自分の身は自分で守る~厚生年金基金の廃止に学ぶ~

2012年10月01日 | Weblog

みなさま、おはようございます。

9月は日中残暑厳しく、朝方冷える日が多かったですが、体調お変わりなくお過ごしでしたでしょうか。

 

さて、9月28日に厚生年金基金が廃止の方針であることが発表され、大変驚きました。厚生年金基金と言えば先のAIJ投資顧問の年金消失問題で一時期大問題になりましたので心配していたのですが、ついにこの時が訪れたのか…という感じです。

 

厚生労働省の今年7月の調査で、全国572基金の半数にあたる286の基金で、公的年金の一部を国に代わって運用する「代行部分」の積立不足が1兆1,100億円に達したそうです。厳しい財政状態に陥っている基金が非常に多いことがうかがえます。基金廃止の方針は、これ以上の財政立て直しは困難との判断によるものです。そして、この積立不足の穴埋めに企業年金とは無関係の厚生年金の保険料が充てられる可能性もあるようです。

 

これに思うのは、現役をリタイア後、生活を支えてくれるはずの国の制度である年金が、本当に信用できない状況になったのだという事です。これまでは、誰もが年金を基軸に老後のライフプランを描いていたのではないでしょうか。それが、根底から覆されたのです。

 

今後は、自分の身は自分で守って行くしかないのではないでしょうか。

しかし、そうは言っても簡単に実行できるものではありません。そのような時は、弊所に是非一度お声掛けして頂けないでしょうか。

弊所では以前より、Tax & More の精神の下、お客様のライフプラン提案にも力を入れております。また、ライフプランを考える際には欠かせない保険についても、お客様お一人お一人にベストな商品をご提案させて頂いております。必ず皆様のお役に立てると信じています。

不確かな制度に振り回されることなく、ご自身の力による安心で確実性あるライフプランを私たちと一緒に考えて行きませんか。

藤野慶一