民主党を解体して主権者の党樹立を急げ
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は年明けに新しい代表を選出する。
しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。
2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、
米国・官僚・大資本
のトライアングルだ。
別名は、
ハゲタカ・シロアリ・ハイエナ
である。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の政治謀略事件が捏造された。
鳩山由紀夫氏に対しては個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な人物破壊工作を展開された。
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
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鳩山政権は沖縄の普天間移設問題でトラップにかけられた。
鳩山首相が普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の隠れ既得権益派勢力だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、
岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相
の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって人物破壊されたことだ。
2009年3月3日に勃発した西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、
岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳
などのメンバーである。
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そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、
渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎
の悪徳10人衆である。
民主党は
「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」
ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。
その民主党がシロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は主権者から見放された。
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民主党を破壊した戦犯が民主党代表選に出馬するのだという。
要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
そのためには、悪徳10人衆が新代表に就任するのが望ましいのではないか。
メディアは、民主党が完全な対米隷属政党に変質することを望み、その方向に誘導しようとしている。
これが日本の支配者である米国の意向でもある。
日本政治再生のグランドデザインを描く際に、焦点になるのは民主党の今後である。
民主党が維新などと合流して、第二自民党を形成するなら、日本政治再生の可能性はほぼ消滅する。
いま求められていることは、自公政権に対峙する、本格的な主権者政党の樹立である。
原発、憲法、消費税、TPP、沖縄基地、格差
の問題について、安倍政権に対して真っ向勝負をする主権者政党を樹立することが必要なのだ。
日本政治を破壊した民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、主権者の党を創設するべきだ。
日本政治を破壊した民主党悪徳10人衆がいまだに大きな顔をして権力欲を剥き出しにしている民主党の現状に、未来はまったく存在しない。
日本の主権者は民主党代表選を褪めた目で見つめるべきである。