アニメ「けいおん!」の豊崎愛生さんの声は、癒される。
豊崎さんが演じているのは、平沢 唯という主人公のボケキャラ。マイペースキャラ。
唯はせりふの端々でこんなふうに話す。
「どうしよう~」
「そうかな~」
「う~ん」(悩む)
「ふむ!」(納得)
「おーっ!」(関心)
「ありがとう!」
「あずにゃ~ん」←後輩の中野 梓に甘えて
「うい~」 ←妹の憂(うい)に甘えて
唯が天然キャラであるせいもあって、これらが実にかわいい。
「ふむ!」とか「おーっ!」といった感嘆詞だけで、心をくすぐられるというのもすごい。
「あずにゃ~ん」「うい~」が名セリフになってしまうのも画期的。
以前の記事(「けいおん!~何もないことの魅力。夢や恋愛、正義からの解放」)でも書きましたが、「けいおん!」の魅力は、日常を淡々と描き、劇的なドラマが起こらないこと。まったりとしたボケ・ツッコミライフ。
なので、「ふむ!」や「あずにゃ~ん」が名セリフになってしまうのだ。
逆に唯が、かっこいいことや意味のあることをしゃべったらシラけてしまう。
というわけで「けいおん!」の魅力を言葉で表現するのは非常に難しいのですが、まったりとしてクスリと笑いたい方は必見!!
見れば、「けいおん!」ワールドに絶対にハマる。
この作品が多くの人に愛されていることは、第1期シリーズ13話、第2期シリーズ24話、番外編3話、劇場映画(12/3に劇場公開)が作られていることが物語っている。
ちなみに劇場公開の前宣伝として、不定期ですが、現在TBS深夜で再放送中!
※追記
短いセリフの名セリフとしては、琴吹 紬(寿美菜子)の「うん!」もある。
※追記
監督の押井守さんは現在のアニメをこう批判しているそうだ。
「僕の見る限り現在のアニメのほとんどはオタクの消費財と化し、コピーのコピーのコピーで『表現』の体をなしていない」
つまり、この押井さんの言葉を掲載した記事に拠ると、こういうことらしい。
「制作者には新たな創造性や、作品を通じて訴える思想的なものが欠如し、過去にヒットした作品の焼き直しばかり。例えば「萌え」が流行すればそうした作品ばかりになっている。また、今のアニメはオタクと呼ばれるファン層に媚びたものが多く、こうしたことから「表現」が制作者から無くなった。確かに11年9月から始まった20本近い新作テレビアニメを見ると、さえない男性主人公の周りに美少女が群がる「ハーレムアニメ」が驚くほど多く、過去にヒットした「ハーレムアニメ」作品と共通する内容がかなり多い」(J-CASTニュースの記事より抜粋)。
確かにそうした面もあるかもしれないが、ならば押井さん、「けいおん!」をぜひ見て下さい。
ここには、<思想的なもの>を信じないという作り手の思想があるし、<劇的なドラマ>を作らないという創造性もある。
<劇的なドラマ>を作らないで、作品を面白く見せるというのは、いかに難しいことか!
「けいおん!」も美少女が出て来る「ハーレムアニメ」かもしれないが、美少女が群がる<さえない男性主人公>は登場しない。というか男性キャラは、楽器屋の店員の他は全く出てこない。
豊崎さんが演じているのは、平沢 唯という主人公のボケキャラ。マイペースキャラ。
唯はせりふの端々でこんなふうに話す。
「どうしよう~」
「そうかな~」
「う~ん」(悩む)
「ふむ!」(納得)
「おーっ!」(関心)
「ありがとう!」
「あずにゃ~ん」←後輩の中野 梓に甘えて
「うい~」 ←妹の憂(うい)に甘えて
唯が天然キャラであるせいもあって、これらが実にかわいい。
「ふむ!」とか「おーっ!」といった感嘆詞だけで、心をくすぐられるというのもすごい。
「あずにゃ~ん」「うい~」が名セリフになってしまうのも画期的。
以前の記事(「けいおん!~何もないことの魅力。夢や恋愛、正義からの解放」)でも書きましたが、「けいおん!」の魅力は、日常を淡々と描き、劇的なドラマが起こらないこと。まったりとしたボケ・ツッコミライフ。
なので、「ふむ!」や「あずにゃ~ん」が名セリフになってしまうのだ。
逆に唯が、かっこいいことや意味のあることをしゃべったらシラけてしまう。
というわけで「けいおん!」の魅力を言葉で表現するのは非常に難しいのですが、まったりとしてクスリと笑いたい方は必見!!
見れば、「けいおん!」ワールドに絶対にハマる。
この作品が多くの人に愛されていることは、第1期シリーズ13話、第2期シリーズ24話、番外編3話、劇場映画(12/3に劇場公開)が作られていることが物語っている。
ちなみに劇場公開の前宣伝として、不定期ですが、現在TBS深夜で再放送中!
※追記
短いセリフの名セリフとしては、琴吹 紬(寿美菜子)の「うん!」もある。
※追記
監督の押井守さんは現在のアニメをこう批判しているそうだ。
「僕の見る限り現在のアニメのほとんどはオタクの消費財と化し、コピーのコピーのコピーで『表現』の体をなしていない」
つまり、この押井さんの言葉を掲載した記事に拠ると、こういうことらしい。
「制作者には新たな創造性や、作品を通じて訴える思想的なものが欠如し、過去にヒットした作品の焼き直しばかり。例えば「萌え」が流行すればそうした作品ばかりになっている。また、今のアニメはオタクと呼ばれるファン層に媚びたものが多く、こうしたことから「表現」が制作者から無くなった。確かに11年9月から始まった20本近い新作テレビアニメを見ると、さえない男性主人公の周りに美少女が群がる「ハーレムアニメ」が驚くほど多く、過去にヒットした「ハーレムアニメ」作品と共通する内容がかなり多い」(J-CASTニュースの記事より抜粋)。
確かにそうした面もあるかもしれないが、ならば押井さん、「けいおん!」をぜひ見て下さい。
ここには、<思想的なもの>を信じないという作り手の思想があるし、<劇的なドラマ>を作らないという創造性もある。
<劇的なドラマ>を作らないで、作品を面白く見せるというのは、いかに難しいことか!
「けいおん!」も美少女が出て来る「ハーレムアニメ」かもしれないが、美少女が群がる<さえない男性主人公>は登場しない。というか男性キャラは、楽器屋の店員の他は全く出てこない。