8月15日金曜日。宇宙軒から有珠駅に戻り、有珠駅10時50分の普通列車で長万部まで移動します。この日は普通乗車県の旅で、長万部からは特急スーパー北斗に乗車します。長万部行き普通はこれまた撮影を終えた鉄っちゃんの姿が多くみられました。ここでも終点までかぶりつきを楽しみました。途中豊浦まで後部の車両にいましたが、同駅で切り離すということで、前に移動しました。キハ150とキハ40の併結運転でしたが、この遠征中同じような組み合わせを何度も見ました。キハ150の運用範囲が広がっているのでしょうかね。新旧の気動車の併結運転は珍しい気がしますが、JR他社ではあまり見かけない光景ですね。豊浦から前面かぶりつきを敢行。静狩のS字カーブは駅から近いようなので、上りトワイを取りに行けばよかったと少々後悔。長万部到着後はまたもやかにめしを買いに駅前のかなやに直行。お昼時だったので、車やバイクで来た人でにぎわっていましたが、見事にかにめしをGET。スーパー北斗の車中で食すことにしました。
スーパー北斗はぜいたくに指定を取っていたので、余裕をかまして乗車できました。自由席だと席確保が大命題になるので待っている間イライラします。窓側を取っていたものの、かにめしで昼食を取ってからは爆睡状態。目が覚めたのは森を過ぎて、車内改札で起こされてからです。結構JR北海道て車内改札が厳しいですね。寝てても起こされるというのは他社ではあまりないような気がします。今遠征で北海道最後の旅路を辿り、函館に到着。
函館からは白鳥80号に乗車。こちらは自由席のため、函館到着後は早速並びました。久々に485系に乗ります。789系も捨てがたいですが、485系はそのうち乗れなくなる車両なので、乗っておいて損はありません。
白鳥80号でうまく窓側の席を確保して、最終の青函航路を辿ります。往路では木古内の駅があまり見物できなかったので、木古内の構内が見える方の座席を確保しております。函館を出ると雨が降ってきました。天気が崩れるとは言われていたものの、次の日の道中がやや心配です。最初の日に見た北海道新幹線が車窓に見えてくるのも新鮮です。海沿いの景色が見えないのは残念ですが、鉄っちゃん旅行を楽しみたいなら函館行きは進行方向左側に座る方がいいですね。木古内駅は新函館北斗と同様に立派な駅舎ができており、完成間近の印象です。しかし、このあたりに新幹線の駅を造ってもどれだけの利用者がいるのか…。木古内を出ると江差線廃線跡を右手に見て、すぐに新幹線との接続箇所を通り過ぎ、湯の里知内信号所の広い構内を見て、3線軌条のスラブ軌道を走り、青函トンネルに入ります。
485系では青函トンネルに入る案内表示は出ません。このあたりは789系とは違う点でしょうか。途中吉岡海底駅、竜飛海底駅付近で明かりが見えた以外はほぼ暗闇の中を30分程度走り、漸く本州へと入ります。建設中の奥津軽いまべつ駅付近を通過し、北海道新幹線と分岐して中小国信号所を通過。信号所よりも小さな中小国駅を通過し、実質的な境界駅の蟹田に到着。本州に入って雨が強くなってきました。翌日日本海縦貫線を下っていくので天候が不安です。蟹田で乗務員が交代し、久しぶりに東日本エリアに入ります。往路では見られなかった新幹線の線路を見ながら青森までの道中を楽しみます。新青森へ向かうか青森へ向かってから新青森へ向かうかだけの違いで、ほぼ新幹線と並行する形で走ります。並行と行っても距離はかなり離れていますが…。雨の道中を軽やかに走り485系白鳥80号の旅を終え、青森に着きました。この日は青森で宿泊しました。というかチェックインする前とした後に一仕事が残っていました。