昨日で、東日本大震災から半年、アメリカの同時多発テロ事件発生より10年がたちました。
ともに、多くの犠牲者が出た悲しい事件です。アメリカのテロ事件当時、私は、当時証券会社の社員でした。今でもその時のことは市場に直接関わった者の一人としても鮮明に記憶しております。
あらためてその現実をしっかりと受け止めて、明日からも人生を力強く歩んでゆきたいと思います。
1回、寄付金のお話をさせていただきましたが、本来の保険のお話に戻りたいと思います。
今回は、「掛け捨ての保険」です。
私は、以前、ある保険会社の外交員の方(今でも尊敬しております)より、生命保険の基本は、掛け捨ての保険だと、強く言われました。今、私も同じ自意見です。
しかしながら、なかなかそうは言ってもというのが、正直な所ではあります。
今回は、少し私なりに解釈している内容を、ご紹介させていただこうと思います。
たとえば、健康で元気なサラリーマンの健さんという方がいて、奥様とお子様二人というご家族構成とします。
健さんが、奥様とお子様の将来を考えて、老後の生活費・教育費などのお金を準備することにしました。そこで月5万を積み立てることにしました。年間60万積み立てることになります。
ここで、もし、健さんが不慮の事故で積み立て開始後2年で働けなくなった場合、いかがでしょう。月5万の積み立ては難しくなります。ご家族はたいへんですよね。
そこで、積み立てを始める時、健さんに掛け捨ての生命保険を1億円かけたとします。その保険料は、月1万円前後だと思われます。
先ほどの状態になった場合、いかがでしょう。
生命保険金が1億円、健さんのご家族は受け取ることができます。保険料は2年間で24万円です。
はいっていなければ、積み立て金の120万円のみです。
私は掛け捨て保険のメリットはここにあるのではないかと思います。法人の場合でも一緒だと思います。
安い掛金にて、万が一の時に積み立ての差額をしっかり埋めてくれるのです。
もちろんだからといって必要以上にご加入される必要はないと思います。
しっかりライフプランを検討した上で、法人の皆様は、会社の必要な保障額(標準保障額)を算定して上で、ご加入をご検討されるのが、良いかと思います。
弊所でも標準保障額・ライフプランのお手伝いをさせていただいておりますので、ご相談ください。
これから、だんだん涼しくなってまいりますので、ご体調には、ご注意ください。
鈴木 明