北海道3日目の朝、温泉にゆっくり浸かっていたら、思いのほか出発まで余裕がなくなってアタフタ(笑)
それでも食事の後、短時間ですがホテルの裏庭から霧雨に煙る阿寒湖を眺めました。昨夜は、アイヌ民族の伝統行事を再現した「カムイへの祈り」もキャンセルとなったくらい雨脚が強まったので、天候は回復傾向にあるようです。
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さて、この日の観光は阿寒摩周国立公園の最西端に位置するオンネトー散策から。着いたときには周囲は低い雲に覆われ、周囲の山々もほとんど見えませんでした。
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アイヌ語で「年老いた湖」を意味するオンネトー。1周2.5㎞ほどの小さな湖ながら、いかにも神秘的な雰囲気を湛えていました。
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季節や天候、風向きなどによって湖の色が変化することから、五色沼とも呼ばれるオンネトー。
湖の色の変化には、雌阿寒岳の火山活動と細菌類の複雑な働きなどが関係していると言われています。とは言えその昔、同じ湖の中でも場所によって色が違って見えることや、光と影が動き、微かに風が吹いただけで湖の色が変わるという自然の驚異を前に、アイヌの人々が抱いたであろう自然や神々への畏敬の念はいかばかりだったことでしょう。
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次第に雲が切れて、日本百名山のひとつ雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)が、その美しく端正な姿を垣間見せてくれました。湖面にうっすらとシルエットが映り込んでいますね。
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次第に天候が回復してくる中、十勝平野を抜けて上士幌町のナイタイ高原牧場を目指します。(「ナイタイ」はアイヌ語で「奥深い沢」)
牧草地なんでしょうか。見渡す限り広い草原が続いていました。
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日射しがそそぐ白樺の森も……。
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ナイタイ山の山麓に広がるナイタイ高原牧場には、上士幌町の内外から預かった牛が放牧されています。(この日は、その姿を見ることができませんでした)
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見わたす限りすべてがナイタイ高原牧場。総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)もある日本一広い公共牧場です。
鹿は頻繁に姿を見せますが、時にヒグマが現れることもあるそうです。なんとこの日は、「熊出没中」の標識が掲げられていました。「出没注意」ではなく「出没中」の場合は、本当に注意が必要だとのこと……(^^ゞ
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ナイタイ山の山麓(標高800m)に昨年オープンしたナイタイテラスへ。
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(今年の営業は11月1日で終了しました。来年は、4月21日からオープンする予定です)
全面ガラス張りの展望カフェ。目の前に十勝平野、帯広の街並みが広がっています。
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カフェの名物は、バニラとショコラをミックスした「うしソフト」。思わずふふっと笑ってしまうネーミングですが、ほんとに美味しいです(^^♪
このほか、バーガーやサンドイッチなどの軽食もありました。
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下から見上げたナイタイテラス。
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暫しテラスの周囲を散策しました。
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岩のモニュメントがいっぱい。
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北海道の面積の1/10を占める十勝平野。その向こうは太平洋。遮るもののない大パノラマです。
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振り返り見るナイタイ山の頂き(標高1332m)。
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再び車窓の風景です。
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まっすぐな道がどこまでも……。
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広大な畑があちこちに……。十勝地方は、畑作や酪農の大規模経営が多く、その食料自給率は1,000%(100%じゃないですよ)を優に超える日本でも屈指の農業地帯です。
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ひたすら道路を走るだけで、旅人が北海道に期待する雄大で牧歌的な風景が続きます。
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日高地方と十勝地方を結ぶ標高1022mの日勝峠(にっしょうとうげ)。遠く十勝平野が広がっています。
私たちは立ち寄りませんでしたが、この近くに日勝峠第一展望台(標高740m)があり、そこから一望する十勝平野の眺めはナイタイ高原と並んで素晴らしいものだそうです。
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日勝峠の十勝亭でランチ休憩を……。
せっかく十勝に来たんだからと頼んだ豚丼はボリューム満点。しっかりした味付けでご飯が進みました。
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牛とろフレークを使って、程よく脂がのった牛とろ丼。どちらにも山わさびが添えられていて、これがなかなか美味しかったです。
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旅先の食事には地元のビール。サッポロクラシックを瓶で……🍺
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まだ明るいうちに、占冠村の星野リゾート トマムに到着。「トマム」とはアイヌ語で「湿地」という意味です。
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手前の2棟がこの日の宿、リゾナーレトマム。遠くに見えているのはトマム ザ・タワー。星野リゾート トマム、全体の敷地がめちゃくちゃ広いので、ホテルのバスが周回しています。
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部屋でひと休みしてから、農園で開かれたファームハロウィンに参加。温かいミルクや焼マシュマロのサービスがありましたよ~
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フィナーレの花火は上手く撮れませんでした(^^ゞ
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ファームハロウィンの後、北海道イタリアン、アルテッツァ・トマムで遅めの夕食を…。パスタ2品とワインのおつまみ2品を頼みました。
十勝ホエー豚ベーコンとエキストラチーズのアマトリチャーナ。目の前でチーズを削ってくれるので、好みの量で「ストップ」をかけるのですが、もう少しかけてもらった方がよかったかも…… (^^;;
十勝産のホエー豚は、チーズを作る過程でできるホエー(乳清)を飲んで育つため、やわらかい肉質と脂肪の甘みが特徴だそうです。
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プロシュート(生ハム)とルッコラのペペロンチーニ。プロシュートとルッコラの絶妙な組み合わせを、ガーリックの香りが引き立てており、私の好みにピタッとハマるパスタでした。
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骨つきラムチョップ、十勝ホエー豚ソーセージとラクレット。ラムチョップはテーブルで焼くため、生で運ばれてきます。
ワインは赤白とも十勝ワイン セイオロサムを注文。白はすっきり爽やか、赤は香り華やかでコクがありました。
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ホエー豚のソーセージ、確かに甘みが感じられて美味しかったです。ラクレットチーズたっぷり……(^^♪
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ラムもこんがりと焼けてきました。北海道に来たからには、やはりラムは食べておきたいですよね。
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デザートに頼んだ花畑牧場のカタラーナは、香ばしいカリカリのキャラメルと、しっとり焼き上がったカスタードプリンの異なる感触。卵の風味が濃厚で美味しかったです。
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リゾナーレ トマムは、完全にプライバシーを保った寝室やバスルームがそれぞれ二つ。ジャグジーやサウナまで付いて、私たち二人には広すぎるくらいのスイートルームでした。連泊した方が良さが生かせるかもしれませんね~
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いよいよ翌日は北海道最終日。夜明け前にゴンドラに乗って雲海テラスに向かいます (^^)/~~~
それでも食事の後、短時間ですがホテルの裏庭から霧雨に煙る阿寒湖を眺めました。昨夜は、アイヌ民族の伝統行事を再現した「カムイへの祈り」もキャンセルとなったくらい雨脚が強まったので、天候は回復傾向にあるようです。
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さて、この日の観光は阿寒摩周国立公園の最西端に位置するオンネトー散策から。着いたときには周囲は低い雲に覆われ、周囲の山々もほとんど見えませんでした。
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アイヌ語で「年老いた湖」を意味するオンネトー。1周2.5㎞ほどの小さな湖ながら、いかにも神秘的な雰囲気を湛えていました。
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季節や天候、風向きなどによって湖の色が変化することから、五色沼とも呼ばれるオンネトー。
湖の色の変化には、雌阿寒岳の火山活動と細菌類の複雑な働きなどが関係していると言われています。とは言えその昔、同じ湖の中でも場所によって色が違って見えることや、光と影が動き、微かに風が吹いただけで湖の色が変わるという自然の驚異を前に、アイヌの人々が抱いたであろう自然や神々への畏敬の念はいかばかりだったことでしょう。
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次第に雲が切れて、日本百名山のひとつ雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)が、その美しく端正な姿を垣間見せてくれました。湖面にうっすらとシルエットが映り込んでいますね。
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次第に天候が回復してくる中、十勝平野を抜けて上士幌町のナイタイ高原牧場を目指します。(「ナイタイ」はアイヌ語で「奥深い沢」)
牧草地なんでしょうか。見渡す限り広い草原が続いていました。
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日射しがそそぐ白樺の森も……。
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ナイタイ山の山麓に広がるナイタイ高原牧場には、上士幌町の内外から預かった牛が放牧されています。(この日は、その姿を見ることができませんでした)
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見わたす限りすべてがナイタイ高原牧場。総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)もある日本一広い公共牧場です。
鹿は頻繁に姿を見せますが、時にヒグマが現れることもあるそうです。なんとこの日は、「熊出没中」の標識が掲げられていました。「出没注意」ではなく「出没中」の場合は、本当に注意が必要だとのこと……(^^ゞ
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ナイタイ山の山麓(標高800m)に昨年オープンしたナイタイテラスへ。
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(今年の営業は11月1日で終了しました。来年は、4月21日からオープンする予定です)
全面ガラス張りの展望カフェ。目の前に十勝平野、帯広の街並みが広がっています。
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カフェの名物は、バニラとショコラをミックスした「うしソフト」。思わずふふっと笑ってしまうネーミングですが、ほんとに美味しいです(^^♪
このほか、バーガーやサンドイッチなどの軽食もありました。
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下から見上げたナイタイテラス。
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暫しテラスの周囲を散策しました。
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岩のモニュメントがいっぱい。
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北海道の面積の1/10を占める十勝平野。その向こうは太平洋。遮るもののない大パノラマです。
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振り返り見るナイタイ山の頂き(標高1332m)。
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再び車窓の風景です。
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まっすぐな道がどこまでも……。
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広大な畑があちこちに……。十勝地方は、畑作や酪農の大規模経営が多く、その食料自給率は1,000%(100%じゃないですよ)を優に超える日本でも屈指の農業地帯です。
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ひたすら道路を走るだけで、旅人が北海道に期待する雄大で牧歌的な風景が続きます。
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日高地方と十勝地方を結ぶ標高1022mの日勝峠(にっしょうとうげ)。遠く十勝平野が広がっています。
私たちは立ち寄りませんでしたが、この近くに日勝峠第一展望台(標高740m)があり、そこから一望する十勝平野の眺めはナイタイ高原と並んで素晴らしいものだそうです。
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日勝峠の十勝亭でランチ休憩を……。
せっかく十勝に来たんだからと頼んだ豚丼はボリューム満点。しっかりした味付けでご飯が進みました。
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牛とろフレークを使って、程よく脂がのった牛とろ丼。どちらにも山わさびが添えられていて、これがなかなか美味しかったです。
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旅先の食事には地元のビール。サッポロクラシックを瓶で……🍺
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まだ明るいうちに、占冠村の星野リゾート トマムに到着。「トマム」とはアイヌ語で「湿地」という意味です。
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手前の2棟がこの日の宿、リゾナーレトマム。遠くに見えているのはトマム ザ・タワー。星野リゾート トマム、全体の敷地がめちゃくちゃ広いので、ホテルのバスが周回しています。
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部屋でひと休みしてから、農園で開かれたファームハロウィンに参加。温かいミルクや焼マシュマロのサービスがありましたよ~
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フィナーレの花火は上手く撮れませんでした(^^ゞ
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ファームハロウィンの後、北海道イタリアン、アルテッツァ・トマムで遅めの夕食を…。パスタ2品とワインのおつまみ2品を頼みました。
十勝ホエー豚ベーコンとエキストラチーズのアマトリチャーナ。目の前でチーズを削ってくれるので、好みの量で「ストップ」をかけるのですが、もう少しかけてもらった方がよかったかも…… (^^;;
十勝産のホエー豚は、チーズを作る過程でできるホエー(乳清)を飲んで育つため、やわらかい肉質と脂肪の甘みが特徴だそうです。
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プロシュート(生ハム)とルッコラのペペロンチーニ。プロシュートとルッコラの絶妙な組み合わせを、ガーリックの香りが引き立てており、私の好みにピタッとハマるパスタでした。
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骨つきラムチョップ、十勝ホエー豚ソーセージとラクレット。ラムチョップはテーブルで焼くため、生で運ばれてきます。
ワインは赤白とも十勝ワイン セイオロサムを注文。白はすっきり爽やか、赤は香り華やかでコクがありました。
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ホエー豚のソーセージ、確かに甘みが感じられて美味しかったです。ラクレットチーズたっぷり……(^^♪
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ラムもこんがりと焼けてきました。北海道に来たからには、やはりラムは食べておきたいですよね。
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デザートに頼んだ花畑牧場のカタラーナは、香ばしいカリカリのキャラメルと、しっとり焼き上がったカスタードプリンの異なる感触。卵の風味が濃厚で美味しかったです。
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リゾナーレ トマムは、完全にプライバシーを保った寝室やバスルームがそれぞれ二つ。ジャグジーやサウナまで付いて、私たち二人には広すぎるくらいのスイートルームでした。連泊した方が良さが生かせるかもしれませんね~
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いよいよ翌日は北海道最終日。夜明け前にゴンドラに乗って雲海テラスに向かいます (^^)/~~~
アルテッツァ・トマム (イタリアン / トマム駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
関西あたりとはレベルが違うわ(笑)。
畑作も酪農も大規模ですね。
でも、安定した経営は大変な面もあるようで、十勝だけで年間100軒程度離農するため、常に新規参入者を募集していると聞きました。
新たに始めても、収入が黒字化するには数年かかるそうです。
壮大な夢を実現するには相当な努力と忍耐、覚悟が必要なんですね。
日本の中でも、北海道は海峡を通過して
別の所という感じがします。
景色も、お食事も豪勢ですね。
海外に行けない分、国内旅行に重点を
置くのも良いですね。
「うしソフト」は笑えます。そのまんまで。
小豆島に行った時「しょうゆソフト」がありました。
色が少しだけしょうゆ色でした(笑)
この山並みは記憶にありますが、それよりヤブ蚊が凄くてそそくさと退散したような・・・ (^_^;)
十勝平野、本当に広大ですよね! 天気が良いときにこの景色が見れて良かったですね。
豚丼も暫く食べてないし、久々に十勝方面に行ってみたくなりました。
それにしても、部屋にジャグジーやサウナって、ゴージャス過ぎ・・・ (^o^)
観光、イベント(ハローウィン)、食、ステイ(滞在ホテル)・・・、どれをとっても、海外旅行並みのゴージャス感~✨
・・・、120点満点の、楽しみ方と感じました!
かなり満喫なさったのでは~と思います~(^-^)♬
広大な、どこまでも、緑の平野に、岩のモニュメント~、気持ちよさそうな風景~、素敵~✨
ビオラ家も、海外旅行の際(国内は、東西の移動くらいなので・・苦笑)
は、かなり広めの部屋を予約しますね。ゆったりしていて、のんびりできて、良いですよね~(^-^)b
1日のお出かけの最後に、ジャグジーで、思いっきり、疲れとれそうですわ~\(^o^)/♫
素敵な旅のご紹介を、ありがとうございました~♪
ほんとにスケール感が日本離れしていますね。
ガイドさんが仰ってましたが、車で1時間くらいの距離は、北海道の人にとっては「ちょっとそこまで」という感覚なんだそうです(笑)
雄大な景色、とりわけナイタイ高原から見渡す十勝平野には感動しました。
雲がなければ、太平洋がもっと明瞭に見えたと思います。
海外はおそらく来年も無理でしょうね。
心置きなく旅に出られる日を心待ちにしています(*^^*)
北海道は、公私ともよく行かれていますね〜
私は、道東と十勝は初めてでした。
オンネトーは道が狭いので、ヤブ蚊もさることながら、たどり着くまでが大変だったのではないですか。
十勝平野、ほんとに広かったです。
十勝ホエー豚って、GRIさんが時々お取り寄せしてる源さんファームや花畑牧場で飼育してるんですね。
美味しかったですよ〜♪
はい、3泊4日で北海道を楽しんできました〜*\(^o^)/*
移動に費やした時間も多かったのですが、初めて訪れるところが大半でしたので退屈しませんでした。
なだらかな起伏が続くナイタイ高原は、十勝ではイチオシのスポットだと思います。
ただ、冬場は閉鎖されてしまうのは残念ですね。
広くゆったりした部屋、いいですよね。
とりわけ、スーツケースが大きい海外では、ゆとりがあった方が寛げると思います。
ジャグジーは快適で、わが家にもほしいくらいでした〜♪ (置く場所がありませんが……😅)
お湯張りに時間がかかるので、朝はシャワーだけで済ませました (^-^)ゞ
旅の余韻は、まだあるんですよ(笑)
摩周湖で買ってきたワイン、開けるのが楽しみです〜♪
お料理、どれもおいしそう~
景色よりもお料理に目がいってしまいます。
オントネーの写真、とても幻想的ですね。
すいこまれそうな気分になります。
Dukeさんは、今回のご旅行フリーパックで行かれたのですか?それともツアーですか?
遠方のあまり交通の便の悪いところだとツアーの方がいいのかな?でもなあ~とかいつも迷ってしまいます。
美しい広大な北海道!贅沢な時間を味わっていらっしゃいますね。いつも、いつもDuKe様はゴウジャすな
旅を楽しんでいらっしゃいます。
広々と美しい自然の風景の中に自分を主人公において
素敵な本がかけますね!
牧歌的な風景・・・・このような風景が好きです
ソフトクリームもよく登場しますね?
私は滅多にいただきません、、、、牛乳ちゃんがいるから?食事もいつも贅沢ですね~~~
行きたいなぁ・・いつか宗谷岬まで!!!