阿佐海岸鉄道は04年7月にJR牟岐線乗り潰しとセットで乗り潰した。海部で牟岐線列車との乗り継ぎに少し時間があったが、駅の周りには何もなく、暑いだけだったのでホームのベンチで暑さを凌いだ。やって来た気動車は風鈴列車で、車内には涼しげな風鈴がたくさんぶら下がっていた。イベント用の気動車のようでビデオモニターが設置され、中央にはサロンのような座席が並んでいた。智頭急行などと同様に鉄建公団が造ったため、線路規格は高く、ローカル線とは思えない路線だった。終点の甲浦は閑散とした高架駅で、計画では室戸半島方面へ延伸して土佐くろしお鉄道ごめんなはり線とつなげることになっていた。しかし、利用者数などを考えると実現の見通しはほとんどないに等しいと言える。