5月1日日曜日。在来線博多駅を見物して、橋上駅舎から阪急百貨店の入口を発見して、若干大阪が恋しくなってきたところで新幹線ホームへと移動。いよいよ帰路につく。その前に新幹線博多駅を見物。28日夜、29日朝にも見物しているが、早朝深夜のため、コンコースの土産物屋が閉まっていたので、今回はホームよりもそっちを重点的に見て、買って廻った。博多シティから新幹線ホームへの移動は摩訶不思議な経路を通っており、お世辞にも近いとはいえないし、一旦新幹線のホームを抜けるかのようなルートを通るルートはなんとなく頂けない。新幹線にも橋上駅舎を設けることができなかったのかと思う。とりあえず新幹線改札内に入り、ホーム下の土産物屋を見て回る。以前も土産物屋はあったが、今回見てその変わりようにびっくりした。何軒も店が連なっており、空港にある店を思わすような造りだ。もっともどの店もみやげ物屋には違いなく、特に変わったものを置いていると言うわけでもない。みやげ物以外にもファミリーマートがあったり、ケーキ屋があったりと従来なかったものがたくさんある。もちろん駅弁も売っている。在来線にはなかった変化が新装開店の新幹線駅にはあった。やはり博多シティの開業よりも九州新幹線の開業の影響が大きいのだろう。
みやげ物屋は大きく変わっていたが、私が買う土産はあまり変化がない。大好きな博多とおりもんは広島のもみじまんじゅうと並んで私の中では定番化している。他にもなんでか博多でかるかんなどを買い込んで、ホームへと上がる。まだ、乗車予定のひかりレールスターの時間には早いが、見物するには足りないぐらいの時間である。指定を取っているので、じっくり見て廻れるのはありがたい。新ホームを一通り見物するが、つばめや島内さくらの他に、博多発着ののぞみまでも新ホームに到着するのには驚いた。28日も見たが、700系レールスター使用の博多南線も博多駅では今後日常茶飯事に見られることだろう。
あちこち見ていると時間が過ぎるのが早い。ホームはGW前半の帰省客で混雑しており、指定を押えたレールスターにも列ができている。レールスターは新大阪のように折り返しではなく、博多総合車両所方から入線してきた。折り返し整備待ちだとそわそわ感があるので、車両基地から出てきてくれる方が利用者としてはありがたい。とりあえず記念に1枚納めてから乗車する。みずほ、さくら、つばめは記念撮影の人が多いが、レールスターはもはや乗り慣れた代物だけに記念撮影をする人はあまり多くない。もっとも人気列車であることには変わりなく、指定はほぼ満席。窓側が完売だったので仕方なく通路側に座る羽目になっている。もともとはもう少し遅いみずほで帰るつもりだったが、帰ってからしんどいので、少し早いレールスターに切り替えた。もともと予約した時期が遅い今回の遠征だったので、座席に関してははなから好きなところに座れるとは思っていない。
N700系さくらで同じようなシートに乗ってきたが、レールスターもその元祖と言える存在で、登場から10年あまり経っても、未だに色褪せない存在だ。博多からほぼ100%席が埋まっており、GW前半を終えて九州から各地へと戻る人が多いことを改めて感じさせてくれる。新大阪以東、名古屋へはあとののぞみを利用することになるので、レールスターは新大阪以西での利用となる。のぞみ主流の時代だけにもっと利用の足は短いのかと思っていたが、意外にも広島までの出入りは少なく、逆に小倉で満席状態となって出て行ったぐらいだ。岡山で多少の入替はあったが、その先への利用も多く、姫路、新神戸での下車が多かったように思う。当然ながら新大阪まで乗り通す人も多く、終始乗車率が高い状態だった。要するにレールスターも関西方面への利用が多いのである。逆に広島や岡山からの利用の方が少ないのではないかと思われるほど九州からの利用が多かった。