年内解散は避けられないであろうと思われていた衆議院が解散しました。
一票の格差是正の区割りが決まらぬず違憲状態のまま、また、19年ぶりの予算の越年編成等々、
問題を含みながらも、12月16日投開票が決まりました。
ところで、問題といえば国の借金です。
財務省が11月9日に発表したところによると、9月末時点で983兆2,950億円もあり、過去最大を更新しています。
日本の総人口で割ると、1人当たり約771万円の借金を抱えているそうです。
何故、借金が増えるのか…。
簡単に言いますと、収入より支出が多いためであり、その足りない分を借金で穴埋めし続けた結果なのです。
ここで、事業で考えてみます。
事業の場合、赤字を出し続けると借金は膨らみます。
赤字を出さないために、売上をあげ、無駄な経費を抑え、黒字を出していく必要があります。
それでは、赤字を出さなければ借金は増えないのか?
-ご存知の通り、答えは違います。
事業の場合、売掛金、手形の回収サイトといったものがあり、また、設備投資をした時など、
損益計算による利益と実際のお金の出入りにズレが生じます。
したがって、事業の場合も、お金に関して、収入が多かったのか、それとも支出が多かったのかといった
「お金の入り」と「お金の出」に目を向ける必要があります。
さて、総選挙によりどのような政権が出来、その結果、景気はどうなるのでしょう。
前田 哲也