そもそも消費税とは・・・

2009年08月24日 | 日々のできごと
決算をしていると赤字決算の会社が、法人税の納税はないのに、消費税の納税額がかなり発生するのはなぜなんだ?とよく聞かれます。
社長が言うには、「うちは儲かっていないのになぜ税金払わなならんのだ!」という主張です。おっしゃっていることについては理解をなるだけしてあげたいのですが、そもそも消費税とは、モノを購入する時又は売る時に現行では5%の消費税がかかりますが、この消費税分は本来会社では税務署に納めるために一時的に預かっていると考えるものだと思います。会社の決算の時に納める消費税額は預かった消費税から支払った消費税の差額部分を納付しなさいというのが消費税の考え方であると思いますので、この預かった分、支払った分を別個に管理していれば、納税資金は必ずあるはずだと考えます。しかし、現実をみると、通常は売上分の消費税も売上の入金として回収し、すべて会社の運営資金に回していくのが慣習となっていますので、このような考え方で行っている会社はほとんどないと思われます。 基準期間が1千万円を超える会社は消費税を納める義務が発生しますので、決算の納税資金を今から確保するために、身近な税理士さんに相談されてみては如何でしょうか?

ポテチ娘。


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