04年7月17日からの四国乗り潰しの旅は、17日に徳島と高知、18日に高知の鉄道を乗り回し、予土線、予讃線を経由して最終目的地の松山へと着いた。18日はとりあえずは道後温泉に浸かるため市内電車に乗っただけだったが、19日には市内線を含め伊予鉄道全線を乗り潰しを行った。1日で回るにはかなり制約があり、もう少しゆっくり見て回りたかったが、実は99年2月の遠征でも伊予鉄には乗車しているので、まぁ今回は乗るだけ乗ってやれということで1日乗りまくって乗り潰しを達成した。
鉄道線は高浜線・横河原線・群中線の3路線があるが、以前大手町から松山市までの短い区間には以前の遠征でも乗っていた。その時はそれが何線かもわからずに乗っていたが、今回は乗り残さないようにある程度の知識は持って乗ったので、大手町から松山市に至る路線は高浜線で、そこから先は横河原線になるという程度の知識は持って乗車した。まずは坊ちゃん列車に乗って松山市まで出向いて、松山市から鉄道線の乗り潰しに取り掛かった。まずは松山市から横河原線に乗って横河原まで行き、折り返し松山市まで戻りそのまま高浜まで乗り通した。フリー切符等があったのかなかったのかよくわからないが、普通乗車券で乗ったので、降りては切符を買い降りては切符を買いして、高浜~横河原間を往復した。フリー切符だと好き放題乗られるので鉄っちゃんは有難くない存在と受け取られがちだが、普通乗車券で通常の観光客ではとてもあり得ない乗り方をして大盤振る舞いしてくれるという点では鉄道会社にとっては有難い存在なのではないかと思う。もっともほとんどが1回ぽっきりの利用なので、鉄道会社は鉄っちゃんにリピートしてもらえるように鉄っちゃんを惹きつける何かを持っていた方が上得意を作れる可能性があるのではないかと思う。伊予鉄は坊ちゃん列車は鉄っちゃんよりも一般人を惹きつけるものがあるので、鉄道線の方で本物のSLを用意して、市内線で坊ちゃん列車、鉄道線でSLを走らせて両面作戦で人の呼び込みを図れば面白いのではないかと思う。