格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

国民の生命・自由・幸福追求尊重しない安倍首相

2015-02-03 16:24:47 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


国民の生命・自由・幸福追求尊重しない安倍首相




安倍政権の暴走を止めなければこの国は終わる。


安倍政権の基本姿勢は明確だ。


国民の生命を守ることなど二の次、三の次である。


「人命第一」


というのは、単なるウソだった。


信用できる余地はゼロである。


2名の邦人がイスラム国に拘束され、身代金を要求されているときに、安倍首相は何をしていたのか。


自由になる時間が十分に確保できた年末年始に安倍首相が時間を費やしたのは、


ゴルフ、高級ホテルでのグルメ三昧、コンサートである。


驚愕の事実は、安倍政権が邦人救出のための身代金交渉を一切行わなかったことを自慢げに吹聴していることだ。


何のことはない。


人命を救出する意思さえ持たなかったことになる。


むしろ、積極的に人命が失われる方向に行動したと言われても反論できないだろう。


1月17日は、阪神淡路大震災から20年の時間を迎えるタイミングだった。


安倍首相はこの慰霊式典に参加することなく、フランスでのテロ発生で警戒感が強まる中東に出かけていった。

人気ブログランキングへ

そして、安倍晋三氏が発した言葉がこれだ。


「ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します」


http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/eg/page24_000392.html


1月17日、阪神淡路大震災から満20年のこの日、安倍首相はエジプトで開催された「日エジプト経済合同委員会」でこう述べたのである。


邦人2名がイスラム国に拘束されるなかで、イスラム国を空爆で壊滅させるために戦う周辺国に2億ドルの支援を発表したのである。


これに呼応して、イスラム国が2億ドルの身代金をyoutube映像を通じて求めた。


安倍首相はこの事態に対して、イスラエルで日章旗とイスラエルの六芒星の国旗を背景に次のように述べた。


「卑劣なテロはいかなる理由でも許されない。断固として非難する。」


そして、安倍首相は現地対策本部をヨルダン国に設置することを指示した。


ヨルダン国に現地対策本部を設置したことが、湯川さんと後藤さんの救出を極めて困難にした主因である。

人気ブログランキングへ

一連の推移を見ると、安倍首相にはそもそも、邦人2名を救出する意思が存在しなかったとの疑いが浮上する。


他方、イスラム国の出現には不透明な部分が多くある。


イスラム国の出現で最も利益を得ているのは誰か。


この視点も重要である。


イスラエルは有志国連合を通じて、アラブ諸国との敵対関係を緩和している。


また、米国の産軍複合体は、中東地域における武器弾薬、兵器の販売を急拡大させる格好の素材を得たことになる。


イスラエルが米国の産軍複合体と直結する存在であることは言うまでもない。


安倍首相は日本を米国の産軍複合体の利益共同体に組み入れるために行動しているように見える。


邦人の命を救う=人命第一の方針が取られたのなら、政府の対応はまったく異なるものになったはずだ。


邦人が拘束されて身代金を要求された際、人命第一の方針で対応するなら、身代金交渉に応じる対応が取られるの普通である。


身代金交渉に応じることは、他の多数の邦人の拘束リスクを高めるから、人命第一の原則に反するとの反論は示され得る。


しかし、フランスやドイツは身代金を支払って人質の命を救出したと見られている。


そして、その後にフランス人やドイツ人の拘束が増加したとの事実も確認されていない。


また、身代金交渉などについて否定的な見解を示している米国も、アフガン戦争の際には人質交換などの対応を示している。


邦人を見殺しにしておいて、「身代金交渉は一切していない」ことを自慢げに語る安倍政権の暴虐ぶりを主権者は直視する必要がある。


より重大な問題は、こうした安倍政権の暴走を厳しく糾弾する論調が、完全に抑圧されていることである。


政府の責任を適正に問うことができないのなら、国は衰退の坂道を転げ落ちる以外に、道はなくなってしまうだろう。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

①著名なブログ【神州の泉】の運営者であった高橋博彦さんが1月26日に亡くなら れました。享年62歳。

2015-02-03 08:40:23 | 杉並からの情報発信


①著名なブログ【神州の泉】の運営者であった高橋博彦さんが1月26日に亡くなら
れました。享年62歳。

昨年9月24日のブログ記事を最後に更新されず携帯電話もつながらなくなり、友
人のマッド・アマノさんら関係者が心配しておりました。

マッドさんのお話では、重い糖尿病を患い週3回人工透析を受けていた高橋さん
は、昨年9月26日に友人とブログで交信していた最中に倒れ、心配し た友人がお
姉さんに連絡しお姉さんが隣の方に連絡して病院に救急搬送されたとの事です。

マッドさんのお話では、高橋さんは昨年9月25日の最後のブログ記事の中で『[米
国のブラックリストに上げられている]と記しここ数年は当局から かなり睨まれ
ていたフシがある』とのことです。

心より高橋博彦さんのご冥福をお祈り申し上げます。そして残された我々は、高
橋博彦さんが生命の危険を顧みず力を注いでおられた『真実・事実の追 及』と
『不正義を許さない』遺志を引き継いで行きたいと思います。

【関連記事】

▲[神州の泉」高橋博彦氏を偲んで

2015年02月01日  WJF Project

http://wondrousjapanforever.blog.fc2.com/blog-entry-559.html

真実を見る目となり、真実を語る口となれ。

「アメリカの政府機関からのアクセスがあった」という昨年9月25日の記事を最
後に、記事が更新されなくなった「神州の泉」。

今年の年頭にはブログ自体が閉鎖されていましたが、筆者の高橋博彦氏が1月26
日に逝去されたそうです。

個人的なお付き合いがあったわけではありませんが、高橋さんは「神州の泉」の
ブログ上で、WJFプロジェクトを記事に取り上げてくださっ たこともありました。

「神州の泉」をご存じない方のために、高橋氏の死を私たちに伝えた響堂雪乃氏
のブログ、「独りファシズム」が、高橋氏が続けてこられた言論活動に ついて
的確な文章で紹介していますので、引用させていただきます。

▲「独りファシズム」2015年1月30日より転載

ブログ「神州の泉」の主宰者であり、”国家は「有罪(えんざい)」をこうして創
る”の共著者である高橋博彦氏が 1月26日に逝去されました。

僕は種々の圧力により言論世界から退場を強いられ、公共での発言を封じられて
いる身なのですが、高橋氏の死に際し追悼文すら綴ること ができないのであれ
ば、それはもはや人間の構造を解かれた洞(うろ)にも等しいのであり、ゆえに
本稿が文字禍を招くとしても甘んじてそれを受け入れ、む しろ自身の存在証明
と して故人とその遺志について語りたいと思うのです。

高橋氏との交流はおおよそ3年にわたったのですが、互いにネットを通じて仲間
や賛同者を募ろうなどという思惑もなく、まして何らかの イデオロギーを共有
す る同志的連帯感で繋がっていたわけでもありません。むしろ僕は右でも左で
もなく、両者を止揚するポジションであるのに対し、高橋氏は 鮮明に保守を打
ち出 し、つまり断固として右翼を自称したのですが、その姿勢には全くぶれが
なかったと思います。

そもそも右翼の定義とは、伝統文化と重要国土の護持および国家企業と民族共同
体の保守であるわけです。しかし論壇誌や右傾言論人が賛 美する自民党政権と
は、アメリカ公文書館の資料でも明記されているとおり、アメリカを本拠地とす
る多国籍企業の利潤誘導のため資金投入された傀儡政権で あり、その前提にお
い てこの国の保守とはいわば経済植民地のガジェットであり、つまり彼らは外
国資本にカネをもらい売国を幇助する「偽装保守」に過ぎない わけです。

席巻するジンゴイズム(狂信的対外強硬主義)やエスノセントリズム(自民族だ
けが高潔であるという思想)あるいはゼノフォビア(排外 主義思想)などの時
代 錯誤な思潮や、過激化する朝鮮民族への差別は決して自然発生したものでは
なく、原発事故や戦争国家構想など重大な内政問題に対する国 民の注意を反ら
すために仕組まれた現代のボクロム(ロマノフ王朝が権力維持のため実行した人
種差別政策)なのです。

直言するならば、この国の右翼とは自衛隊を米軍の下部組織として再編成し、派
兵や徴兵さらに武器輸出の世論合意を取り付け、終局的に コングロマリット
(軍 需、金融、エネルギーの複合企業)の利潤を最大化する装置としてビルト
インされているのであり、すなわち人間のクズなのです。

かくも論壇が買弁(売国奴)集団と成り下がった時代において、高橋氏は最後の
国士であり真の右翼であったと言えるでしょう。彼は保守 というポジションを
堅 持しながらも決して自民族至上主義に堕ちることはなく、むしろ民族体系を
突き放して凝視する冷眼を携え、現象群をアカデミズムから考 察しようと努め
たので あり、だからこそ彼の言論はイデオロギーを超越して説得力に溢れ、人
の心を揺さぶるものであったと思うのです。

高橋氏がもっとも憂慮し訴求していたことは国家の植民地化でした。小泉政権を
起点とする一連の改革とは日本国のプランテーション化を 目論むものであり、
す でにフリードマン(超搾取型経済主義)理論に基づき資本規制の撤廃(主要
企業の外資化)、労働者の非正規化、多国籍企業の優遇税制と 補助金の強化、
医療・ 教育・福祉・年金の切捨て、フラット税制(消費税などの植民地税制)
が達成されています。そしてついにはTPP批准と経済特区により 商業条約が国家
憲法を超越するという倒錯であり、実質として我々は主権を剥奪され奴隷民族に
転落するのです。

(終り)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする