お酒にかかる税金

2014年12月01日 | Weblog
みなさん、おはようございます。

早いもので今日から師走ですね。今年もラスト1ヶ月、やり残しが無いよう確認作業をしっかりして、気持ちよく新年を迎えたいと思います。

さて、12月ということで、これからはお酒を飲む機会も増えると思います。お酒というと、最近はNHKの連ドラ「マッサン」が放送されていることもあってニッカウイスキーが人気ですね。ということで(無理やり感がありますが・・・)今日はお酒に絡む税金ウンチクをお話ししたいと思います(この後、マッサンはもう出てきませんのであしからず)。

ウンチク其の1!
みなさん最初の一杯はとりあえずビールですよね。そのビール類にはどれくらいの酒税がかかっていると思いますか?実は350ml缶あたりビールだと77円、発泡酒で47円、第3のビールは28円がかかっています。現状ではビールと第3のビールでは350ml缶一本で49円も違っているんですね。
現状はと断ったのは、つい先日こんなニュースが出たからです。
「自民党の野田毅税制調査会長は、風味が似ながら税率が異なるビールと発泡酒、第3のビールについて、将来的な税率の一本化が望ましいとの認識を示した。安い発泡酒と第3のビールの税率を引き上げる一方、高いビールの税率を引き下げる見直しを段階的に進めたい意向だ。野田会長は年末に決める2015年度税制改正大綱で中長期的な酒税改革の方向性を示したい考えだ。」
えっ!ということは、第3のビールを飲んでいた人にとっては値上げになっちゃうんですね。消費者にとって痛いことですが、発泡酒や第3のビールを開発した企業にとってもせっかく開発した企業努力がビールの泡のごとく消えて行ってしまうのですね

ウンチク其の2!
次にお酒と消費税の関係です。実は消費税はお酒本体価格と酒税の合計に対してかかっているのです。つまり、酒税に対しても消費税がかかっているのです。理由はともあれ、実質的には二重課税ですね。

ウンチク其の3!
最後に、税理士試験にも酒税法というものがあるんですよお酒好きにはが一番楽しい勉強かもしれませんね。

以上、ウンチクにお付き合いいただき、ありがとうございました。天気予報では、今週から急に寒くなるようです。インフルエンザも流行り出しましたね。うがい、手洗い、マスクで未然に防ぎましょう!予防接種もお忘れなく。藤野慶一。