フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

声帯癌

2010-09-17 21:32:05 | 日記
9月17日 金曜日 晴れ

今日もこれという予定は入っていませんでした。
ただわたしの小学時代からの友人が、あるじを訪ねてきて下さいました。
彼女は美味しい御菓子を作ってあるじ持ってきて下さったのです。嬉しかったです。

ご主人がもう何年も前に胃ガンの手術をしていましたので、「お変わりない?」と尋ねましたら、
「大変だったのよ」と、ご主人の事を話して下さいました。
声帯癌が見つかり大手術をしたのだそうです。あまり症例が無い声帯癌だったようなのです。
何も徴候を感じていなくて、単に胃カメラの定期検診に行き見つかったとか。

初めて医師の説明を聞いた時、これからどうなるかとても不安だったと云います。
そして手術後の大変だったこともお聞きして、その時の彼女の辛労が伝わってきました。

今はなんとか少し好きなことが出来るようになりホットしたと言います。
でも手術後、寝たきりになっても生きていて欲しい、と祈り続けたと言います。
両方の御両親のお墓参りを何度もして、「連れていかないで、迎えに来ないで」と頼んだそうです。

彼女のご主人は徴候無く、定期検診で病院を紹介され再検査の結果で判明。青天の霹靂だったと言います。
わたしのあるじが急逝した時のわたしの気持ちが解ったと言います。
本当にあの時のわたしは何をどうしていたのかを、きちんと覚えていません。
2人の娘夫婦が本当に良く動いてくれました。全部彼女たちが仕切ってくれたのです。

わたしの作ったコーヒーゼリーを2人で食べながら、そんな辛かった時の話をしていました。
話している内に胸が一杯になって来ました。幼友達って本当に良いですね。
小学生の頃からお互いの家を行ったり来たりして遊んだ仲です。もう何十年もの付き合いです。

言葉を無くしてしまったご主人のお昼に間に合うようにと、急いで帰って行かれました。
ご主人は声帯の手術はかなり大変だったようで、腸の方にも影響が出ているとか、食事はお粥だそうです。

弘前の蕗の薹で作った蕗味噌を、ご主人のお粥の箸休めにお持ち頂きました。好物なのです。
彼女には、大急ぎで今朝仕上げましたタオルのエプロンをプレゼントしました。
わたしのささやかな御礼のつもりです。彼女のご主人の少しでも良くなる事を願って居ます。

彼女はお墓参りに行き、御両親に「連れていかないで、迎えに来ないで」と頼んだそうですが、
わたしはあるじの両親の位牌に、「息子を連れていって、何でわたしを迎えに来てくれないの」と云い、
あるじには「早く迎えに来て欲しい、何時迎えに来てくれるの?」と手を合わせ、毎日祈っています。
コメント
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