ・ジ・アース~神秘の島』もここで撮影されたそうです。周囲を崖に囲まれて、プライベートビーチのような趣がありますね。
展望台から見えるサンディ・ビーチ。一年を通じて風が強く波が荒いので、地元のボディボーダーやサーファーに人気があります。ちなみに「サンディ」は、"Sunday"ではなく"Sandy"だそうです。
オアフ島の最東端、マカプウ岬の展望台。ターコイズブルーの海、溶岩流が固まった黒くゴツゴツした岩場、切り立った山肌。右側にはラビットアイランドと呼ばれる二つの島も見えています。冬場(11月~3月)は子育てシーズンのザトウクジラを見ることができるスポットでもあります。
険しく聳え立つ岩山。コオラウ山脈の南東端です。
ラニカイビーチに到着しました。モクルアドライブからビーチにつながる小道は全部で11本あり、それぞれにナンバーと名前が付けられています。1本だけ名前のない小道があるのですが、たまたま私たちが通ったのがその道で、入口には「93A」という標識が掲げてありました。
その道を辿ってビーチへ……
小道を抜けて一気に視界が開けると、そこには白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がっています。
カヌーの近くにタオルを敷いて、ラニカイビーチでひと泳ぎ。早く出発したのでゆっくり時間を過ごせました。
沖に浮かぶ二つの島はモクルア・アイランド。右の島(モク・イキ)は立入禁止ですが、左(モク・ヌイ)の方はカヤックやSUPで接岸可能で、カメラの望遠レンズ越しに上陸している人を確認できました。
「天国の海」という名のラニカイビーチ。遠浅の海は波も穏やかです。
モクルアドライブに戻り、次はカイルアビーチに向かいます。背後に見えているのは、「カイヴァ・リッジ・トレイル(通称ラニカイ・ピルボックス・トレイル)」の稜線。ラニカイビーチとその前に広がる海の絶景が楽しめる人気のトレッキングコースで、私も翌日はあの尾根沿いにピルボックスに上る予定です (^^ゞ
ビーチパークの駐車場に車を止めて、なだらかな坂道を上ってカイルアビーチに向かいます。
広い砂浜、きめ細かな砂がカイルアビーチの特徴。吹き寄せる貿易風を利用して、ウインドサーフィンやカイトサーフィンなどが盛んなエリアですが、何故かこの日は見かけませんでした。
沖合に浮かぶポポイア島(通称フラットアイランド)。海鳥保護区に指定されたこの島は、多くの海鳥にとって重要な営巣地となっています。
カイルアビーチの東側入口にある、ノスタルジックな雰囲気を感じさせるカラパワイ・マーケット。
この日は時間がなかったので店内には入らなかったのですが、自転車少女クロッシングの標識だけ写真を撮らせてもらいました (^^ゞ
続いて、カイルアタウンのオーバーイージーへ。13時の閉店に近い時間帯だったのですが、待つことなくテラス席に案内されました。
こちらはこの店の一番人気、ポテトンエッグ(POTATO N' EGGS)。厚切りのフランスパンに半熟卵を載せ、その上にポテトピューレがかけられています。このソースが実に美味しかったです。
卵の半熟具合も絶妙でした。
私が頼んだのはオーバーイージープレート。いくつかのチョイスから選んだのは、卵(オーバーイージー:店名にもなっている卵の焼き方のひとつで、黄身が半熟のターンオーバー)、ポーチュギースソーセージ、グリーンサラダとトースト(wheat)です。
ランチの後は、カイルアタウンセンターやホールフーズマーケット、ダウントゥアースなどをゆっくり散策して帰路につきました。
帰りはパリHwyを通って、ヌーアヌパリ展望台に立ち寄り。カメハメハ大王がオアフ島を征服するにあたって、最後の戦いの舞台となった場所です。正面に見えるのはロイヤルハワイアンゴルフ場。その向こうにカイルアの町やビーチ、カネオヘなどが見渡せまます。
エマ女王夏宮殿の東隣にあるヌーアヌ・バレーパーク。ここのモンキーポッドは、日立のCMで有名なモアナアルアパークよりもかなり大きな木でした。
ダウンタウン北の高台に位置する国立太平洋記念墓地、通称パンチボウル。車が利用できるときは、ぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。ここは、ワシントンD.C.郊外のアーリントン国立墓地と同じように、国家のために殉職した人たちを祀る国立墓地で、時間と労力をかけて常に美しく維持管理されています。
整然と並んだ石のプレート、一枚一枚が殉職者の名が刻まれた墓碑です。
一番奥まった場所にあるのは、米軍が関わった戦争の歴史、軌跡を展示する「ホノルルメモリアル」。
クレーター南側のスロープの両側にも石碑が並んでいます。
スロープを上りきると広い展望台。ダイヤモンドヘッドからパールハーバーまで見渡せます(写真は東側)。
最後はカピオラニ公園に立ち寄ってこの日のドライブを締めくくりました。ワイキキ水族館やテニスコートの近くに、ダイヤモンドヘッドを一望できるベンチがあります。この日は夕方でしたが、日中は日差しを遮るものがないので長時間は厳しいかもしれません。Googleマップには「特等席のベンチ」と表示されています。
ダイヤモンドヘッドからハナウマ湾、東海岸沿いを走ってマカプウ岬、ラニカイビーチにカイルアタウン、コオラウ山脈を横切ってパンチボウルと、オアフ島南東部をぐるっと回りました。天候に恵まれたので、海も山も彩りゆたかで気持ちのよいドライブでした。この翌日は、私ひとりでラニカイ・ピルボックストレイル(カイヴァリッジトレイル)に挑戦します。今日と同じように、よい天気に恵まれますように……ヽ(^o^)丿