平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

JIN -仁- 第10話 仁先生の恋愛力

2009年12月14日 | 大河ドラマ・時代劇
 今回は最終回を前にしてのネタフリ、謎フリ。
 謎についてはいろいろ考えてみましたが、皆目検討がつきませんね。
 包帯の男は身長180センチなど(第1話で言っていた)からして龍馬?
 では仁(大沢たかお)を江戸時代に導いた包帯の龍馬とこれまで仁に関わってきた龍馬とはどう符合するのか?
 よくわからないので最終回の謎解きを楽しみにして待ちます。

 さて、今回は仁先生。
 仁先生って本当に女心がわかってない。
 まず咲(綾瀬はるか)。
 咲は一番の理解者なのに、仁は咲のことを全然わかっていない。
 鈍いと言えばそれまでだが、自分に思いを寄せているとわかっている女性に「いっしょにいるとホッとしますから、きっといい家庭を作れます」と言ってしまうなんて。
 咲は<いっしょにいるとホッとする>だけの女性なのだ。
 咲に諦めさせるためにこう言ったのかもしれないが、仁の<大人力>ではそこまで意識して言ったとは思えない。
 単に思っていたことを口に出したという感じ。
 咲に持たされた弁当の揚げ出し豆腐を見て「もうこれも食べられないんだな」というせりふも実につれない。
 これを作った咲の気持ちを考えれば、もっと言いようがあるはず。

 次に野風(中谷美紀)。
 彼女に関しても<未来のご先祖様>としてしか見ていない。
 おまけに自分でも言っているように鬼!!
 野風に未来に繋がる子供を産ませるために、乳ガンの治療をしない。
 野風は「仁先生の見立てだから」と信じているのに。
 まあ、ここは次回に関わる部分なのでこれ以上突っこみませんが、咲に関して言えば仁先生、<恋愛力><大人力>がなさ過ぎ!(前回の野風に対しても、火事があったとはいえ、やりようがあったはず)
 そんな仁でも咲と野風が好きになってしまうのは、医者としての姿が格好いいからでしょうね。
 多少恋愛に疎くても、男性がひたむきに仕事に取り組む姿は格好いい。
 ということでしょうか?

 世の女性がこのつれない仁先生をどう見たかはなかなか興味深いところです。

※追記
 こんな仁先生についてうまい言葉が見つからなくて、<つれない>と書きましたが、今、いい言葉が浮かびました。
 <野暮>で<無器用>
 この方が的確な言葉のように思います。 


コメント (6)
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