格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

彼らが最初「生活の党と山本太郎」を攻撃したとき

2015-02-15 22:23:24 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


彼らが最初「生活の党と山本太郎」を攻撃したとき




ドイツのルター派牧師であり、反ナチ運動組織告白教会の指導者マルティン・ニーメラーの言葉に由来する


「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」


と題する詩がよく知られている。


ニーメラー財団が提示する詩の邦訳は次のもの(Wikipedia)



ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから


社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから


彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから


そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった



日本偏向協会が2月15日放送の『日曜討論』で、またしても「生活の党と山本太郎となかまたち」を排除した。


「あべさまのNHK」に成り下がるNHKの暴挙が続いている。


放送法には以下の規定がある。


(目的)
第一条 この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。

二 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。


(国内放送等の放送番組の編集等)
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
二  政治的に公平であること。


安倍政権は安倍政権の失態、暴走を正面から批判する言論を極度に恐れている。


悪行三昧を自覚しているということだろう。


安倍政権にとっての最大の脅威は、依然として「生活の党」=小沢一郎氏=山本太郎氏なのである。


両名の肉声が日本の主権者に伝えられることを、力づくで阻止しようとしている。


このようなNHKの暴走を、しゅべての主権者は傍観するべきでない。

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公職選挙法は


1.所属する国会議員が5人以上


または


2.直近の国政選挙での得票率が2%以上


のいずれかの要件を満たした政治団体を「政党」としており、


「生活の党と山本太郎となかまたち」


は、この要件を満たしている。


NHKに抗議した生活の党に対して、NHKは、


1.現役議員が5人以上おり、


かつ


2.直近の衆院選で得票率が2%以上


という、局が定めた条件を満たしていない


ことを理由に出演を拒否したと説明したと伝えられているが、このような暴虐を許してはならない。


昨年12月の総選挙に際して、NHKは日曜討論に新党改革の荒井広幸氏を繰り返し出演させた。


「新党改革」の現状は次の通り。


所属国会議員 1名


直近の国政選挙での得票率


2012年12月総選挙  0.22%


2013年7月参院選   0.0%


2014年12月総選挙  0.0%


(いずれも比例代表選挙の得票率)


NHKはこの「新党改革」党首として、荒井広幸氏を日曜討論に繰り返し出演させたのである。


理由は荒井広幸氏が安倍晋三氏の応援演説をするからである。


これに対して、「生活の党」の山本太郎共同代表は、安倍政権の暴政を正面から的確に厳しく糾弾する。


だから、NHKは山本太郎氏を生番組に出演させない。


こんなNHKは不要である。


不要というよりも、存在自体が害悪である。


すべての国民、すべての政党がNHKのよこしまで、堕落し切った現実に対して、声を上げるべきである。


「彼らが最初生活の党と山本太郎となかまたちを攻撃したとき」


という詩を流布しなければならない。




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『崖っぷち国家日本の決断』が明かす不都合な真実

2015-02-15 22:10:50 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

2015年2月13日 (金)







『崖っぷち国家日本の決断』が明かす不都合な真実









元外務省国際情報局長である孫崎亨氏が、ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏と対談による共著書を刊行された。





アマゾンでは現在先行予約期間になっている。





タイトルは





「崖っぷち国家 日本の決断」(日本文芸社)





http://goo.gl/blzwAV





副題には





「安倍政権の暴走と

 自主独立への提言」





とある。





Photo

ご多忙ななかで、精力的に執筆活動を展開される孫崎氏に深く敬意を表したい。





マーティン・ファクラー氏は、ニューヨークタイムズ東京支局長で、





『20人の識者がみた「小沢事件」の真実』

(日本文芸社)





http://goo.gl/slb55j





の共著者の一人でもある。





『「小沢事件」の真実』





でファクラー氏は、





第3章 なぜ、大メディアは「検察」の暴走に加担したのか











「官僚機構の一部と化したメディアの罪」





のタイトルで執筆された。





私は第一章に





「小沢裁判事件の評価と主権者がとるべき行動」





と題する小論を寄稿した。





日本の戦後史の正体を解き明かした孫崎氏の著書





『戦後史の正体』(創元社)





http://goo.gl/c6s054





は現在を知ろうとする市民必読の不朽の名著であるが、中国との摩擦を故意に拡大させようとする利権複合体の誘導に乗せられないようにするうえで、この著作が果たした役割、孫崎氏が演じている役割は限りなく大きなものである。





この良心の巨匠、知の巨匠が、米国を代表するジャーナリズムの精鋭と繰り広げる論戦は極めて示唆に富む。





ファクラー氏はあとがきで、





「私は、リベラルなものの見方もしますが、リベラル派ではありません。





日本国内では保守的だと見なされる考えも持っています。





例えば、私は日米同盟を支持しています(ですが、日本は真の意味でアメリカと対等なパートナーになってほしいと願っています)」





と記す。





孫崎氏との初対面であった2013年5月の『週刊朝日』での対談では、意見対立が先鋭化したという。





それでもファクラーシは共著を刊行することを選択した。この点についてファクラー氏は、





「私が孫崎さんと、この本を出すことを決めた理由の一つは、日本のサイレント・マジョリティである、穏健な保守派の人たちと穏健なリベラル派の人たちを励まし、日本を覆う現在の暗いムードに対して声を上げてほしいと思ったからです」





と記述する。





さらに、





「日本の民主主義が、活気に満ち、正しく機能するためには、国の将来について健全で活発な社会的論議が行われなくてはなりません。





現在の状況では、私は、それは不可能ではないかと懸念しています」





という。





「より多くの日本国民が社会的論議に参加し、日本の将来を決定する過程に積極的に参加する。





このことの一助に、この本がなることを、私は願っています。」





とまとめている。





同時に、孫崎氏について、





「私は、孫崎さんを誠実でたいへん独自性のある知識人として尊敬するようになりました。





孫崎さんは、自分の思考に誠実で、たとえ批判に直面しても、公然と意見を表明する勇気を持っている方です」





と述べる。





そして、孫崎氏と共有した考えのひとつが、





「戦後の日本は、過度にアメリカに依存してきたが、それが限界に来ており、日本は自国の将来について難しい選択をする時を迎えている」





というものであったことを明かす。





まさに日本はいま、重大な曲がり角、分岐点に立っているのである。





立場の違い、考え方の違いを容認し、それぞれが冷静に意見を述べて、その意見に耳を傾ける。





冷静で思慮深い考察と論議が、ものごとの解決を図る秘訣である。





二人の知性が織り成す、現代日本の問題点を抉る、会心の対談から得られるものは果てしなく大きい。





ご一読をお勧めしたい。



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補足になってしまい大変恐縮だが、ジャーナリストの高橋清隆氏が新著





『マスコミの偽善を笑い飛ばせ!

『新聞に載らなかったトンデモ投稿』』(パブラボ)





http://goo.gl/vBPLV4





を出版された。





Photo_2

著者が明記されているように、





「すべてでっち上げ」





であり、





「世界を牛耳るけだものを進化させる最良の処方せんである」





「愛と笑い」の書であり、一種のサブカルチャー著書と理解していただければよい。





しかし、著者が





「必ず何らかの真理が含まれる」





とした部分にははっとさせられる部分も多い。





ルシファーの目、外資による日本企業収奪のからくり、ニューヨークタイムズ記者の100年以上前の告白、グラバー商会の真実、パールハーバーの真実など、「何らかの真理」は奥が深い。





娯楽のなかに真実を見出す書である。







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