猪瀬知事、絶命のピンチ 情報流出は検察上層部に反発した現場の最終手段か(ZAKZAK)
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投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 11 月 26 日 14:04:33: AtMSjtXKW4rJY
「嘘をついている」と指弾された東京都の猪瀬直樹知事
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131126/dms1311261133009-n1.htm
2013.11.26
徳洲会グループから5000万円の提供を受けていた問題で、猪瀬知事が絶体絶命のピンチだ。元大阪高検公安部長の三井環氏(69)が代表を務める市民団体が、猪瀬氏を東京地検特捜部に告発したのだ。三井氏は「猪瀬氏は明らかにウソをついている。逮捕に持ち込めるだけの材料はそろっている」と糾弾、徹底追及する構えでいる。
絶大な権力を握る首都の首長に、検察の裏も表も知り尽くす男がノーを突きつけた。
東京地検特捜部長宛ての「告発状」を23日付で送付したのは、都内に事務所を構える市民団体「市民連帯の会」。
代表を務める三井氏は、中央大学法学部卒業後の1972年に検事に任官。99年には大阪高検公安部長に就任した。だが、同職在任時の2001年、検察庁の裏金問題を内部告発したことでキャリアは暗転する。02年に詐欺事件に関わったとして逮捕。その後、収賄などの罪で起訴され、検察庁を懲戒解雇、有罪となり08年に収監された。
「市民連帯の会」は三井氏が出所後、以前より訴えてきた検察庁の裏金問題を追及する目的で11年3月に発足させ、「現在は全国に300人の会員を抱える」(同会関係者)という。
告発の対象は渦中の猪瀬氏に、徳洲会グループの徳田虎雄・前理事長とその次男、毅衆院議員の3人だ。三井氏が意図を明かす。
「今回の問題に関する新聞報道に加えて、都庁で開かれた猪瀬氏の釈明を見たのがきっかけだ。彼はウソをついていると確信した。『個人の借り入れ』と苦しい言い訳に終始しているが、不合理な点が多すぎる」
告発状で示した罪名は公職選挙法違反など。
「猪瀬氏らの行為は、公選法の中でも、選挙人や選挙運動者に対する金品などの供与を禁止する『買収及び利益誘導罪』に抵触する。徳洲会側からもたらされた5000万円は明らかに買収資金。さらに、3人が同じ目的を持っていたという点で、刑法の『共同正犯』も成立するはずだ」
猪瀬氏らが実際に告発状が示した罪に問われて有罪になれば、3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金に処せられる。
三井氏は猪瀬氏に渡ったカネの存在が突如、明らかになった経緯にも注目している。
「なぜこのタイミングでカネの話が表に出たのか。恐らく、特捜部が徳洲会事件の捜査の過程で得た情報をマスコミに意図的に流したのだろう」
人生の大半を過ごした古巣であり、自身が転落するきっかけにもなった検察。その手の内を知る三井氏だけに、情報流出の背景について独自の見解を示す。
「現場と上層部との間で、事件捜査をめぐる意見の対立があったのではないか。事件の早期収拾を図る上層部の意向に現場が反発した可能性がある。私の現役時代も上層部に事件をよく潰された。今回も同じような圧力が働いたために現場が最終手段に出たとも考えられる」
昨年の都知事選で史上最多の433万8936票を獲得して当選した猪瀬氏。都民から圧倒的支持を得た政治家に「Xデー」はくるのか。