平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

逃げるは恥だが役に立つ 第8話~会えます! 近くにいます! 会って火曜の分のハグを!

2016年11月30日 | 恋愛ドラマ
 みくりの母親は父親を家事でこき使い、こんなに何もできない人だとは思わなかった、と憤慨する。
 みくりの兄夫婦。無遠慮な夫に妻は〝怒りの壁ドン〟をする。
 夫婦っていうのは、これなんですよね。
 ズバズバ何でも言えるこの距離感。

 一方、みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)は……。
 契約結婚という形式と体の関係がないことが阻害して、互いに遠慮し合っている。
 特に平匡には、心地いい自分の距離というものがあって、それに踏み込まれると、悩み出し逃げてしまう。

 もちろん、みくりの父親と母親も、兄夫婦もそれなりの物語があって現在に至ったのだろう。
 彼らは彼らなりにぶつかり合い、葛藤して、現在の信頼を築いた。
 だから、こんな言葉。
「運命の相手ってよく言うけど、わたし、そんなものいないと思うのよ。運命の相手にするの」
「誰かを誠実に愛し続けることはすごく大変なこと」
 愛には努力が必要なのだ。

 今回、平匡はがんばった。
 恥ずかしい自分をさらけ出し、誠実に語った。
 みくりも自分の心の中を整理し、自分の気持ちに向き合った。
 その結果が、
「会えます! 近くにいます! 会って火曜の分のハグを!」
「はい!」

 昔の恋愛ドラマは、相手を追いかけて必ず走ったんですけど、今回、平匡は走りましたね。
 やっぱり恋愛ドラマに〝走り〟は必要。
 最高に盛り上がる。
 もっとも平匡とみくりの場合は、今回のラストのようにイマイチ決まらないんですけど(笑)

 最後はみくり。
 心理学を学んだ彼女の問題解決の仕方が面白い。
 まずは妄想。
 妄想により自分を客観視し、発想の転換をおこなう。
 今回は<情熱大陸ふたたび>と<恋愛47キロ級のアスリート>になって自分を客観視した!(笑)
 前回、平匡に言った、「いいですよ、わたしは。平匡さんとなら、そういうことをしても」は痛恨のミス!(笑)
 そして素因数分解。
 余計な気持ちを取っ払って最後に何が残るのか?
 仕事、収入、自分のやりたいこと、なりたい自分──それらを無にした時、最後に残る思いは何か?
 それは市議会議員になって他人のために働いてお金をもらうことではなかった。
 <平匡といっしょに生きること><失敗してもいいからもう一度やり直すこと>だった。

 いやあ、みくりは女神だわ~。
 みくりは全国のこじらせ男の希望の光です!

コメント
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