所得税・相続税の増税

2013年01月15日 | 税制改正

おはようございます!

 皆様、三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?東京では記録的な大雪だったようで、当初のご予定の通りに過ごせなかった方も多かったことと思います。都心でもいまだ道路が凍結している箇所が残っているようですので、お近くの方はお気を付け下さい。

 さて、税制面に関してこの一週間で一番大きなニュースといえばやはり相続税・所得税の増税だと思います。

 以下、1月15日の日経新聞の記事から引用いたします。

 「自民、公明両党は14日の与党税制協議会で、焦点の富裕層への課税強化で、所得税と相続税の最高税率を2015年1月から引き上げることで合意した。相続税で新たな最高税率の55%を適用するのは、課税対象の相続財産が6億円を超える場合とする案を軸に調整する。遺産額から差し引ける基礎控除の縮小で課税対象も広げる。

  所得税の最高税率は45%に上げる方向で、対象となる課税所得の水準は今後詰める」 

 相続税に関しては記事の通り相続財産が6億円を超える場合、所得税は課税標準が3000万円~5000万円を超える場合に上記の税率が適用されることになるようです。

 

 先々週、フランスの俳優ジェラール・ドパルデューさんがフランス国籍を捨て、ロシアの国籍を取得したとのニュースがありましたが、そのときの理由が富裕層に対して課せられる高い税率に反対してとのことでした。(フランスでは年収100万ユーロを超える人には75%の税率が課せられるそうです!

  今のところフランス程の高税率にはなっておりませんが、高額所得の方には大きな負担増となります。弊所でも先を見据えて、お客様へ効果的なアドバイスができるよう今年も頑張ってまいります!!

 

監査部1課 川端正人