9月24日土曜日。大雨の中、吉野川橋梁で青の交響曲を撮影し、吉野神宮から吉野駅へと到着。この日は、実は青の交響曲を撮影しに来たのではなく、乗りに来たのでした。これまでの撮影はあくまでも前奏曲です。
吉野山へのロープウェイの千本口を見物。吉野駅周辺を雨の中、ちょっとだけ散策して、メインの青の交響曲乗車へと向かいました。
吉野駅には吉野杉を使った駅名板がありました。久々にやって来ました吉野駅。
青の交響曲は既にホームに停車してました。というか先ほど撮影したヤツが吉野駅で待機しているだけですね。折り返しまでの時間は余裕があります。既にこの列車に乗り込む準備万端な乗客がホームをうろうろしてました。マニアの姿も多いですが、一般の利用者がまだ多いですね。とはいえ、運転開始から2週間ほどで指定が取れるぐらいですからしまかぜほどの人気はないようです。
BlueSymphonyのエンブレムが黄金に輝く青の交響曲。若干大阪阿部野橋の表示がアナログチックに感じます。この辺りは改造車丸出しといった感じです。
車内はグリーンのモケットの重厚なシートが並んでいます。写真はテーブル付きのツインシート。4人掛けのサロンシートもあり、そのほかは、1-2列配置のシートが並んでいます。
2号車のラウンジシートは大盛況でした。ラウンジの片隅にはライブラリーがあり、吉野に関する本が並べられていました。向かいにはベンチが置かれて、そこで本が読めるようになっていました。本の中に青の交響曲が表紙になった鉄道ファン10月号が置いてあったのはご愛嬌といったところでしょうか。
車内は6000系通勤車だったとは思えないほどの変わりようでしたが、天井を見上げると・・・年代物のクーラーが鎮座してました。外観といい、このようなところはやはり6000系だったことを隠せないようですね。
ラウンジカーでの飲食サービスが売りの青の交響曲ですが、橿原神宮前で途中下車していった隣客は食い散らかしを置いて降りていきました。酒が入っているのでやりたい放題なのかもしれませんが、この後、橿原神宮前から乗り込んで来た人が、食い散らかしの対処に困って、床に置いてました。途中の乗り降りはあまり考慮されていないのかもしれませんが、乗客の入れ替わりがあるのであれば、飲んだ後、食べた後の処置を何とかしないといけませんね。ごみとして処分できない本格的な器が仇になった感もあります。この辺りは、ほかでも最近はやっている飲食ができる観光列車の今後の課題かもしれませんね。
足の方は遅くもなく速くもなくといったところで、吉野線内、南大阪線内ともにフツーの特急と同じ走りでした。大阪はすっかり雨が止んでおり、吉野で購入したビニール傘が邪魔になるぐらいでした。大阪阿部野橋到着後は、乗客たちのミニ撮影会が開催されました。このような撮影会が行われるのも今のうちなんでしょうか。秋の行楽シーズン以降、桜が咲くまでの間に青の交響曲は最初の正念場が訪れるように思いますね。