8月15日金曜日。北海道最終日となりました。遠征自体はまだあと1日残っていますが、この日で北海道から引き上げです。ラストは宇宙軒で夜行列車3丁撮りに挑みます。宇宙軒とはとあるラーメン屋のことですが、撮影地への目印で出てくるもので、実際には有珠駅付近の撮影地で夜行列車の3本撮りに挑みます。東室蘭を朝一5時50分に出る470Dに乗車。これで有珠を目指します。車内は…鉄っぽい人で一杯でした。みなデカい三脚持ちで如何にも撮り鉄という風情です。北舟岡で降りていく人が多かったですが、有珠ではそれよりも多くの人が降りていきました。私も同様に有珠で下車。いろいろ宇宙軒とか道順とかを調べましたが、降りた撮り鉄についていけば現地まで行けそうです。有珠駅周辺はそれほど過疎地帯というイメージではなく、国道も通っており、民家も結構あり、町が形成されています。しばらく歩い
て例の宇宙軒付近に到着。あ~これが有名な宇宙軒か…開いてないやん!朝の7時過ぎなので当たり前か。でも昼間でもやってるのかどうか微妙です。看板だけが目立つ感じです。踏切を渡り、撮影部隊御一行様は道なき道を歩き出しました。ちょっと一人で行くとためらうようなところを歩いていきます。獣道ならぬ鉄もの道を歩き、丘を登ったところで、車が大量に止められているのを発見。すると見知らぬ部族・・・いやよく見れば鉄鉄部族が出てきました。こんな山奥の未開の地に…文明の力であるカメラをもって集団で移動する人が多いのなんのって。現場の斜面に到着すると…至る所に撮影者が…宇宙軒てこんなに人気があったのか…やっぱ新幹線開業時に夜行列車が全廃されるという報道が大きかったのでしょうか。北海道夜
行も撮れる時に撮っておかねばという人が集まったのでしょうね。とりあえず意外に急斜面で、足場もよくないので、大荷物を下げての移動も大変なので、立てる位置に場所を確保しました。三脚を持ってきたものの、立てるスペースが微妙だったので、手持ちで撮ることにしました。三脚は結局宝の持ち腐れ状態で、邪魔なだけでした。持ち運びを考えてコンパクトなタイプを購入しましたが、最近は持ち運び自体が面倒なので、三脚の出番が減少しています。どうせなら使い物になる立派な三脚を買った方がよかったのかもしれません。まぁ今のところカメラも手持ちで十分なカメラなので、しばらくは今のままで手持ち中心の撮影で我慢していきたいと思います。
この日の宇宙軒は曇り。晴れてても曇ってても別にどっちでもいいですが、さすがにいい景色ですね。早速1本目のカシオペアがやってきました。こちらは来夏でもまだ撮れそうですが、青函トンネルの工事進捗次第では運転休止も十分考えられるので、撮れるうちに撮っておいた方がいいと思います。車両自体はまだ新しいので、東日本エリアではまだまだ活躍は続けるものと思われます。
続いて10分ほど続行でトワイが通過。こちらはこの夏が最後です。こちらは車両自体も引退の時期に差し掛かっているので、どこを走ろうが撮っておいた方がいい列車です。
トワイ通過後は北斗星まで時間が空くので、撤収する人もいました。しかし、北斗星まで残留する人が多数で、場所を変えるほどの空きはできませんでした。スーパー北斗などを撮影しながら北斗星の通過を待ちます。
それにしても普通列車が意外に多く通過していきます。私が乗りたい長万部方面よりも東室蘭方面に向かう列車が多いですが、長万部方面は8時01分の後は、10時50分まで列車がありません。だから北斗星の前に移動する人が多かったのかもしれませんが、私は我慢して北斗星を撮影してから移動しました。
北斗星通過後は、暇つぶしに特急スーパー北斗を撮影してから何もないので駅まで戻りました。町では夏祭りが絶賛開催中で、おみこしが出ていました。若干暑さに参っているのか道産子たちは元気がなかったです。
ホームに戻り、駅の待合室で列車を待ちます。時折通過列車がありますが、お盆期間中とあって貨物列車の通過はありません。貨物があれば宇宙軒でもっと時間が潰せたのですが…。