台風11号の北上に伴って、北部九州は大荒れの天気。北九州でも昨夜半から強い南風が吹き荒れ、ときおり地鳴りのような音を響かせていました。空の便はもちろん、電車やバス、モノレール、船舶など交通機関に対する影響も広がっています。今後は速度を上げて日本海を北上する見込みですが、各地で台風の被害が拡大しないよう願っています。
さて先月下旬、詩人で画家の詩太(うーた)さんの個展、『ひとときの余白』を観に行ってきました。詩太さんは、詩や絵、書・言葉、物語など幅広い創作活動を行なう、北九州生まれの若いアーティスト。「穏やかな時間」をテーマとするその作品には、独特の温もりが感じられ、気持ちが和んでくるような展覧会でした。
絵を主体として、詩の一節とともに展示されていた今回の個展。絵は、「#01 余白」、「#02 美しい世界」、「#03 tabibito」「#04 揺蕩う」という4つのテーマに区分されていました。およそ80点ほどの絵が展示されていましたが、その内いくつかの作品を紹介したいと思います。(写真撮影、SNS投稿ともOKでした)
【#01 余白】
詩太さんが作品を制作するにあたって意識しているのは、余白を残すということ。「余白」とは、"何も描いていない部分" という意味ではなく、その作品を見る人が "その人なりに想像する余地" のことだそうです.。この作品展のポスターにも、次のような言葉が書かれています。
《奏》中央やや右寄りに描かれているのはピアノを弾く人。
《月の家族》
三日月のまわりに、夜空にまたたく黄色い星たちが描かれています。
【#02 美しい世界】
淡くやわらかい色のグラデーションや、凹凸を何層にも重ねて描く"美しい世界"。
《魔法の時間》と《あさんぽ》
スクリーンでは、詩太さんの詩が紹介されていました。
【#03 tabibito】
「架空の旅人<タウ爺>が旅をしながら描いた架空の旅日記の1ページ"」というコンセプトで描かれた"tabibito"。
《星空につられて一緒に光る樹》
描かれているのは、優しい雨の降る星夜、明るく光るホタル、星とともに光を放つ木。
《この景色を楽譜にして》
《空くじらの親子》『ひとときの余白』のポスターに使用された作品です。
《きっとまたいつかどこかで》
【#04 揺蕩う】
空や海、雲の上……いろんな空間をゆらゆら、ふわふわ、ぷかぷかと揺蕩う旅人を描く"揺蕩う"。
《浮雲のうえ》
ふわっとした雲の上、小さな傘を手にした旅人がぷかぷか漂っているよう。くじらは詩太さんの作品によく使われるモチーフです。
会場で、詩太さんご本人にお会いしました。バックの絵は、スペースワールド跡地にオープンした北九州市科学館(スペースLABO)の開館記念企画展シンボル作品。背景の宇宙は、八幡東区の小鳩幼稚園の園児のみなさんと一緒に描いたのだそうです。絵の右下の隅には、詩太さんのサインとともに「小鳩幼稚園すみれ組」と記されていました。
詩太さんの作品展が行われた黒崎ひびしんホール(中ホール)。通路部分はガラス張りになっていて、外からも様子がわかります。
好きな作品がたくさんあったので、ポストカードをいくつか買って帰りました。
詩太さんの作品を眺めていると、なんとなく温もりを感じてほのぼのした気持ちになります。居心地がよくて、思いのほか長い時間を過ごしました。詩太さんご本人とおしゃべりできたのも楽しい体験でした (^-^)ゞ
次回の詩太の絵と詩の作品展『ひとときの余白』は、9月17日(土)~19日(月) サンメッセ鳥栖で行われるそうです。
さて先月下旬、詩人で画家の詩太(うーた)さんの個展、『ひとときの余白』を観に行ってきました。詩太さんは、詩や絵、書・言葉、物語など幅広い創作活動を行なう、北九州生まれの若いアーティスト。「穏やかな時間」をテーマとするその作品には、独特の温もりが感じられ、気持ちが和んでくるような展覧会でした。
絵を主体として、詩の一節とともに展示されていた今回の個展。絵は、「#01 余白」、「#02 美しい世界」、「#03 tabibito」「#04 揺蕩う」という4つのテーマに区分されていました。およそ80点ほどの絵が展示されていましたが、その内いくつかの作品を紹介したいと思います。(写真撮影、SNS投稿ともOKでした)
【#01 余白】
詩太さんが作品を制作するにあたって意識しているのは、余白を残すということ。「余白」とは、"何も描いていない部分" という意味ではなく、その作品を見る人が "その人なりに想像する余地" のことだそうです.。この作品展のポスターにも、次のような言葉が書かれています。
余白だらけの日々に
どんな未来を
描こうか?
どんな未来を
描こうか?
《奏》中央やや右寄りに描かれているのはピアノを弾く人。
《月の家族》
三日月のまわりに、夜空にまたたく黄色い星たちが描かれています。
【#02 美しい世界】
淡くやわらかい色のグラデーションや、凹凸を何層にも重ねて描く"美しい世界"。
《魔法の時間》と《あさんぽ》
スクリーンでは、詩太さんの詩が紹介されていました。
【#03 tabibito】
「架空の旅人<タウ爺>が旅をしながら描いた架空の旅日記の1ページ"」というコンセプトで描かれた"tabibito"。
《星空につられて一緒に光る樹》
描かれているのは、優しい雨の降る星夜、明るく光るホタル、星とともに光を放つ木。
《この景色を楽譜にして》
風の音が
波の音が
鳥の声が
草木の揺れる音が
まるで音楽のよう
この景色を楽譜にして
ピアノを奏でる音楽家が
すぐそこにいるような。
波の音が
鳥の声が
草木の揺れる音が
まるで音楽のよう
この景色を楽譜にして
ピアノを奏でる音楽家が
すぐそこにいるような。
《空くじらの親子》『ひとときの余白』のポスターに使用された作品です。
いつ来るか分からない
その瞬間のために。
その瞬間のために。
《きっとまたいつかどこかで》
【#04 揺蕩う】
空や海、雲の上……いろんな空間をゆらゆら、ふわふわ、ぷかぷかと揺蕩う旅人を描く"揺蕩う"。
《浮雲のうえ》
ふわっとした雲の上、小さな傘を手にした旅人がぷかぷか漂っているよう。くじらは詩太さんの作品によく使われるモチーフです。
🍀
会場で、詩太さんご本人にお会いしました。バックの絵は、スペースワールド跡地にオープンした北九州市科学館(スペースLABO)の開館記念企画展シンボル作品。背景の宇宙は、八幡東区の小鳩幼稚園の園児のみなさんと一緒に描いたのだそうです。絵の右下の隅には、詩太さんのサインとともに「小鳩幼稚園すみれ組」と記されていました。
詩太さんの作品展が行われた黒崎ひびしんホール(中ホール)。通路部分はガラス張りになっていて、外からも様子がわかります。
好きな作品がたくさんあったので、ポストカードをいくつか買って帰りました。
詩太さんの作品を眺めていると、なんとなく温もりを感じてほのぼのした気持ちになります。居心地がよくて、思いのほか長い時間を過ごしました。詩太さんご本人とおしゃべりできたのも楽しい体験でした (^-^)ゞ
次回の詩太の絵と詩の作品展『ひとときの余白』は、9月17日(土)~19日(月) サンメッセ鳥栖で行われるそうです。
「地球の歩き方ニュース&レポート」に、タイのLCC、タイベトジェットエアーのメディア向けイベントの様子を取材した『LCC就航でバンコクがもっと身近に! タイベトジェットエア【福岡-バンコク便】が週5便就航へ!』がアップされました。よろしければ、そちらもご覧いただければ幸いです。
本当に穏やかさを感じる絵ですね。
先入観や予備知識なしで観て、そう感じました。
HPなどをあたってみたのですが、現在は北部九州が活動範囲のようです。
目新しい情報があったらお知らせしますね。
癒されます。
関西でも個展をされるようでしたらご教示いただければと思います。
是非間近に見てみたいと思います。
素敵なアーティストですね。
詩太さんの絵って、どこかほのぼの感があるような気がしました。
どの絵も素敵だったのですが、私は「この景色を楽譜にして」や「空くじらの親子」、「浮雲のうえ」に強く惹かれました。
趣味で絵を描かれる方も多いのですね。
私は絵も音楽もダメ、芸術的なセンスに全く欠けますので、できる人が羨ましい限りです。
でも、観たり聴いたりするのは嫌いじゃないんですよね。
機会を見つけて素晴らしい絵や音楽の世界に触れていければと思っています。
ご心配ありがとうございます。
この辺りでは暴風とまではいきませんでしたが、風はかなり吹いていました。
一応、外回りを片付けておいてよかったです。
家の方も全然大丈夫でした。
詩太さんの絵って、やわらかくてイマジネーションに富んでいて、会場を観て回っているうちに、ほのぼのとした気持ちになりました。
水彩や油彩だけでなく、アクリル画やデジタル画など、手法は多岐にわたるようです。
予備知識も先入観もない状態だったのですが、観に行ってよかったです。
私も機会があったら、瀬戸内海のアートな島めぐりなんかしてみたいなぁと思っています。
でも食いしん坊なので、香川に行ったらアートよりもうどん三昧に走ってしまうかもしれません(笑)
この景色を楽譜にして・・・素敵です♪
良い作品を見せていただきました
「余白」とは…難しくて想像の世界になかなか入れません。最近福岡でも趣味の県展の発表があり
当店からもたくさんの作品を福岡まで運びました。
趣味の世界でも畳2枚くらいの大きさの絵画を描かれるグループがあります。私は描くのは苦手・・
絵を買う方も文を描く方も尊敬します(^^♪
絵が好きな方々に当店も助けられてお仕事ができます。
被害など大丈夫でしたか?
蒸し暑く生ぬるい風が吹いて気持ち悪いです。
きれいな作品ばかりですね。
特にブルー系がきれいです。
重ね塗りのタッチが奥行を感じさせるし、金色の三日月だけでシンプルできれいだと思ったら、小さい星も描かれていて本当に吸い込まれそうな世界ですね。
私、この夏行きたい美術展が三つあったのですが、暑さ・大雨・コロナで全て行けませんでした。
やっぱり、美術展に行ったりちょっとしたお出かけって大切ですよね。