最後は「人・ひと」

2008年10月28日 | Weblog
温暖化といえども、やはり秋は秋らしく
朝晩めっきり寒くなってまいりました。
こちら九州でも高い山ではすでに紅葉が始まっております。

1週間前、久しぶりに久住山に登ってきました。
九州本土で2番目に高い山です。山頂まで紅葉を楽しんだり
今年初めて見る霜柱に感激しながら3時間ほどの山歩きを
愛犬小太朗と楽しんで参りました。

そこで今回のタイトルの「最後は人・ひと」ですが
私たちが使う道具は技術の進歩により便利かつ安全に
作られております。

ところが、山では毎年遭難や大きな事故が発生しております。
万全の準備をしているにもかかわらず残念ながら事故は起きてしまいます。
何が問題でしょうか?
そこには必ず「人」がいます。すべて私たちの判断が事故を引き起こしています
道具に対する過信も原因のひとつではないでしょうか。
また、どんなに安全対策を施した原子力発電所でも人為的ミスにより
事故は起きてしまいます。

私たちの仕事でも昔はすべて手書きで書類を作成していたので、すごく慎重に
仕事をしていたと思います。訂正をするのは大変でしたから。
ところが今ではパソコンの画面で入力しEnterキーを押せば税額まで
算出され大変便利です。訂正も簡単です。それゆえ、今まででは考えられない間違いも発生しています。
便利になった分人間の頭が退化しているのではないでしょうか。
人間はあくまで人間、道具もただの道具です。
過信は禁物です、使用方法は正しく。

(小太朗の父)