goo blog サービス終了のお知らせ 

平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

稲田防衛大臣、〝駆けつけ警護〟の任務を発令。自衛隊員が殺し、殺される時代がやって来る

2016年11月19日 | 事件・出来事
 稲田朋美防衛大臣が、南スーダンのジュバに派遣される自衛隊に〝駆けつけ警護〟の任務を付与した。
 ついに〝銃による撃ち合い〟が始まる。
 自衛隊を普通の軍隊にしたい安倍自民党は、こうした既成事実をどんどんつくっていきたいのだろう。
 あってはいけないことだが、仮に自衛隊員の亡くなれば、英霊扱い。
 安倍氏は黙祷し、演説することによって殉職した自衛隊員を讃える。
 国民やマスコミは一時的には政府の責任を問うだろうが、やがて忘れ、自衛隊員が戦闘で殉職することに慣れ、当たり前になっていく。
 そして憲法改正。
 自衛隊は国防軍に。
 安倍晋三氏の野望はついに完成だ。

 南スーダンのジュバは、政府軍と反政府軍が入り乱れる戦闘地域だ。
 今年の7月には300人が戦闘で殺され、略奪、性暴力が横行した。
 この戦闘の際、駐留していた中国の軍隊は危険だという理由で、国連職員を助けにいくことはなかった。
 性暴力は国連の女性職員に対してもおこなわれたが、これをやったのは何と国連が支援している政府軍の兵士。
 政府軍の兵士は「国連は俺たちの味方ではない」と言っているらしい。
 つまりジュバは、何が正しくて何が悪いのかがはっきりしない混沌とした地域なのだ。
 あまりに危険すぎるため、ヨーロッパの軍隊はジュバから引き上げた。

 こんな地域に〝駆けつけ警護〟の任務を付与して自衛隊を行かせるのか?
 政府はこの7月の〝戦闘〟を〝衝突〟と言ってゴマかした。
 安倍首相は国会で、「南スーダンは永田町よりはるかに危険だ」と答弁した。
 言葉の遊びはやめろ。
 稲田防衛大臣はジュバを7時間視察して安全だと理解したそうだ。
 たった7時間でそんなことがわかるのかね?

 昨日、安倍首相はトランプ次期大統領と懇談して意気投合したらしい。
 おそらく首相が話したことはこんな内容だろう。
「日本はこれから自衛隊をどんどん派遣してアメリカを助けていきますよ」
「アメリカの武器を高い値段でどんどん買いますよ。年金や福祉を削って」
「自衛隊員も海外で血を流します。血の同盟の時代がまもなくやって来ます」

 自衛隊員の命は政治の道具として使われている。

※参照記事
 駆けつけ警護、稲田防衛相が命令 南スーダンPKO(朝日新聞)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする